公園の池(東京都杉並区)
こんにちは。
今日もありがとうございます。
皆さんは極限状態に追い込まれたことはあるでしょうか!?
自分がフリーハンドで使える時間がない。
味方がいない。
急にショックを受ける。
栄養状態が悪い。
極度に疲れてしまっている。
…こんな場合、たいていは自分に余裕がなくなってしまうのは、
当たり前のことです。
余裕があれば、なんとか改善しようと模索しにいくことも可能ですが、
それを尽くして、余裕の全てを注ぎ込んでも敵わなかったからこそ、
追い込まれてしまうわけです。
こうなってしまったら、です。
私の経験では、あまり友達を頼るのも考えものだと思います。
極限状態というのは、相手を思いやる余裕がなくなる状態のことを言います。
ということは、大切にしている友達を傷つけたり、
無残な姿を晒してしまうことになります。
よい人間関係というは相手の気持ちを斟酌し合えばこそのものなのに、
それが抜け落ちてしまうからです。
…ということは、極限状態にあっては、
人と相対しても罪悪感を感じるし、
一方に依存するだけになるし、
かえって不幸になるだけなのです。
これは大変な状況にある人を追い詰めるために言っているのではありません。
人間、キャパを越えたものが襲ってくればこそ、
異常なほど萎縮してしまうものです。
そこには理屈が通用しません。
逆に言えば、極限状態を経験した人であれば、
理屈を越えた感覚をわかってもらいやすいとも言えるわけです。
というわけで、つらい状態を相談するなら、出来るだけ苦労してきた人、
もしさらに選べるなら聞き上手な人を選ぶべきです。
「あの時ああ言っていたじゃない!!」
「いつまで凹んでいるんだ!!」
挫折したことのない人ほど、理詰めで接してくるものです。
しかし、人間いつも理詰めが通用するわけではありません。
理屈を組み立てる前には、まずは精神的にしっかりして、
先を見通せるようになることが大切です。
同じく極限状態を経験した人ほど、それをわかっているハズです。
あるいはまた、心療内科や精神科など、
専門家に頼る手引きをしてくれるかもしれません。
繰り返しますが、極限状態は非常事態であり、
平和に生きてきた人にその状態を知る術はありません。
どんな人も、このことを理解する必要があります。
もう一つ言えるのは、
極限状態を抜け出した時、
必ずつらい思いをしている人に優しくできるハズだということです。
極限状態にある皆さんに、どうかそんな日が来ることを心よりお祈りしています。