北欧スウェーデンの生き方、習慣、考え方などを楽しく伝えられたらいいな
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卒業シーズンです。
特に、高校卒業は、お祭り騒ぎ、馬鹿騒ぎ・・・
Studentenと呼ばれる風物詩です。
(ちなみにStudentenというのは訳すと学生という意味ですが、この高校卒業の馬鹿騒ぎを表す名詞にもなっています)
風船や、ライラックの葉でかざられた車が
校門前にずらりと並びます。
卒業生を乗せて街中を走りまわるのです。
トラックや、オープンカー、結婚式さながらの
ロールスロイスまでみかけました。
プラカードには幼い頃の写真が拡大して
はってあったりして、
「アナ、おめでとう」
などと書いてあります。
普段のおとなしいスウェーデン人からは
想像できないほど、この日の卒業生達は
はめをはずして、さわぎます。
最初は、何のお祭り騒ぎ?とびっくりしました。
街中を練り走るのに取り締まらない警察。
微笑ましくみています。
それを仕掛けているのが親というのが、また驚き。
スウェーデンでは18歳になると自立独立の時を迎えます。
高校の卒業式は、まさに、子離れ親離れの象徴の日。
親にとっても感慨深い記念日なのです。
親も子も自立の時を感じる日なのでしょうか。
友達のニルスは、「両親の中が悪くて、この日、誰も校門前にきてもくれなかった。だから、そっと、一人で帰ったんだ。一生忘れない」
なんていう複雑な日でもあります。
スウェーデン人は、そのまま、大学進学する人は多くなく、一回就職したり、海外へ修行に出たり、専門学校に行ったり・・・
ここからの人生を自分で作り上げていくことになります。
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