北欧スウェーデンの観光地、生き方、面白さを画像とエッセイで伝えます
今回は「ヨータ運河」
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閘門(こうもん)式運河って、聴き慣れない言葉。
水位を変えて高低差のあるところを船で行けるようにしている運河のこと。
パナマ運河なんかが有名よね。
スウェーデン西海岸の北海(ヨーテボリ)からスウェーデン東海岸のバルト海(ストックホルム)まで、船で行けたら便利!
だって、南回りだとデンマーク領で、襲われたり、高い税金を取られたりしちゃうし!!
と考えたスウェーデン国王が、イギリス人の土木技師トーマス・テルホードに依頼して設計した。
1810年に着工したこの事業は、1832年に完成。
なんと22年半もかかっている。
閘門(こうもん)式っていうのは、水位の高いところから降りる時は、
前後の門を閉めて、川の水を抜く。
低いところと水位が同じになったら、行く方向の門を開けて、通過。
登るときには、前後の門を閉めて水を流して船を浮かせる。
高いところと水位が同じになったら、行く方向の門を開けて、通過。
という、頭のいい、しかし、悠長なしくみ。
全長190キロ。
こんなふうに進むのかというのを、画像で体験してください。
まず、船を上下できる前後に門のついた部分に水を入れます。
はい、満杯になりました。
向こうの門が開いて、待っていたヨットが入ってきます。
入ってきた門が再び閉まります。
今度は、門の中の水を抜いて、低い方の水位にあわせます。
同じ高さになったら、行く方向の門を開きます
はい、いってらっしゃ〜い。
今度はのぼります。こんなサイズの船でもOK
低い水位を高くします
高さの違いがわかりますか?
水が足されます。
そりゃ、みんな、見学しちゃうわよね。
だいぶ上がってきました。
はい、行ってらっしゃい。
一船通過に、かなりの時間がかかります。
こどもたちが、「もう飽きた〜。行こうよ〜」というのをなだめつつ、撮影。
東西横断するのに、こんな閘門が34個。
しかも、完成して10年後には鉄道ができて、ほぼ活躍しないまま・・・とほほ。
しかし、今では、観光の目玉として注目されています。
全長を旅するクルーズは、6日間(20万円〜30万円ぐらい)。
急ぐ場合は4日間。
もっと急ぐ場合には2日間のミニコース(6〜8万円ぐらい)もあります。
宿泊は、ホテルで、いくつかの観光地も立ち寄ります。
画像は公式ホームページから借用・・・あ、別にコマーシャル料もらってません
しかし、コロナの影響で、クルーズ船の旅・・・どうなんだろう?
打撃を受けていないといいなあ。
運河の公式ホームページはこちら
クルーズ船の日本語サイトはこちら
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