こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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情報公表制度って、なんなのよ!!

2008-11-12 00:16:29 | 日々のあれこれ
今日、居宅支援の公表調査がありました。
これって、いったいなんなのよ!!と思ってしまいます。
今年で3年目ですが、毎年重箱の隅を、針先でつつくように、バージョンアップしていますね。
これって、誰もが事業所の事業内容や、サービス内容を知る事ができ、よりニーズにあったサービスが受けられるように作られた制度らしいのですが・・・
インターネット上に、すべての介護保険事業所の情報がわかるように公表されているのですが、昨年一年間を通してでも、公表制度を見ましたといって、訪問依頼があった事は、一度もありませんでした。
だいたい、介護保険そのものを知らない一般の方々がまだたくさんいらっしゃるのに、公表制度なんて知る由もないですよね。
後は、ケアマネとかが見るのかな??参考にはなるかもしれませんが、ほとんどの場合、地域で頑張っている事業所のなかで、自然に連携のネットワークが出来ていて、十分その事業所の良し悪しもわかっているところに依頼していますよね。
あとは、ホームページや、ブログや口コミですね。地域の皆さんには、ちゃんと評価してもらっているので、ありがたいと思っています。
だいたい、「認知症の研修をやっていますか?」「個人情報についての研修をやっていますか?」とか「それはいつ、どのように、全員が出席したかを出しなさい」
とか・・・どう思います?
毎年毎年、同じ研修はしません。私たちはもっと前へ進んでいますので、そういう基本はわかった上での次のステップへ進まなければ、進歩は無いんです。
かたちだけ、日時と一行「やったんです。」という記述があればいいような、研修は組んでません。
なんなんですか?私たちは、忙しいんです。もう、そんな暇があったら、一人でも多くの患者さんのところへ行き、苦痛を緩和し、穏やかな在宅療養を提供したいんです。介護保険になってから、馬鹿みたいに膨大な書類を書かされ、印鑑を山のようにもらって歩き、大量の紙とトナーと電気を消費し、最も貴重な時間も浪費し、一部の人が机上の空論を戦わせて作り上げた、介護保険制度の歯車として、働き続けているんです。もう、いい加減に、書類を増やす事をやめませんか?
エコロジーの観点から言っても、本当に資源の無駄です。
それなら、市場調査でもしたらどうですかね。
どれだけ、現場の人間が必死で介護保険を支えているかわかると思います。
形式だけ作っているやつ、出て来い。!!
と、ちょっと今日は興奮しています。
まあ、別に無理に丸にしなくてもいいんですよね。
でも、一生懸命取った利用者アンケートで、すごく喜んでもらえた結果がたくさん返ってきていて、それを報告したカンファレンスが、公表の指定期間より3日遅かったから「していない」ことになっちゃたのですから、ちょっと憤慨しても言いですよね。
なんかこう、ものの本質はもっと違うところにあるんじゃないかと思うんですが、
まあ、不正請求や利用者への質の悪いサービス提供なんて話も、あるにはあるんでしょうから、お役人はこんな形でしか、改善策が無いのかもしれませんね。
その前に、現場100回くら実習してから、決めてほしいんですがね。
あとは、いろいろ介護保険作っている皆様のご都合もあるんでしょうし・・
ずいぶん高い、調査料もどのようになっているのでしょうか?
とりあえず、調査が丸であろうと「なし」であろうと、そんな事はお構いなく、患者さんはどんどん在宅に切り替わっていますので、そのかたがたを、何とか守らねばならない私たちなのですから、前を向いて頑張るしかないですよね。
麻生内閣のお金ばら撒き法案もどうかと思うけど、国はもっとお金の使い方を考えてほしいと思う今日この頃です。