こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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3日間お勉強

2012-01-09 22:54:31 | 大学の事
この3日間、発達心理学のお勉強に集中できました。

最初は、3ページ読むと睡魔が襲ってきて、こりゃあどうしたものかと思いましたが・・・。

(あ・・もちろん、睡魔には逆らいませんでしたが・・^_^;)

でも、思春期のあたりから、すごく興味深くなってきて、成人期あたりで「なるほどー」となり、一人で「ほほー」とか言っている私を、夫が「大丈夫??」とか言って気味悪がっていました。

教科書は、通信教育用のもので、発達心理学Ⅰ・Ⅱは放送大学の客員教授の書いたものでした。

全体に哲学的というか、文学的な表現が多くて、私的にはその抽象的な文面や、いろんな作家の引用などもちりばめられていて、面倒くさい内容の割に面白かったことで、集中できたのかもしれません。

でも、私が興味を持ったのは、試験にはあまり関係ないことばかりでしたが・・。

そのなかで、とりあえず書き出した言葉。

成人(おとな)になることは「愛することと、働くこと」   フロイト

シンプルだけど深いと思いなぁ・・と。

発達理論で有名なエリクソンさんが、人間のライフサイクルを8段階の自我発達図式にあらわしたのですが、その中で成人期の決定的転換期を「生成継承性(ジェネラティビティ)」としています。
何のこっちゃ。ですが、こういう事です。

成人期の25歳から40歳くらいまでを成人前期、40歳から60歳くらいまでを世人後期と考えます。
成人後期は、中年期とも言います。

そうです私です。

人生前半は、大人になることが課題で、自己のアイデンティティを確立し、家庭においても仕事においても「一家をなす」ことだといいます。
このことを、フロイトは「愛することと働くこと」と言ったそうで、エリクソンさんは「この簡単な公式は熟考に値する!!」と言ったとか・・。

で、成人になった後は、どのような発達が考えられるのか。
エリクソンさんは、「生成継承性」と「停滞」の対立によって特徴づけられ、そこから身につく力が「ケア」なんだと言っています。

この時代は、すでに子育てが終わっている人も多くて、自分が子供を産み育てるという文字どうりの意味を超えて、さらに広い意味で次世代に残す子供や仕事や作品を生み出し、育み、次世代へと継承していく、すなわち創造や生産性に関わるのだという概念なんだそうです。

そして、「ケア」とは自分が生み出したもの、想像したものを大事に思い、責任を持ってひき受け、それを見守り育んで継承していく生き生きした力の事なのだとか。

成人期の発達は、次世代に向け責任をもって、育み育て、継承すること。
さらには、ケアのプロセスは一方通行ではなくて、相互的である。ほほー


と言う事が、もろもろ書かれておりました。

ま、これだけじゃやはり「なんのこっちゃ。」とは思いますが、赤ちゃんから発達の経過を読み進みながら、今の自分の時期に至った時に、あんまり考えたことがなかった自分の今までの人生をそれに当てはめてみたのです。
そうしたら、たしかにその各期の区切りのあたりで、転換期らしきことが思い当ったわけです。
自分の意識の中でですが、確かに自分の立ち位置が変わってきていることが、明確になりました。

ふ~ん。こういう学問なのか・・。
なんとなくですが、ストンと理解したというか、今までも何度も感じてはいた事。

今、私のなすべき事。
昔と違う今の自分。

わははは。

そんなこんなで、理屈っぽくなってしまいましたが、とりあえずお勉強しながら、ちょっと納得できてうれしかったので、書いてみました。

3連休が終われば、またいつもの生活です。
久しぶりに、緊急当番もまわってきます。

明日から、気持ちを切り替えて、また頑張りましょう!