こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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しょうがないじゃん。

2012-10-29 22:33:29 | 訪問看護、緩和ケア
何か大きな問題に直面した時に、その問題そのものを受け入れなければならないことがあります。
これはいろんな場面でありますよね。

自分の境遇を受け入れる。
自分の病気を受け入れる。
想定外の真実を受け入れる。
苦難の未来を受け入れる。

受け入れるって、いいことはほとんどないようですね。
大金が転がり込んできたって、受け入れるとは言いませんから、やはり苦難の現実という事になります。

この苦難は、当事者はもちろんですが、実は私たちも患者さんのもろもろを受け入れなければなりません。

自分たちが想定する在宅療養。
それが患者さんにとって受け入れられるとは限りません。

もう無理と言われた退院を強行するとき、なおかつあれもこれも嫌で、介護力は望めなくても、絶対に自分のやりたいようにする!

こういうことは、実はままあるのですが、これもやはり受け入れなければならない現実なのです。

「イヤー・・どう考えても危険だし、無理だよねー」といくら騒いでも、これはどうしようもないのです。

今日も「汝、受け入れよ!!」と叫んで、頭を抱えるケアマネを置いて帰ってきました。(~_~;)

しょうがないじゃん、いくら話しても本人納得しなきゃ始まらないっしょ。
やってみて、だめならあきらめてこちらの提案を受け入れてくれるかもしれないし。

しょうがないっていうのも、時には必要ですよね。

しょうがい。なるようにしかならないし。
これはいつもの私の結論です。

いつも私に降りかかるいろんな出来事。
想定外のアクシデントも、ありえないような現実も、なぜ私に降りかかるのか、理解しがたい事実も、しょうがないじゃん。
逃げられないなら、受け入れるしかないし、きっとなるようになる。

受け入れることは、いうほど恰好のいいことじゃなくて「しょうがない」の続きなのだと思えば、結構気が楽になるものです。