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私たちの命の営みは、
外部からエネルギーを取り入れ、
外部へ老廃物を排泄することの
繰り返しです。
エネルギーとは三大栄養素、
「脂質」「タンパク質」「糖質」で、
食物から摂取します。
老廃物とは「気体」「液体」「固体」の形で、
体外に排出します。
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エネルギーとなるには酸素をとることが
不可欠です。
そして、からだ全体に栄養や酸素を運ぶには、
運動が不可欠なのです。
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安静時と運動時の全身への血液配分は、
脳 13~15%
心臓 4~ 5%
肝臓・
消化器系20~25%
腎臓 20%
骨格筋 15~20%
生殖器・
その他 10~15% ですが、
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運動を行うと(中等度の運動を30分以上)
脳・心臓・肝臓・腎臓は2%~5%に少なくなり、
なんと、骨格筋に80%から85%に流れます。
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次に呼吸ですが、
空気中には、
酸素 21%
二酸化炭素 0.03%
窒素 79%あり、
この数値の%が吸気時にからだに入ります。
では呼気時はどうなるかと言いますと、
酸素 16%
二酸化炭素 4%
窒素 79%に変化し、
体外に出ることになります。
なんと、吸気時より100倍の二酸化炭素が
呼気時に排出することになるのです。
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「呼吸」と「運動」は密接な関係にあり、
そのことで「血液の循環」がスムースに
行われるのです。
心臓を出た血液は、
また心臓にもどるのに「1分もかからない」こと。
私たちの血管は、
「地球の2周半の長さがあること」をおもうと、
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いかに現在人にとって、
「運動をする」ことの重要性が分かるはずです。
このようなお話をしながら今年の直接指導を
行ってきました。
札幌の「豊平まちづくりセンター」教室は、
生徒さんたちにとって利便性のある場所で、
もっと実践者が増えてほしい教室でもあります。
今回はもう一つの課題として、
「もうすこし筋肉に負荷」をかけてみようと
指導しました。
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もちろん、
「目標心拍数(適正心拍数)」と相談しながらです。
同じ運動をいつも同じ負荷で行うことも大切ですが、
「回数を少し増やしてみる」
「うつ伏せ姿勢から仰向け姿勢を機敏にしてみる」
「保持する運動はもう少し頑張って保持してみる」
「動き動作を少し大きくしてみる」
「特に吐く息を意識的にしてみる」
「動かすべき筋肉をもっと意識してやってみる」など。
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指導の途中に
「今日はハードだ」
「いつもより汗がでる」
「なんか、頑張りすぎ」などの声。
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終了後も、
「今日はとても疲れた、きつかった」の声。
指導後は生徒さんたちとランチタイムでした。
お店を出るときに、
「また指導に来てくださいね」
「9月の黒松内での10周年記念会に行きますからね」と
声をかけてくださいました。
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豊平の指導者も生徒さん達をほんとうに大切にしていると
感じながら札幌駅に向かいました。