北海道の小さな町・黒松内から発信した田中式健康体操(T・K・T)終生二足歩行を求め 全国で実践指導中        

北海道・大阪府・奈良県の18市町村・68教室の活動風景や本部主催の田中式健康体操の活動・行事などを綴ります

[第3回 歌才元気塾]

2010年04月12日 | [ 歌才 元気塾 ]

「呼吸についてのお話」

今回は「呼吸」についての話でした。
呼吸には、「内呼吸と外呼吸」とがあり、
外呼吸には、「腹式呼吸と胸式呼吸」のふたつの呼吸の仕方があること。


心臓は、自律神経が支配していて、自分の意思では動かない臓器だが、
肺臓は、呼吸筋で動くので、しっかりと「肋間筋や横隔膜」を鍛えましょうと、
田中式健康体操の「腹式呼吸運動」を指導しました。


最初は、4呼間で息を吸ったり、吐いたり。次は6呼間で。
その次は8呼間でと長くしていくと、
「もう吸えない」とか「もう、吐いてしまった」とか、なかなかうまくいきません。


「熱心に腹式呼吸の練習」

少し慣れてきたら、胸とお腹に手をあて、胸の膨らみやお腹の膨らみを確認しながらの
「腹式呼吸運動」です。


「胸が膨れたら、肋骨の肋間筋が動いています。」
「息を吐いたり吸ったりしながら、お腹を膨らませたり、縮ませたりすると横隔膜が
 動きます。」
みなさん熱心に「腹式呼吸」をしていました。


「就寝時、起床時に5回ぐらいこの呼吸法をしてみてください。きっと気持ちが
 安らかになります。」と呼吸法の宿題を出しました。


「鏡に映して姿勢の状態を確認」

次は、鏡に自分の姿を映して、姿勢の確認をしました。
「右手と左手の長さが違うぞ。」とか、
「からだが真っ直ぐでない。」とか、
「腕が耳についていないとか。」各自、自分のからだを鏡に映し批評会が始まりました。


黒松内町から素敵な鏡のプレゼントが集会場に届いたばかりでした。
「この鏡、けっこうするべえ。」といいながら、一目瞭然で自分の姿勢を見ることができます。
自分のからだを厭うまもなく、過酷な労働に耐えてきたからだは、曲がり歪み縮んでいます。


頑張って、やっとここまで生きてきたのだからこそ、身も心も楽になって欲しいと願わずには
いられません。
私達の母や父がそうであったように。


恒例2次会のお茶会は、持ち寄り「漬物」のパーティーです。
歌才・黒松内・寿都の昔話に花が咲きました。


印象的な話がありました。
「生まれたこの地が、都会より10年遅れていると言って出て行った我が子に、
 田舎のよさと田舎で生きる意味を分からせることが出来なかった。」


「子供さんたちはいつか分かりますよ。こんなにいいものがあふれているところですもの。
 鮭が川に戻るように、いつかきっと思い出しますよ。」


「そうだなあ。今、都会から来る人たちは、こんな場所で暮らして生き終えたいと思ってくるんだべか。
 俺だって、思うんだからなあ。」


今回の歌才元気塾の締めくくりは、長老からの呼びかけで、全員で歌を歌おうと言うことになりました。
全員で合唱が始まりました。
「♪僕らはみんな生きている 生きているから歌うんだ♪」


次回の歌才元気塾は、「花見」の時期にしょうと決まりました。
「花見」の地域の行事は、10数年前に消滅していました。


うれしい地域の行事の復活です。


昼の1時から始めた「元気塾」は、夜の8時半に終了しました。
大先輩たちのパワーには、完全脱帽の私たちでした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿