MARUMUSHI

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『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』。

2011-03-26 23:59:39 | 映画日記
『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』を観てきた。

3Dとタイトルにあえて入ってるだけあって、『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY』の3D版となる。
でも、この作品を観るのは初めてやし、それどころか神山健治監督版の攻殻機動隊を観るのが初めて。
3Dにした目的は電脳化の疑似体験だそうで。まぁ、確かに3Dである効果はかなりあったと思う。

押井守が描く攻殻は比較的内向きで哲学的メッセージ色が強い。
でも、神山版では、実際の社会の世相が反映されたアイロニカルなメッセージが多い。
そのどちらの感性も含抱する事が出来る”攻殻機動隊”という世界の懐の深さのようなものを感じる。



時代は現代より少し先の未来。
日本は2度の大きな戦争を潜り抜け、劇的な再興を遂げている。
進む少子高齢化社会。
人道の名の元に進められた難民の受け入れ。
それに伴う社会不安。
そんな日本で13人のテロリストの連続自殺という奇妙な事件が発生。
さらに公安九課の周りで様々な事件が起こりだす。
鍵を握るのは”傀儡廻”という名のハッカーらしいのだが。。。


貴腐老人という言葉がこの映画で出てくる。
在宅で医療ネットにアクセスし、全自動介護システムによる介護をうける老人たち。そして、国が誰にでもこれを保証する。
このため、寝たきり老人を増加させることになってしまい、寝たまま干からびて死んでいくさまから出来た言葉だ。

孤独でありながら、個を持つ事が出来ず、ネットという集団を形成する。
そこに意思は存在するが理念は存在しない。
そんな状態は今の社会でもある事なんじゃないかと思う。
核家族化を推し進めた結果引き起こされてしまった孤独死、無縁社会といった歪。
この歪を修正する事が出来る可能性を秘めながら、逆に孤独を助長してしまっているネットというシステム。

Solid State Societyは、未来の話じゃない。
今のこの世界の状態を示しているのかもしれない。


『劇場版 マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~ 』。

2011-03-26 23:54:40 | 映画日記
『劇場版 マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~』を観てきた。

何がなんだか分からない。。。
(;゚д゚)
この世界観にはついていけなかった。。。
まぁ、劇中歌はいんじゃない?
菅野ようこは好きよ~。

前作の『劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~』を観たんで、その勢いで観に行ったけど。。。
ファンの人が多い作品と思いますけど、スンマセン!