NHK放送『未解決事件』File 02 オウム真理教を昨日見た。
元信者、特に最古参と呼べる信者をスクリーンとして、彼女に投影されるオウム真理教を描いたドキュメンタリー&ドラマ。
彼女はオウム真理教がまだ、オウム神仙の会と名乗っていた時代から参加していた出家信者。
幹部クラスの地位にいたが、オウム一連の事件への直接的な関与は無かった様だ。
彼女は時折神秘体験というか、霊的体験というか、とにかく普通とは違う体験をしていたようだ。
その体験を一緒に語り合えかつ共感してもらえる何かはなかった。
そのこともあってか、物質的かつ金満主義的なバブル期の日本社会で生きていくのがいささか苦痛だったようだ。
そのときにオウムとであった。
オウム真理教には不思議な一体感があったのだと思う。組織ではなくサークル。肩書きではなく役割。修行でありながら活動だった。
ほとんどクラブ感覚だ。本当にそうだったんだと思う。
それがどこからか変質した。
単なる殺人集団としての一面を濃くし始めた。
どうしてそうなったのか、ということを番組では探っている。
1つの意見としては、麻原彰晃の意見を忖度し過ぎた幹部達の暴走という見方がある。
確かにそれもあると思う。
だが、麻原彰晃自身の意志であることも間違いなかろう。
番組では、新しく発見した教団での説法を録音したカセットテープ700本を解析し、どの時点で麻原がテロや武装化の考えを持ち始めたのかを探り、断定といかないまでもおおよその答えを提示している。
ただ、どうしても疑問が残る。
麻原がなぜ変質して行ってしまったのか?どうして武装化などという考えを持つようになったのか?
それには答えが出せていない。
これに関しては、やはり彼が語らなければならないことだろう。
彼の心の内は彼にしか分からないはずだ。
残念ながら、その期も失われてしまったようだ。
彼は、今死刑囚として東京拘置所で収監されている。
拘禁症状とみられる精神疾患で完全に意思の疎通が不可能だ。
やはり彼を治療するべきじゃないだろうか?
被害者は彼を一刻も早く刑に処してほしいと思うだろう。
治療など必要ないと思うだろう。
でも、この事件は闇を存在させたままで終わらせるべきではない。
出来る限り全てを掘り返す必要があると思う。
元信者、特に最古参と呼べる信者をスクリーンとして、彼女に投影されるオウム真理教を描いたドキュメンタリー&ドラマ。
彼女はオウム真理教がまだ、オウム神仙の会と名乗っていた時代から参加していた出家信者。
幹部クラスの地位にいたが、オウム一連の事件への直接的な関与は無かった様だ。
彼女は時折神秘体験というか、霊的体験というか、とにかく普通とは違う体験をしていたようだ。
その体験を一緒に語り合えかつ共感してもらえる何かはなかった。
そのこともあってか、物質的かつ金満主義的なバブル期の日本社会で生きていくのがいささか苦痛だったようだ。
そのときにオウムとであった。
オウム真理教には不思議な一体感があったのだと思う。組織ではなくサークル。肩書きではなく役割。修行でありながら活動だった。
ほとんどクラブ感覚だ。本当にそうだったんだと思う。
それがどこからか変質した。
単なる殺人集団としての一面を濃くし始めた。
どうしてそうなったのか、ということを番組では探っている。
1つの意見としては、麻原彰晃の意見を忖度し過ぎた幹部達の暴走という見方がある。
確かにそれもあると思う。
だが、麻原彰晃自身の意志であることも間違いなかろう。
番組では、新しく発見した教団での説法を録音したカセットテープ700本を解析し、どの時点で麻原がテロや武装化の考えを持ち始めたのかを探り、断定といかないまでもおおよその答えを提示している。
ただ、どうしても疑問が残る。
麻原がなぜ変質して行ってしまったのか?どうして武装化などという考えを持つようになったのか?
それには答えが出せていない。
これに関しては、やはり彼が語らなければならないことだろう。
彼の心の内は彼にしか分からないはずだ。
残念ながら、その期も失われてしまったようだ。
彼は、今死刑囚として東京拘置所で収監されている。
拘禁症状とみられる精神疾患で完全に意思の疎通が不可能だ。
やはり彼を治療するべきじゃないだろうか?
被害者は彼を一刻も早く刑に処してほしいと思うだろう。
治療など必要ないと思うだろう。
でも、この事件は闇を存在させたままで終わらせるべきではない。
出来る限り全てを掘り返す必要があると思う。