『さかなのこ』を観てきた。
劇中の最初の台詞。
のんが魚に餌をあげながらいう、
「おはよう」
で、なぜこの映画の主演が彼女なのかが分かった。
どっちでもいいし、どっちでもない。
魚が大好きな人間。
それだけ。
さかなのこは、そうとは知らず、たくさんの人たちの人生を変えていく。
家族、友だち、不良、ギョギョおじさん。
魚が好きな人間でも人間だから社会の中で生きていかなくてはいけない。
人間の世界は魚の世界ほど簡単じゃない。
自分のなりたいものがわからない。失敗しか出来ず、大切に思った人もどこかに行ってしまう。
子どもの頃になりたかったものとなれるものの間に折り合いをつけることを「大人になる」というのなら、今までにないものになるにはたくさんの失敗をしなくてはいけない。
助けてくれる人がいる、ということは、過去の自分が今の自分を助けてくれている、と言うことだと思う。
子どもの頃になりたかったものになるには、大人になっても自分が変わってはいけない。
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