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Olympus PEN EEレストア⑤。

2011-02-18 21:35:25 | ジャンクカメラ
※このブログは、あくまで個人的な覚書であり、このブログを参考にして修理・分解を行ってカメラが壊れてしまっても一切責任は持ちません。


<改造(つづき)>
3)さて、このセレン光電池をどうするかというと、カメラ全体のために犠牲になってもらう
まず、先ほどのアモルファス太陽電池を、この形から、

電動リューターを使って、ダイヤモンドカッターで角を取ってしまう。この時点では概ねでいいので、セレン受光部の円周にあわせてカットする。
セレン受光部のプラスチック部分も一部切除。そして、セレン光電池に電動ドリルで穴を開ける。これはアモルファス太陽電池からのリード線を導くための措置。ちなみにセレンって強くは無いけど有害なんで作業中はマスクしたほうが良い(と思う)。少なくとも、独特の臭いが部屋に充満する(学生時代にセレノ尿素というセレン化合物を使ってたんで分かる)。

4)角を取ったアモルファス太陽電池にリード線を半田付け。たいした作業じゃないけれど、おっそろしく難しかった。一度半田付けを失敗すると、太陽電池の電極部が熱で壊れてしまい、二度と半田が乗らなくなってしまう。おかげで2個お釈迦にしてしまった。。。
4コ カッテテ・゚・(ノД`)・゚・ホントニヨカタ。。。
何は無くともリード線付け完了。
5)セレン光電池に開けた穴に、リード線を通してみる。当然ながら、微妙に穴と位置が合わない。半田が乗ってる分、浮き上がりもあるので、リューターで穴を広げていく。落ち着きのいい所が出来たらアモルファス太陽電池をセレン光電池上に接着するのだが、接着の前に、念のためにセレン光電極の表面にマニキュアのベースコートを塗り、不導体化させておく。
乾いたらその上にアモルファス太陽電池を接着する。
最後に、アモルファス太陽電池の側面を削って、受光部の円の中に綺麗に収まるように整える。

こんな感じの物が出来た。

裏側はリード線を上手く取り回しておく。


よし、もう一息!


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