暑いとなんだかやる気が起こらなくなるもの、私にとってそれはお料理です。
朝日新聞の「作家の口福」というコラムで川上弘美さんが、
気温が二十八度以上になると『真夏スイッチ』というものがオンになって、お料理もなるべく火を使う時間が短くてすむものになる傾向があるというお話をされていらして、「すごいわかる~!!!」と、とても共感しました。
私のある日のメニューは豚しゃぶサラダ。
豚をゆでて、あとはいっぱいのサラダと一緒に盛り付けるだけ(笑)。
盛りつけるだけ、のようなメニューが頻繁に登場するようになります。
あとはいろいろとアレンジがきくものを大目に用意するというのも私のパターン。
その代表格が蒸し鶏。
大目に蒸し鶏を作っておいて…。
ある日は棒棒鶏。
(豚しゃぶサラダとほとんど変わらないのでお写真は割愛させていただきます)
そして、次の日はフォー風に。
旦那さんの実家から稲庭うどんをたくさんいただいたので、稲庭うどんをフォー風に。
高山なおみさんのレシピを参考にさせていただきました。
そしてその次の日はエスニックライス。
材料は同じでも見た目の雰囲気が変わると、まるで別物みたいですし、時間も短縮できてとても得した気分になります。^^
ここ数日鶏が続いたので、今度はお豆腐で。
冷奴、豆腐ステーキ、豆腐ハンバーグ…
しみ豆腐の梅味噌焼き
「しみ豆腐」とは高野豆腐と同じもののようなのですが、
お豆腐をパックのまま一晩冷凍して、その後解凍して水を絞ると自家製のしみ豆腐になるというレシピを発見し、おもしろそうなので作ってみることにしました。
そのレシピでは、梅肉とみりんとお味噌をあわせたものとシソをしみ豆腐の間に挟み、
小麦粉とパン粉をつけて揚げるという、それはそれはとっても美味しそうなものだったのですが、この暑い中、揚げ物はしたくなかったので、私はフライパンで焼くことにしてみました。
三之助のお豆腐なので、まずくなるはずはありません!
とてもおいしかったのですが…
…でも、
多分揚げてたらもっとおいしかっただろうなぁ…(笑)。
ある日気がついたら亀裂が入っており、急いで金繕いを施したお気に入りのこちらの器にも、
黄金色に色づいた『しみ豆腐のはさみ揚げ』の方が美しく映えていたような気がします…。