ちびもかの縁側

ちびモカ2猫との日々
2011年秋、むぎが加わり3にゃんとなる
2015年1月モカ、虹の橋へ
4月コタ仲間入り

事件発生

2017-08-30 11:33:38 | 日記
昨日、事件が起きた。

まず最初に。事件って言っても、そもそも私が軽い気持ちでやってしまった事が、根本の原因。

悪いのは私で、他は誰も、何も悪くない。

あまりにショックで、ハッキリ覚えてない部分もあるけど、自戒の意も込めて、無い脳みそ絞って描いてます。

怒りを覚える方もいるかと思いますが、事の顛末を記しておきます。


朝、起きて。猫達がゴハンを食べてる間に、いつもやっている事。



隙間は最小限にして窓を開け、シャッター雨戸をあける。

私の体の半分の幅。中腰から、シャッターを上に。この時、3猫はゴハンの真っ最中のハズ

・・・だったのに

私の肩越しに、何かが通過した? 風圧みたいなのを感じた。本当に一瞬の出来事。


次に私が見たものは


2匹の猫が、団子のまま、庭を転がる。

そう。親分が庭にいるのを気付けなかった私。

おそらく事前に察知していたコタ。大ジャンプ&ダッシュで、私を飛び越えて、隙間から庭に駆け出してしまったのです。

当然、ゴハンは食べかけ。コタがゴハンそっちのけなんて。

よっぽど親分の事が気に入らなかったんだ。・・・今になって気付く馬鹿な飼い主。

そして、即始まってしまった取っ組み合いの喧嘩。飛び散る毛、2匹の叫びが響く。

「ヤバイ!!!!!!」

パジャマのまま庭に飛び出す。が、喧嘩猫の間に割って入る事はできない。目についたのは散水ホース。

慌てて蛇口捻って


2匹共ずぶ濡れ。でも喧嘩が終わらない。

すると親分が庭からフェンスを越えて、隣家の裏庭へ。地主さんの敷地なので、広い。草木も生えてる。

親分を追って、コタもフェンスを飛び越える。「ダメーーーー! 行かないでーーーー!」

フェンス越しの私との距離、5m程か? そこでまだ2匹で睨み合い&唸り合い。

なんとか2匹を引き離そうと、フェンス越しに、放水攻撃は続く。


この時点で、2匹は少し離れた

一瞬、コタが追いかけるそぶりをしたのだけど、親分がそのまま走り去った。

残されたコタ、硬直。目つきがおかしい。まだ自分を見失ってるのは明らか。

ここで下手に、いきなり近づいたら、逃げてしまうと思った私は

右手にカリカリ、左手に開けた缶詰を持ち、フェンスの上から下から、手を差し出しコタを呼ぶ。

早朝、大声の猫の喧嘩。かと思ったら、外にはパジャマ姿のオバサンが両手に猫の餌持って、半泣きで呼んでる。

近所の人、「あの人頭おかしい」と思ったかもしれない。でも本当にそれどころじゃなかった。

そんな私の、フェンスのむこうで、コタは


その場に生えてる草を、一心不乱にもぐもぐ

猫草的な、ちょっととんがってる葉っぱ。下草みたいに、周囲に生えてる。それをひたすら食べてる。

視線は合うんだけど、私の事分かってるかどうかは怪しい。

その場の草を食べて、気持ちを落ち着かせようとしているのか?

ただ、この時「コタの野生スイッチが、これ以上ONになったらヤバイ」ととっさ思った。

保護前に、お外に放浪してた頃の感覚を、思い出してしまったら、走り去ってしまうんじゃないか? そう思ったのです。

イチかバチかの賭けだったけど、意を決してフェンスをまたいで、隣家の敷地に潜入。そーっと距離を詰める。

コタ、まだ草を食べてる。更に近づいて




・・・・抵抗する事もなく、普通に抱っこで保護できた。私、全身冷や汗でびっしょり。コタ、水濡れでびっしょり。

まだまだ冷静とは程遠いと思ったので、コタは室内に戻ったら、そのままケージIN

ただならぬ空気にビビる、ちびとむぎ。こういう時は、むしろ遠巻きでいてくれる方が助かる。


・・・と、なんとか脱走、喧嘩、から保護はできたのです。


そもそも私が野良猫であろう、親分におやつをあげたりしたから、期待して来るようになってしまった。

いつも通りと、僅かでも隙間を開けて、気を抜いてた。

コタが親分の事、相当気に入らないっていうのを、私が分かってあげてなかった。etc

落ち度は上げればキリがない。

今回は本当に「たまたま」保護できただけ。

奇跡的に、コタが深追いしなかった。

奇跡的に、親分が道路に逃げなかった。

奇跡的に、隣家の裏庭が生い茂ってなかったので、姿を見失わなかった。(←前日に、たまたま地主さんが、下草を刈っていて、見通しがよかった)

奇跡的に、私が近づいても、コタが逃げなかった。


我を忘れたコタが、そのまま走り去らなかったのは、本当に奇跡。



家に入って、私が少し落ち着きを取り戻して、時計を見たら

脱走から喧嘩、保護まで、時間は15分程。

ものすごーーーーーーーーーく長い時間に感じた。


大怪我はしてなかったものの、相手は野良猫。

そう、感染症のリスク。

いつまでも泣いてても、解決しないので、半日、コタにケージにいてもらった後、落ち着いたのを見計らって、この日の午後病院へ行きました。

この話、続きます。










コメント
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