正しい道を司る

八ヶ岳・小淵沢の地で『真理』を探究する

『前谷定次郎』ここの定食屋さんから謎のひも解きがはじまった……/岐阜県郡上市白鳥町前谷

2015年12月16日 | 不思議だ発見だ
今朝の小淵沢




そうそう、今回の旅は至る所に繋がりがあり驚いたしだいなのです。

先ずは、白山中居神社の歴史を "サクッ"と。


白山に於ける山岳信仰の祖 泰澄の開山後、白山登拝が盛んになり
加賀(石川県)、越前(福井県)、美濃(岐阜県)に登拝の拠点となる「馬 場」(登山口)が開かれた。

 
白山中居神社は美濃禅定道の道すがらの石徹白(いとしろ)村に鎮座し、
村は神社の社領として村民は全て神社に属し社人身分(神社に仕えて末端の社務に従事する神職)、社家身分(世襲的に仕える神職の家柄)となり 無税、帯刀御免(江戸時代、特別の家柄や功労により、武士でない者に帯刀を許したこと)の身分とされていた。


1754年この特異なる村で 神社の指導権をめぐり神主派・神頭職派の争いの『石徹白騒動』が8年にかけて発生。また、郡上藩内で同時期に発生していた『郡上一揆』と共に江戸幕府による吟味の預かる所となった。






この騒動の根底にあるものは「権威」「権力」「威光」「格式」「癒着」「賄賂」「世襲」。
今も尚、現代まで続く愚かな人間の悲しい相。そう、恐ろしや数々の『慾』なのです。








で、

白川郷から高速道路を使い1時間(71km)の道のりで定食屋『前谷定次郎』さんへ。







このとき、当然なにも知らずに定食を貪っていた二人なのです。

「自然薯(じねんじょ)定食」




「鶏ちゃん(けいちゃん)定食・(岐阜県の郷土料理)」





帰宅し調べるまで、なんぞここの店主は渋めのお名前だなとお気軽に思っていたら
「定次郎」って『郡上一揆』の中心人物で「前谷」は定次郎の生地とのこと……。



2000年公開の日本映画



なんと店の壁に「傘連判状」(一揆などで用いられた円環状の署名形式)が掲げられていた!




なんじゃここのお店……。





様々な興味が尽きず帰宅後、調べていくと『石徹白騒動』なる事件が。



公家で神祇伯の白川家や吉田家の絡みなど「権力」「威光」「権威」が交錯しており
一説に寄ると吉田家の威光をかさに支配を企む石徹白豊前(白山中居神社神主)が神頭職派約500人の村民に対し

『この者どもは皆、白川殿白川殿と申し、吉田様の印判をしようとしませんので、そんなに白川が良いのならば、京都の白川では遠すぎますゆえ、飛騨の白川へ追放してください』と。wikipedia


……神頭職派の約500人(村民3分の2に相当)がきのみきのまま村から追放され、厳寒期の豪雪地帯そして険しい峠道を歩いて白川郷へ。現在の道のりでも70kmは有に超える距離。しかも真冬で豪雪地帯……凍死や谷底へ転落死など苦難の道のりであった。




辛かっただろうな……




石徹白騒動での白川郷と白山中居神社、そして郡上一揆での定次郎が繋がった……。


こりゃDVDを見なきゃ。








体調をくずされませんようくれぐれもお体等、お『気をつけて』下さいね。



【地球は生きている】








「皆様が笑顔でありますように」





『あなたなら大丈夫・大丈夫・大丈夫!』



 そなえよ つねに  

ありがとうございました