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流離未踏

流れの果てにあるものは・・青天霹靂

イタドリの滋味を味わう

2025年04月14日 | 野山旬菜
里山ではないのでこのくらいでも太いほうかな?
芽先と葉は薬茶用に切り取り、茎を30秒ほどゆでて皮をむく。

斜め切りにしてポリ袋に入れ、塩(小さじ1)をふったらポリ袋の口をしばって重石代わりにペットボトルをのせておく。

10時間後、このままではしょっぱいので水にさらす。
時間は量にもよるが30分くらい。塩気を抜き過ぎるとうまくない。

塩気を抜いたイタドリを炒めてきんぴらにしてみました。
歯ごたえはネマガリタケに似た感じで、軽い酸味はこの野草のキモ。まさに滋味。

春野萌え・・次から次へ

2025年04月10日 | 野山旬菜
春の野草は順番通り、こちらの都合なんて知っちゃいないのでアッという間の伸び盛り。

からし菜、桜、クコ、アケビ・・毎年やってくるこの間違いのない順番が嬉しい。

ゴヨウアケビの花が咲き、春が勢いよく萌えはじめた。
蔓の先端10cmほどを指先で折り採りながら旬の香りを思いっきり胸に吸い込む。

これが本当の木の芽。
塩を少し加えたお湯で数分ゆでる。ゆで過ぎ注意。

水気をしぼって適当にきざんで山かけどんぶり。
長芋と相性が合わないわけがありません・・滋味が体中を駆け巡り、いつも通りの春が来た。

次はクコ

2025年04月09日 | 野山旬菜
桜が散り始めてからし菜の花が咲き、いよいよ春真っ盛り!

そして、クコの葉もいい感じに開き始めた。
なるべく太い茎を選び、指でつまんで先端を折り採る。

きれいに洗ったらたっぷりのお湯でゆでる。ゆで始めてすぐにお茶の匂いに似た良い香りが漂う。

こまかくきざんですり胡麻をたっぷり加えて頬張る。
口に含めばやや青くささを感じる爽やかで上品な香り、そしてポクポクした歯ごたえも味のうち・・一年ぶりの出合いにありがとうと自然に感謝。

キャラブキ

2025年04月02日 | 野山旬菜

冬越しのため部屋に入れたホースラディッシュの花芽が起ち上がりはじめた。
初夏になれば白い小花をたくさん咲かせるというが、その花をまだ観たことはない。

その隣でスンスンのびているのはツワブキの新芽。

40cmくらいにのびた数本を折り採り、春の香りを味わう。

細い茎なので皮はむかずに下ゆで数分。流水にさらして軽くアク抜き。

ごま油で炒めて酒、砂糖、めんつゆで味付けし、煮含めて完成。
少し硬さは感じるが久しぶりの春味堪能、ちょっとほろ苦。口の中に早春の風が吹く。

ノビルの味

2025年03月31日 | 野山旬菜
ノビルの味噌炒めはおふくろの味。
フライパンで炒めたノビルに味噌だけを加えたその味は強烈過ぎて今でも記憶に残ってる。

野のものなのでサッと下ゆでしてひげ根を取り除く。
味噌、酒、砂糖、みりん、めんつゆを混ぜて合わせだれをつくっておく。

ごま油で炒め始めたらすぐに合わせだれを加え、やや強火でからめて短時間で仕上げる。

ちょっと甘めもいいものです。

残ったノビルはキムチにしてみた。三日後には丁度良い味になってる筈。

ノビルのキムチ レシピ
鍋に米粉(小さじ1)と水を入れて弱火で熱して米ノリをつくって冷ます。
いしり、ナンプラー、塩麹、唐辛子粉、めんつゆ、ダシダ、砂糖、ニンニクと生姜のすりおろし、ゴマを鍋に加えて混ぜる。
下ゆでしたノビルを葉先からクルクル巻いてタレと合わせて漬け込む。