子供のころはこんな細い路地が好きだった。
本一商店街(御成道)にあるむかし酒屋だった店の角を左に折れる。
説明板(抜粋)
水の冷たい季節は、もり蕎麦がうまい。
つけ汁は宗田の削り節を煮詰めて出汁をつくり、酒、みりん、醤油を加えて仕上げた。味はちょっと濃い目。
冷たい蕎麦に合わせ、脇に添えたのは旬の菜花。芽先のほろ苦さを味わいながら蕎麦をすする。
春は苦みから・・旬を味わい、暖かくなりはじめた気温に身体を馴染ませる。
時節柄、免疫力UPも期待できるかな?
芝川(旧芝川)に架かる「門樋橋」を渡って左岸に移る。
川岸に降り、遊歩道を歩いて下流に向かう。
巡る季節はフルスピード・・見頃を過ぎた桜の種類がわからない。
首都圏で住みやすい街の一位になったらしいが、そんなランキングと街の実態はかけ離れすぎている。水害時の対応のお粗末さが世間に知られてないのかもしれない。
過去に似たような街だと思っていた川崎と比べれば、街の繁栄衰退の差は歴然としている。
鋳砂舞う車道を進む。
芝川沿いから一歩細道に入ると、そこには昭和から続く風景が今も残る。
赤錆色に染まった道路脇には同じ色の鋳物工場があり、鋳物砂独特の臭いが路地に流れる。
赤錆色に染まった道路脇には同じ色の鋳物工場があり、鋳物砂独特の臭いが路地に流れる。
無造作に積まれた木型は風雨にさらされてこのまま朽ちそうだ。
金属製の型枠の出番はもう無いのかもしれない。
赤錆びた色に染まった道路とブロック塀。そして、年季の入ったベンチ。
休憩時間に職人がうまそうにタバコをふかす粋な姿が想像できる。
「梛木(なぎ)の橋」を渡って帰途に着く。
鶏とごぼうを煮付けた常備菜。
スクランブルエッグと合わせてのせたご飯もいいけど、汁ごと混ぜて握った「かしわおにぎり」風もうまい。
「鶏とごぼうの煮付 レシピ」
食材はちいさく切った鶏もも肉とささがきごぼう。
りんごのしぼり汁、めんつゆと醤油、酒、砂糖を混ぜた3S(スリーエス)ソースを加えてじっくり煮付ければ完成。
食材はちいさく切った鶏もも肉とささがきごぼう。
りんごのしぼり汁、めんつゆと醤油、酒、砂糖を混ぜた3S(スリーエス)ソースを加えてじっくり煮付ければ完成。