中国の映画監督 チャン・イーモウ(張芸謀)は、1950年4月2日に中国陝西省西安で生まれました。2023年4月現在、73歳です。
隊長が密かに名付けた、世界的に著名な中国出身映画監督三羽烏(ジョン・ウー、チャン・イーモウ、チェン・カイコー)の中の一人です。
1968年に文化大革命で下放され、農場や紡績工場で労働に就きました。
1978年、文革後初めて北京電影学院が実施した試験を受けて年齢制限に引っかかりますが、文化庁長官に手紙で訴え、撮影学科入学を許可されます。
1982年に、北京電影学院撮影学科を卒業後、陳凱歌(チェン・カイコー)監督のデビュー作品『黄色い大地』に、撮影監督 として参加します。
1987年に、コン・リー(鞏 俐) 主演の『紅いコーリャン』で、監督デビュー。
(紅いコーリャン)
1999年製作の、チャン・ツィイー(章 子怡) を主演に抜擢した『初恋のきた道』 で、第50回ベルリン国際映画祭審査員グランプリを受賞。
2005年には、日中合作映画『単騎、千里を走る。』を、高倉健を主演に迎えて製作。
(2005年2月、「単騎、千里を走る。」の製作発表で、高倉健さん(中央)、降旗康男監督(右)と、写真に納まるチャン・イーモウ監督。)
その後も、多くの作品で監督を務め、現在では、中国を代表する映画監督だけではなく、世界的な映画監督第一人者となっています。
2008年の北京五輪では、開会式・閉会式の総合演出を担当。2022年、北京冬季五輪開会式・閉会式でも、総合演出監督を務めています。
私生活では、中国の一人っ子政策(現在では廃止)に反して、7人の子をもうけていたことで、話題になりました。
「隊長のブログ」では、チャン・イーモウさんの監督作品を、これまでに9本を紹介しています。
詳細は、下記一覧をご参照下さい。
尚、ジョン・ウー 監督作品の記事一覧は、こちらをご参照下さい 。
また、チェン・カイコー監督作品記事一覧は、こちらです 。
==「チャン・イーモウ 監督作品」 記事一覧==
(日本公開年順、題名、主演)
3. 2004年『LOVERS』 金城 武、アンディ・ラウ、チャン・ツィイー
5. 2011年『サンザシの樹の下で』 チョウ・ドンユィ、ショーン・ドウ
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