ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

涙をふいて

2010年01月26日 | 昭和諳心




涙をふいて / 三好鉄生


あの日 夢をさがして
オレたち 愛を 捨てたふたりさ
二度と めぐり逢うとは
思わなかった この街角で

ぬれた まつ毛 ふきなよ
あれからつらい 暮しをしたね
やせた お前の肩を
この手に抱けば すべてがわかる
涙をふいて 抱きしめ合えたら
あの日のお前に 戻れるはずさ
涙をふいて ほほえみ合えたら
遠い倖せ きっとふたりで

泣いて 涙涸れても
心に愛は 消せやしないさ
迷いつづけた人生
今日からお前 離しはしない
涙をふいて 抱きしめ合えたら
どこかで明日が 待ってるはずさ
涙をふいて 歩いて行けたら
遠い倖せ きっとふたりで

涙をふいて 抱きしめ合えたら
あの日の二人に 戻れるはずさ
涙をふいて ほほえみ合えたら
遠い倖せ きっとふたりで


作詞 / 康珍化
作曲 / 鈴木キサブロー

1982






■ 昭和譜心 ■

☆☆☆
★★


この曲が
T氏にも届きますように!!


★★
☆☆☆

第五大成丸


リバーサイドホテル

2010年01月19日 | 昭和諳心




リバーサイドホテル / 井上陽水


誰も知らない夜明けが明けた時
町の角からステキなバスが出る
若い二人は夢中になれるから
狭いシートに隠れて旅に出る

昼間のうちに何度もKISSをして
行く先をたずねるのにつかれはて
日暮れにバスもタイヤをすりへらし
そこで二人はネオンの字を読んだ

ホテルはリバーサイド
川沿いリバーサイド
食事もリバーサイド
Oh- リバーサイド

チェックインなら寝顔を見せるだけ
部屋のドアは金属のメタルで
シャレタテレビのプラグはぬいてあり
二人きりでも気持ちは交い合う

ベットの中で魚になったあと
川に浮んだプールでひと泳ぎ
どうせ二人は途中でやめるから
夜の長さを何度も味わえる

ホテルはリバーサイド
川沿いリバーサイド
食事もリバーサイド
Oh- リバーサイド

ホテルはリバーサイド
水辺のリバーサイド
レジャーもリバーサイド
Oh- リバーサイド


作詞 作曲 / 井上陽水

1982


 



■ 昭和譜心 ■



大学を
受験するために
前日、初心者マークで大阪へ
宿泊したのはリバーサイドの某ホテル
翌日、その大学までの道に迷い一方通行を逆走
目の前に現れたのはPB(ポリボックス)
当然のように反則切符を切られ
試験にも間に合わず
一つのプラグが
外れた




第五大成丸


グッド・バイ・ジェーン

2010年01月17日 | 昭和諳心




グッド・バイ・ジェーン / 柳ジョージとレイニーウッド


凍る夜空の光る星に手の触きそうな
峠に立って見下す山の遥か麓には
切なく点る 街の灯

Good-bye Jane お前を一人残して
旅立つ俺を許してくれ
Passing Thirties

俺は手負いの狼 死場所探して旅を始める
凍てつく夜道 独り彷徨えば
生き残ることの 意味も解るさ

Good-bye Jane 木枯し吹き止む頃に
迎えに来るさ お前を

Good-bye Jane 木枯し吹き止む頃に
迎えに来るさ お前を

Good-bye Jane お前を一人残して
Good-bye Jane お前を一人残して
旅立つ俺を許してくれ


作詞 / トシスミカワ
作曲 / 上綱克彦

1979






■ 昭和譜心 ■


ようやく
最近、暗くて
切なさ滲む歌が好きと
素直に表現できるようになった
若い頃、心の切なさを綴ったフォークや
籠ったようなR&Bが好きだとは言えないこともあった
地方で地元意識の強い硬派だったから
標準語で話す派手なロック系や
アイドルを追っかけることも
できない環境だった
あの頃もっと
素直に




第五大成丸


「人間の証明」 のテーマ

2010年01月09日 | 昭和諳心




「人間の証明」 のテーマ / ジョー山中


Mama, Do you remember the old straw hat you gave to me
I lost the hat long ago flew to the foggy canyon Yeah
Mama, I wondr what happened to that old straw hat
Falling down the mountain side Out of my reach like your heart

Suddenly the wind came up
stealing my hat from me yeh
Swirling whirling gusts of wind
blowing it higher away

Mama, that old straw hat was the only one I really loved
But we lost it, no one could bring it back
Like the life you gave me

Suddenly the wind came up
stealing my hat from me yeah
Swirling whirling gusts of wind
blowing it higher away

Mama, that old straw hat was the only one I really loved
But we lost it, no one could bring it back
Like the life you gave me
Like the life you gave me


作詞 / 西条八十 ・ 角川春樹 ・ ジョー山中
作曲 / 大野雄二

1977






■ 昭和譜心 ■

*****

西条八十 作 「帽子」

母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?
ええ、夏 碓井から霧積へ行くみちで、
渓谷へ落としたあの麦稈帽子ですよ。

母さん、あれは好きな帽子でしたよ。
僕はあのとき、ずいぶんくやしかった。
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

母さん、あのとき、向うから若い薬売が来ましたっけね。
紺の脚絆に手甲をした・・・。
そして拾はうとしてずいぶん骨折ってくれましたっけね。
だけどとうとう駄目だった。
なにしろ深い渓谷で、それに草が
背丈ぐらい伸びていたんですもの。

母さん、本当にあの帽子どうなったでせう?
そのとき傍に咲いていた車百合の花は、
もうとうに枯れちゃつたでせうね。そして、
秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの帽子の下で毎晩きりぎりすが鳴いたかも知れませんよ。

母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは、
あの渓間に、静かに雪が降りつもっているでせう。
昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と、
その裏に僕が書いた
Y・Sという頭叉字を
埋めるように、静かに、寂しく・・・。
 
*****


第五大成丸


夢の中へ

2009年12月31日 | 昭和諳心




夢の中へ / 井上陽水


探しものは何ですか?
見つけにくいものですか?
カバンの中も つくえの中も
探したけれど見つからないのに

まだまだ探す気ですか?
それより僕と踊りませんか?
夢の中へ 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?

休む事も許されず
笑う事は止められて
はいつくばって はいつくばって
いったい何を探しているのか

探すのをやめた時
見つかる事もよくある話で
踊りましょう 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?

探しものは何ですか?
まだまだ探す気ですか?
夢の中へ 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?


作詞 作曲 / 井上陽水

1973






■ 昭和譜心 ■


大晦日
1年の終わり
聴きたい曲は ・・・
思い浮かばない代わりに
虚無だったこの1年を回顧してみる
夢や具体的な目標を持たずに、日々漫然と
“人よりも○○” という視点だけで生きてきたかもしれない
これまでの人生のツケが大きく圧し掛かってくる
“探しものは何なのか” という意味のない
自問自答に時間を費やしてきた
その後悔と反省が一気に
押し寄せてきた
もう無理
や!
と、開き
直ったと同時に
♪♪探すのをやめた時、
見つかる事もよくある話で ・・・♪♪
という陽水のこの歌のフレーズが口を衝いた
半世紀を超え新たな1年を迎える来年
いかに自然体で取り組めるかが
ポイントになるのだろうか
「夢の中へ」 は
お預け
!!
どうやら
「現実の中へ」
向かう1年になりそうです
これまでよりは自然に身を任せつつ
しかし、自分らしい “理屈っぽさ” だけは無くさず
新たな自分を発見して新しいものを創造してみるつもりです


今年1年、このオッサンのブログを
ご覧戴き、ありがとうございました。
来年からは、少し更新が少なくなる
かもしれませんが、気が向いたなら
お気軽にご訪問くださいね。そして、
コメントやトラックバックも、どしどし
お寄せください。最後になりましたが

“ 来年が、皆様にとって幸多く
良き一年になりますように!”


第五大成丸


小春おばさん

2009年12月22日 | 昭和諳心




小春おばさん / 井上陽水


風は北風 冬風
誰をさそいに来たのか
子供は風車
まわしまわされ
遠くの空へ消えてゆく

小春おばさんの家は
北風が通りすぎた
小さな田舎町
僕の大好きな
貸本屋のある田舎町

小春おばさん 逢いに行くよ
明日 必ず逢いに行くよ

風は冷たい北風
はやくおばさんの家で
子猫のひざにのせ
いつものおばさんの
昔話を聞きたいな

小春おばさん 逢いに行くよ
明日 必ず逢いに行くよ


作詞 作曲 / 井上陽水

1973






■ 昭和譜心 ■


歌詞
曲そして
その歌声にまで
独特な領域を持つ陽水
透明な氷ほどその厚さは判らない
掴めそうで掴めない、測れそうで測れない
そんなイメージさえある陽水の世界
何者とも連動一致はしない
したくはないという
若き時代に
他人
との距離
その創造力こそが
個の確立には必要不可欠
そんな風に思っていた時代に聴いた曲
未だ他人との距離を測りながら
己の立ち位置を決める
そんな自身の
心は
ちっぽけ
情けなくもあり
意地ましいとも感じる
しかし、己の姿を何かに反射させ
その存在と価値を確認しなければ不安になる
人はひとりでは生きていけないのだと
改めて感じる瞬間でもある
この陽水の歌を
への
レクイエムとして ・・・


第五大成丸


二度とない人生だから

2009年12月16日 | 昭和諳心




二度とない人生だから / 泉谷しげる


二度とない人生だからと言って
みんなうまくは生きられない
寄り道だってしたくなるさ
それが無駄だとわかっていても

雨や風には逆らえぬが
なぜか人には逆らっちまう
別に悪気じゃないんだが
自分で相手を決めちまう

親もあれば家もある
女もいれば仕事もある
足りないものは無いんだが
それを壊しちゃよろこんでる

二度とない人生だからと言って
途中で生きるのを諦めて
次の人生に夢を託し
さよならを覚えておこう

二度とない人生だからと言って
途中で生きるのを諦めて
次の人生に夢を託す
さよならを覚えておこう


作詞 / 泉谷しげる
作曲 / 早川 隆

1973






■ 昭和譜心 ■


己の
選択した
道が常に正しい
とは限らないものだろう
どちらかといえば失敗が多くて
人生をゆるり振り返れば慙愧にたえない
ただ、「二度とない人生だから」 こそ、誰しもが
後悔はしたくないと心新たに立ち向かう
“思いきりやってみる” それとも
“諦めて次に託す” ・・・
“それも人生” と
言い訳を
発す


第五大成丸


冬京

2009年12月13日 | 昭和諳心




冬京 / 伊勢正三


ぼくの部屋の 夕暮れは
君が去った ドアの方から始まる
あの頃ぼくと そして君の夢は
同じものだと 思っていた

ぼくの胸に顔をうずめて
潮の香りがすると
故郷のない君だから
わかるのだろう

あの頃ぼくは 何のために
君と同じ朝を むかえてたんだろう

赤い電車は 止まらないほどの
その小さな駅の 見える部屋で
階段のぼる ぼくの足音
響き始めたとき

読みかけの本にしおりを
はさむ人もいない
こんな淋しさ それも東京
そして生きていくため

暖かい愛がなければ
冬は越せはしない


作詞 作曲 / 伊勢正三

1977






■ 昭和譜心 ■



西空へ
傾いた夕陽の
オレンジ色の明かりが
磨りガラス越しに見える部屋で
この 「冬京」 を微睡みながら何度も聴いた
好きな正やんの曲の中でも1・2を争うほどお気に入り
“ぼくの部屋の夕暮れは・・・” と 歌詞が始まり
“あの頃ぼくは何のために・・・” と 続く
“暖かい愛がなければ・・・”
と 流れる頃には
その夕陽も
沈む


第五大成丸


片想い

2009年12月01日 | 昭和諳心




片想い / 浜田省吾


あの人のことなど もう忘れたいよ
だって どんなに想いを寄せても
遠く叶わぬ恋なら

気がついた時には もう愛していた
もっと早く 「さよなら・・・」 言えたなら
こんなに辛くは なかったのに

あゝせめて一度だけでも
その愛しい腕の中で
「このまま 傍に居て 夜が明けるまで」 と
泣けたなら ・・・

あゝ肩寄せ歩く恋人達
すれ違う帰り道
寂しさ風のように
いやされぬ心を もて遊ぶ

あの人の微笑 やさしさだけだと
知っていたのに それだけでいいはずなのに

愛を求めた片思い
愛を求めた片思い


作詞 作曲 / 浜田省吾

1983






■ 昭和譜心 ■


あの
余りにも
環境の違ってた
彼女を取り巻く人間関係で
好きとか嫌いという問題じゃなかった
別次元で、激しい葛藤が生じていた気がする
でも、お互いへの想いは高まるばかり
やりきれなさが胸を強く突いた
別離を決断するために
長い時を費やし
得たのは
後悔




第五大成丸


「いちご白書」 をもう一度

2009年11月28日 | 昭和諳心




『 いちご白書 』 をもう一度 / バンバン


いつか君と行った映画がまた来る
授業を抜け出して二人で出かけた
哀しい場面では涙ぐんでた
素直な横顔が今も恋しい
雨に破れかけた街角のポスターに
過ぎ去った昔が鮮やかによみがえる
君もみるだろうか 「いちご白書」 を

二人だけのメモリィー
どこかでもう一度


僕は無精ヒゲと髪をのばして
学生集会へも時々出かけた
就職が決って髪を切ってきた時
もう若くないさと
君に言い訳したね
君もみるだろうか 「いちご白書」 を

二人だけのメモリィー
どこかでもう一度

二人だけのメモリィー
どこかでもう一度


作詞 作曲 / 荒井由実

1975





■ 昭和譜心 ■


淡い
というよりも
少しほろ苦く切ない
青春の1ページを感じうる
私より少し年上世代のサウダージ
歌詞にある “就職のために髪を切って” に
反発していたわけではないけれど
リクルートせずにフリーを
選んだ自分がいた
ことは事実
だった


第五大成丸


襟裳岬

2009年11月23日 | 昭和諳心




襟裳岬 / 吉田拓郎


北の街ではもう 悲しみを暖炉で
燃やしはじめてるらしい
理由のわからないことで
悩んでいるうち 老いぼれてしまうから
黙りとおした 歳月を
ひろい集めて 暖めあおう
襟裳の春は 何もない春です

君は二杯目だよね コーヒーカップに
角砂糖を ひとつだったね
捨てて来てしまった
わずらわしさだけを くるくるかきまわして
通りすぎた 夏の匂い
想い出して 懐かしいね
襟裳の春は 何もない春です

日々の暮しは いやでも やってくるけど
静かに笑ってしまおう
いじけることだけが
生きることだと 飼い馴らしすぎたので
身構えながら 話すなんて
ああ おくびょうなんだよね
襟裳の春は 何もない春です

寒い友だちが 訪ねてきたよ
遠慮はいらないから 暖まってゆきなよ


作詞 / 岡本おさみ
作曲 / 吉田拓郎

1974






■ 昭和譜心 ■


当時
北海道の
襟裳岬を勝手に
想像して “ええ曲やん!”
歌詞の意味は深く考えず聴いていた
今日、半世紀という大台に乗った私は、ようやく
拓郎の 「今はまだ人生を語らず」 の
一部分がほどけてゆく感覚に
遭遇できた気がする
“何もない春”
こそが
人生の
始まりであって
また、終りでもあるような
結局のところ “人生(人の生)” は
“何もない状態” に自身を置いてみない限り
本当の自分色なんて見つからない
この人生が夏色なのか
秋や冬色なのか
それとも




第五大成丸


ワインレッドの心

2009年11月23日 | 昭和諳心




ワインレッドの心 / 安全地帯


もっと勝手に恋したり
もっとKissを楽しんだり
忘れそうな想い出を
そっと抱いているより
忘れてしまえば

今以上 それ以上 愛されるのに
あなたは その透き通った瞳のままで
あの消えそうに燃えそうなワインレッドの
心を持つあなたの願いが かなうのに

もっと何度も抱き合ったり
ずーっと今夜をゆれ合ったり
哀しそうな言葉に
酔って泣いているより
ワインをあけたら

今以上 それ以上 愛されるのに
あなたがただ恥じらうより てだてがなくて
あの消えそうに燃えそうなワインレッドの
心をまだもてあましているのさ この夜も

今以上 それ以上 愛されるまで
あなたの その透き通った瞳の中に
あの消えそうに燃えそうなワインレッドの
心を写しだしてみせてよ ゆれながら

作詞 / 井上陽水
作曲 / 玉置浩二







■ 昭和譜心 ■
第五大成丸


冬が来る前に

2009年11月22日 | 昭和諳心

 

冬が来る前に / 紙ふうせん


坂の細い道を 夏の雨にうたれ
言葉さがし続けて 別れた二人
小麦色に焼けた 肌は色もあせて
黄昏わたし一人 海を見るの

冬が来る前に
もう一度あの人と めぐり逢いたい
冬が来る前に
もう一度あの人と めぐり逢いたい


秋の風が吹いて 街はコスモス色
あなたからの便り 風に聞くの
落葉つもる道は 夏の想い出道
今日もわたし一人 バスを待つの

冬が来る前に
もう一度あの人と めぐり逢いたい
冬が来る前に
もう一度あの人と めぐり逢いたい


作詞 / 後藤悦治郎
作曲 / 浦野 直

1977






■ 昭和譜心 ■


夏の
青々とした
葉が紅く色づき始め
秋がやって来るんだと思ったら
いつの間にか落ち葉
冬が来る前に
もう一度




第五大成丸


別れの朝

2009年11月16日 | 昭和諳心




別れの朝 / 世良公則


別れの朝ふたりは
さめた紅茶のみほし
さようならのくちづけ
わらいながら交わした

別れの朝ふたりは
白いドアを開いて
駅につづく小径を
何も言わず歩いた

言わないでなぐさめは
涙をさそうから
触れないでこの指に
心が乱れるから

やがて汽車は出てゆき
一人残る私は
ちぎれるほど手をふる
あなたの目を見ていた

言わないでなぐさめは
涙をさそうから
触れないでこの指に
心が乱れるから

やがて汽車は出てゆき
一人残る私は
ちぎれるほど手をふる
あなたの目を見ていた


作詞 / なかにし礼
作曲 / Udo Juergers






■ 昭和譜心 ■


愛嬢に
無理強いが
できるほどの自信が
なかったことは言うも愚かだし
遠距離が原因とするのは言い訳になる
かといって、ズルズルいくのは未練がましいもの
来るか来ないか ・・・ 男らしく訊ねてみた
朝、何も言わず駅まで歩いた二人
もう二度と逢うことはないと
互いに感じとれた
「別れの朝」
だった


第五大成丸


雨のハイウェイ

2009年11月11日 | 昭和諳心




雨のハイウェイ / 矢沢永吉


果てしなく続く ハイウェイ飛ばせば
なぜか この空しさは
捨てて来た あいつの面影が
いまでも 追いかけてくる

振りきるのさ もう この俺は
振りきるのさ 奴をおもいだすから

気がつけば あいつの好きな歌を
いつか くちずさんでた
理由もなく 笑ってみせる顔が
馬鹿だよ ゆがんでいるぜ

言いたくない もう おもいでは
言いたくない いまさら戻れないぜ

飛ばすぜ ハイウェイ
今は ふり向くな
飛ばすぜ ハイウェイ
この道続くかぎり

どこまでも続く この道この雨
忘れよう あいつの涙
すれちがう ヘッド・ライトが
にじむぜ タバコの煙のせいか

飛ばすぜ ハイウェイ
今は ふり向くな
飛ばすぜ ハイウェイ
この道続くかぎり


作詞 / 相沢行夫
作曲 / 矢沢永吉

1975






■ 昭和譜心 ■


“昔の
あの頃を
振り返れば ・・・”
は、今日の目線でしかない
あの時感じたものではない、ましてや
心の中に仕舞われていた印象の薄い想い出を
今、再び描写しようとすれば、どうしても輝きや懐かしさを
強調してしまうもの、そして、アウトローな域にも
それと同様に誇張したくなるものがある
想い出は自己満足でいいと思う
頭で旅して、心で遊ぶ
そんな次元が
いい。


第五大成丸