ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
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秋止符

2009年11月08日 | 昭和諳心



秋止符 / アリス

 
左ききのあなたの手紙
右手でなぞって真似てみる
いくら書いても埋めつくせない
白紙の行が そこにある

友情なんて呼べるほど
綺麗事で済むような
男と女じゃないことなど
うすうす感じていたけれど

あの夏の日がなかったら
楽しい日々が続いたのに
今年の秋はいつもの秋より
長くなりそうな そんな気がして

夢を両手に都会に出て
何も掴めず帰るけど
やさしさの扉を開ける鍵は
眠れない夜が そっと教えた

心も体も開きあい
そこから始まるものがある
それを愛とは言わないけれど
それを愛とは言えないけれど

あの夏の日がなかったら
楽しい日々が続いたのに
今年の秋はいつもの秋より
長くなりそうな そんな気がして

春の嵐が来る前に
暖かい風が吹く前に

重いコートは脱ぎすてなければ
歩けないような そんな気がして


作詞 / 谷村新司
作曲 / 堀内孝雄

1979






■ 昭和譜心 ■



物悲しく
どこか物憂げな
気持ちにもなるシーズン
過去を引き摺り彷徨っている自分の
弱くて小さな心と少しずつ向き合い断ち切って
未来に向かう準備をする季節でもある
春が来るまでに、重いコートを
脱ぎ捨ててなければ
繰り返される
秋色の



第五大成丸


酒と泪と男と女

2009年11月08日 | 昭和諳心





酒と泪と男と女 / 河島英五


忘れてしまいたいことや
どうしようもない寂しさに
包まれたときに男は
酒を飲むのでしょう
飲んで飲んで飲まれて飲んで
飲んで飲みつぶれて眠るまで飲んで
やがて男は静かに眠るのでしょう

忘れてしまいたいことや
どうしようもない悲しさに
包まれたときに女は
泪みせるのでしょう
泣いて泣いてひとり泣いて
泣いて泣きつかれて眠るまで泣いて
やがて女は静かに眠るのでしょう

またひとつ女の方が偉く思えてきた
またひとつ男のずるさが見えてきた
俺は男泣きとおすなんて出来ないよ
今夜も酒をあおって眠ってしまうのさ
俺は男泪はみせられないもの
飲んで飲んで飲まれて飲んで
飲んで飲みつぶれて眠るまで飲んで
やがて男は静かに眠るのでしょう


作詞 作曲 / 河島英五

1976






■ 昭和譜心 ■


第五大成丸


雨のリグレット

2009年11月06日 | 昭和諳心





雨のリグレット / 稲垣潤一


凍える淋しさを 片手で支えて
電話ボックスで くちびる噛んでる
乾いた交換の声が優しげに
“使われてません” と告げれば
しのび雨

Why oh why
時をへだてた今 なぜ 心は乱れる
Years ago
背中向けた恋に なぜ むせび泣くの
My heart

“今更そんなこと 死にたくなるわ” と
貴女がライターの 炎の向こうで
涙にふくらんだ 瞳をそらした
盛り場のホテルの窓にも
しのび雨

Why oh why
時をへだてた今 なぜ 心は乱れる
Years ago
背中向けた恋に なぜ むせび泣くの
My heart

雨の街は 暗い海
記憶の船 運んでゆく

Why oh why
時をへだてた今 なぜ 心は乱れる
Years ago
背中向けた恋に なぜ むせび泣くの
My heart

Why !? oh why
孤独は闇の中で 貴女を叫びつづける
Years ago
背中向けた恋に なぜ むせび泣くの

Why oh Why
時をへだてた今 なぜ 心は乱れる
Years ago
背中向けた恋に なぜ むせび泣くの
My heart

Why, oh why
時をへだてた今 ・・・


作詞 / 湯川れい子
作曲 / 松尾一彦

1982






■ 昭和譜心 ■



第五大成丸


結婚しようよ

2009年11月06日 | 昭和諳心




結婚しようよ / 吉田拓郎


僕の髪が肩までのびて
君と同じになったら
約束どおり町の教会で
結婚しようよ MMM

古いギターをボロンと鳴らそう
白いチャペルが見えたら
仲間を呼んで花をもらおう
結婚しようよ MMM

もうすぐ春がペンキを肩に
お花畑の中を散歩にくるよ

そしたら君は窓をあけて
エクボを見せる僕のために
僕は君をさらいにくるよ
結婚しようよ MMM

雨が上がって雲のきれ間に
お陽様さんが見えたら
ひざっこぞうをたたいてみるよ
結婚しようよ MMM

二人で買った緑のシャツを
僕のおうちのベランダに
並べて干そう
結婚しようよ僕の髪は
もうすぐ肩までとどくよ


作詞 作曲 / 吉田拓郎

1972






■ 昭和譜心 ■



第五大成丸


東京砂漠

2009年11月06日 | 昭和諳心




東京砂漠 / 内山田洋とクールファイブ


空が哭いてる 煤け汚されて
ひとはやさしさを どこに棄ててきたの
だけどわたしは 好きよこの都会が
肩を寄せあえるあなた ・・・ あなたがいる
あなたの傍で ああ暮らせるならば
つらくはないは この東京砂漠
あなたがいれば ああうつむかないで
歩いて行ける この東京砂漠

ビルの谷間の 川は流れない
人の波だけが 黒く流れて行く
あなた ・・・ あなたにめぐり逢うまでは
そうよこの都会を 逃げていきたかった
あなたの愛に ああつかまりながら
しあわせなのよ この東京砂漠
あなたがいれば あああなたがいれば
陽はまた昇る この東京砂漠

あなたがいれば あああなたがいれば
陽はまた昇る この東京砂漠


作詞 / 吉田 旺
作曲 / 内山田洋

1976






■ 昭和譜心 ■



第五大成丸


かんかん照り

2009年11月06日 | 昭和諳心




かんかん照り / 井上陽水


やけついた屋根がゆらいで見える
お日様は空であぐらをかいて
スズメ達はやけどをするのが恐いのか
どこかに隠れてる

水道の水が 「ぐらぐら」 たぎり
セッケンはすぐに 「どろどろ」 とける
恋人はレモンのジュースを作るのに
困った顔してる

いやな夏が Uh Ah
夏が走る Uh Ah

帽子を忘れた子供が道で
直射日光にやられて死んだ
僕の目から汗がしたたり落ちてくる
本当に暑い日だ

動かない事が一番いいと
ねころんでいても汗ばむ季節
恋人はやさしくよりそってくれるけど
心も動かない

いやな夏が Uh Ah
夏が走る Uh Ah

あつい夏が Uh Ah
夏が走る Uh Ah


作詞 作曲 / 井上陽水

1972






■ 昭和譜心 ■



第五大成丸


月が射す夜

2009年11月06日 | 昭和諳心




月が射す夜 / 風


窓から月が射す夜は
言葉では喋りたくない

君と居る 夏が行く 暑すぎたね ふふ

遠くを見てる
横顔が寂しい君だけれど

人はみな さびしがりやの
顔してるものだろう

音が跡切れた風鈴だけに
さびしい人の心が解かる

ある時 笑っていたね
流されれば すべてが終わるなんて

君は今 夏の終わりに何を捨ててゆくのか

季節が動く時の 蝉の声 響けば
さびしい人の心も変わる


作詞 作曲 / 伊勢正三

1978






■ 昭和譜心 ■



第五大成丸


アデュー

2009年11月06日 | 昭和諳心




アデュー / 庄野真代


あの日 待ちつづけてたの
ほんとよ 沈む夕陽の中
まさか 同じこの街で あなたと
出逢うなんて 不思議ね

若くはない わもう昔のように
心が揺れても きっと飛び込めは しない
そうよ 違う人生を 夢みた
二人だから 哀しい

熱い 言葉もなく今私は
告げる さよならアデュー
そっと さしだすその手のぬくもり
あなただった あの日の

わかっているわ だから何も言わないで
このまま見送るわ あなたの後姿
深いさみしさに負けて あなたを
忘れたんじゃ ないのよ

若くはないわ でも昔のように
抱きしめられたら すべてを捨てた きっと
あの日 待ちつづけたの
ほんとよ 沈む夕陽の中


作詞 作曲 / 庄野真代

1979






■ 昭和譜心 ■



第五大成丸



春雨

2009年11月06日 | 昭和諳心




春雨 / 村下孝蔵


心を編んだセーター渡す事もできず
一人 部屋で 解く糸に想い出を辿りながら
あの人が好きだった 悲しい恋の歌
いつも一人聞いた 古いレコードに傷つけた
くり返す声が 今もこだまのように
心の中で 廻り続ける
電話の度に サヨナラ 言ったのに
どうして最後は黙っていたの 悲しすぎるわ

あの人を変えた都会 すべて憎みたいわ
灯り消して 壁にもたれ 木枯らしは愛を枯らす
せめて もう少しだけ 知らずにいたかった
春の雨に 頬を濡らし 涙を隠したいから
遠く離れた事が いけなかったの
それとも 夢が 私を捨てたの
もう誰も 私 見ないでほしい
二度と会わないわ いつかこの街に帰って来ても
電話の度に サヨナラ 言ったのに
どうして最後は黙っていたの 悲しすぎるわ


作詞 作曲 / 村下孝蔵

1981






■ 昭和譜心 ■



第五大成丸


初恋

2009年11月06日 | 昭和諳心




初恋 / 村下孝蔵


五月雨は緑色
悲しくさせたよ一人の午後は
恋をして淋しくて
届かぬ想いを暖めていた
好きだよと言えずに 初恋は
ふりこ細工の心
放課後の校庭を 走る君がいた
遠くで僕はいつでも君を探してた
浅い夢だから 胸をはなれない

夕映えはあんず色
帰り道一人口笛吹いて
名前さえ呼べなくて
とらわれた心見つめていたよ
好きだよと言えずに 初恋は
ふりこ細工の心
風に舞った花びらが 水面を乱すように
愛という字書いてみては
ふるえてたあの頃
浅い夢だから 胸をはなれない

放課後の校庭を 走る君がいた
遠くで僕はいつでも君を探してた
浅い夢だから 胸をはなれない
胸をはなれない 胸をはなれない
今もはなれない 今もはなれない


作詞 作曲 / 村下孝造

1983





■ 昭和譜心 ■



第五大成丸


めまい

2009年11月06日 | 昭和諳心




めまい / 小椋 佳


時は私にめまいだけを残してゆく
だからワイングラスの角氷
眠りにつこうとする愛に
ささやかないで

時は私にめまいだけを残してゆく
だから小舟を運ぶ潮風よ
眠りにつこうとする愛を
揺り起こさないで

鏡に残ったあなたの後ろ姿
青い青い海が見える
さよならを描こうとした口紅が
折れてはじけた

時は私にめまいだけを残してゆく
だからくれなずむ海の夕凪よ
いかりをほどいてゆく船の
心留めて

鏡に残ったあなたの後ろ姿
青い青い海が見える
さよならを描こうとした口紅が
折れてはじけた


作詞 作曲 / 小椋 佳

1975






■ 昭和譜心 ■



第五大成丸


TAKAKO

2009年11月06日 | 昭和諳心




TAKAKO / 上田正樹


感じないふりをしても
抱きしめりゃ崩れてく人
夜の砂浜に
募る愛しさ
あなただけに I Love You タカコ
行く夏を惜しむよりも
ただ 寄り添って居られたら
だけど タカコ My Love
会いたい時に
いつも タカコ My Love
会えるわけじゃないから
せめて指の先に
オレを感じて

わけもなく泣かれるたび
胸騒ぎをキズで止める
割れた心の
カケラでいいなら
あなただけに I Love You タカコ
言葉に頼れば 月並みなだけ
遊びきれるような
そんな恋じゃないから
きっと回す腕が 腰になじむ
だから タカコ My Love
胸の先まで
いつも タカコ My Love
感じ合いたいあなたと
抱き寄せるたびに
忘れ得ぬ人


作詞 / 康珍化
作曲 / 井上大輔

1984





■ 昭和譜心 ■



第五大成丸


さらば青春

2009年11月04日 | 昭和諳心




さらば青春 / 小椋 佳


僕は呼びかけはしない
遠くすぎ去るものに
僕は呼びかけはしない
かたわらを行くものさえ

見るがいい
黒い水が抱き込むように
流れてく
少女よ 泣くのはお止め
風も木も川も土も

みんな みんな
たわむれの口笛を吹く


僕は呼びかけはしない
遠くすぎ去るものに
僕は呼びかけはしない
かたわらを行くものさえ

見るがいい
黒い犬がえものをさがして
かけて行く
少女よ 泣くのはお止め
空も海も月も星も

みんな みんな
うつろな輝きだ

ラララ ・・・


作詞 作曲 / 小椋 佳

1971






■ 昭和譜心 ■


“青春”
という言葉は
全てを美しく感じさせ
全てが輝いているよな錯覚すら
与えてしまう魔法の言葉なのかもしれない
だが、魔法はいつかは解けるもの
オトナになれば否が応でも
現実を見せつけられ
「さらば青春」
と云う


第五大成丸


地平線の見える街

2009年10月31日 | 昭和諳心





地平線の見える街 / 風


汽車はもう出ようとしてるのに
あいつと握手のひとつもできない
てれくさいものさ男同士なんて
明日から淋しくなるというのに
旅に出るのはいつもの気まぐれさと
笑いながら君は言う
今頃雪に眠る北の街で
夢を見て欲しいすばらしい友よ君はいつまでもさ

酒と涙の味が同じだった
あの頃はとてもよかったね
君はそのひげをそらないで欲しい
この街で暮らした思い出として
君の部屋は車の写真と
いくつかの地図に囲まれ
西の窓から黄昏れる頃
いつもきまってカリフォルニアの歌が流れて
きたものだった
君はいつもぼくに言ってた口ぐせのように
このせまい国のどこかにきっと
地平線の見えるところがあるとね
その目を輝かせて


作詞 作曲 / 伊勢正三

1976






■ 昭和譜心 ■



故郷で
おなじ目線で
過ごした彼女や友人が
それぞれの道を歩み始めた頃
愚生も進路に思念を巡らせたのは事実
この曲を聴いて何かが変わったわけじゃないけど
心に突き刺さった棘のような違和感が
ほどけてゆくような心地良さが
あったのかもしれない
人生観とやらに
邂逅した
気も




第五大成丸


人生が二度あれば

2009年10月25日 | 昭和諳心




人生が二度あれば / 井上陽水


父は今年二月で六十五
顔のシワはふえてゆくばかり
仕事に追われ
このごろやっと ゆとりができた

父の湯呑み茶碗は欠けている
それにお茶を入れて飲んでいる
湯飲みに写る
自分の顔をじっと見ている
人生が二度あれば この人生が二度あれば

母は今年九月で六十四
子供だけの為に年とった
母の細い手
つけもの石を持ち上げている

そんな母を見てると人生が
誰の為にあるのかわからない
子供を育て
家族の為に年老いた母
人生が二度あれば この人生が二度あれば

父と母がこたつでお茶を飲み
若い頃の事を話し合う
想い出してる
夢見るように 夢見るように
人生が二度あれば この人生が二度あれば


作詞 作曲 / 井上陽水

1972




■ 昭和譜心 ■


人生は
“誰の為?” と
問う陽水の歌に向かって
“勿論、自分の為!” と、返したあの頃
しかし、“人生とは何の為にあるのだろうか?” と
自問自答をし始めた頃から、この問い掛けに返せなくなった
“子供の為” とも言い切れない世代である自分には
明確な答えが見つけられず、立ち止まり
♪ 人生が二度あれば ・・・ ♪ と、
何度も繰り返し繰り返し
独り歌うだけの
日々が




第五大成丸