北颪（きたおろし）／ ラグの写真詩

山からの吹き下ろし

まるで、この冬の厳しさを

人間どもに見せつけるように

ビューーーン ビューーーン

平野を這って吹き荒れる

ビル間や路地裏にまで

猛威を振るって吹き荒れる

そう、

野郎がやって来たのさ

冷たく 乾いた キタオロシ

ラグの詩

後悔する時間が無駄 ／ ラグの写真詩

時間を費やしてきた

人生の時間を削ってきた

その時間は無駄やったんか

って振り返ることがあっても

その後悔して凹んでる時間が

無駄やって自分に言い聞かせる

そうせな自分が惨めになる

もう諦めよ、終わりにしよ

前に進まなあかんしな

ラグの詩

愛情を注ぐ ／ ラグの写真詩

猪口にお酒を注ぐように

ゆっくりと愛情を注ぐねん

表面張力を超えて溢れ出すやん

あ～あ、もったいない

ははは、それがええねん

ラグの詩