岡山県赤磐市の「茶臼(ちゃうす)」さんまで戸隠そばを戴きに~ 🚗³₃
建て付けの良い立派な古民家をリノベーションしたお店は、土間が広くて帳場跡のような小上がりもあり、昔は履物などのご商売をされていた商家だったとか ・・・
お座敷の席が沢山あったのですが ・・・ ベタ座りだったので、玄関入ってすぐのテーブル席で~ 😄
ラグは「茶臼御膳」
蕎麦は(ざるそばorかけそば)ざるそば、ごはんは(いなり寿しor白米)いなり寿しにしました
相方さんは「戸隠ざるそば・天ぷらセット」をオーダー
ざるそば(戸隠そば)が、笊(ざる)に馬の蹄(ひづめ)のような形に盛られています~ これは「ぼっち盛り」という、戸隠そばの独特な盛り方のようですね(食べ物や料理から全国の色々な文化や風習を知ることができる~ 日本は素晴らしい!)
お蕎麦は、しっかりとした食感と風味豊かな味わい~ 旨し‼️😋
盛り汁(そばつゆ)は、 薬味に辛味大根を使うからでしょうか~ ラグには少し濃いめでした(もちろん、美味しかったですよ)
天ぷら盛は、シッカリキッチリ仕事をされています~ ラグは基本、天ぷらはあまり食べない(好きじゃないというより美味しくないお店が多くて胃もたれするから頼まない)のですが、ここの天ぷらは秀逸でした(天つゆも軽めでラグ好み)~ 😋👍
いなり寿しは、中身の舎利がピンク色~ 漬物(紅生姜?)で綺麗な色付けになっていますが、塩辛さがほとんどなく円やかささえ感じる美味しいいなり寿しでした 😋
一つ残念だったのは「湯葉」が品切れだったこと ・・・「湯葉丼」が食べたかった~ 次回の楽しみとしておきます
ご馳走さまでした 😊
📍茶臼
岡山県赤磐市周匝1469
TEL:086-954-9130
@chausu130
【参考うんちく】
「ぼっち盛り」と名付けられたこの盛り方には諸説あります。
戸隠では基本的に1人前を五ぼっちとしていますが、この「五」という数字は、戸隠神社が五社あることに由来し、ざるの上で五つの神社を表しているという説があります。
大盛りざるそばを七ぼっちにしていることも五社とさらに五斉神社・宣澄社を含め、七つを表していると言われていて、神々への奉納の思いを込めて、この魂のような形をしていると言われています。
またこの「ぼっち」という名前にも意味があり、「ぼっち」を漢字で書くと「法師(または坊主)」と書きます。
これは山に入り、一人で籠り修行をしたお坊さん「独り法師」に由来しており、修験の山としても有名だった戸隠では、多くの法師が修行に来て、そのときに食べていたのがそばであったことに由来しているものではないかと考えられています。
一人ぼっちという言葉もこの一人で修行するお坊さんからできた言葉のようです。
ジブリ映画「もののけ姫」にも出てくる森や川・国を造ったとされる神様・ダイダラボッチのように、
「ぼっち」には神様という意味も含まれているとすれば、戸隠神社五社(または七社)の【神様を盛られているおそば】と言えるのではないでしょうか。
神仏習合、神仏分離という時代を過ごしてきた戸隠神社信仰の神々と戸隠の人々の食という身近なものを密接に関係させた想いが詰まったおそばなのです。
こんな考え方も、また戸隠のロマンを掻き立て、とてもおもしろいものだと思います。(某HPより)