「 旬の味 いかなご釘煮 」
昨日、実家から 「いかなごの釘煮」 が送られてきました。
何んでやろう ・・・
特に最近、“旬” とか “季節物” などの言葉に反応してしまう自分がいます。
子どもの頃、
“旬(四季)” を感じ、特に海の季節物(初物)は、当たり前のように口にしていました。
それが、生活の拠点を大阪に移した途端、旬や季節が 「仕事上」 でしか味わえなく
なった ・・・ そう、飲食店で “(お客様に)売るため” の旬や季節になってしまったのです。
飲食業から離れて、もうそろそろ5年になるでしょうか
やっと、普通に旬を感じれるようになってきた気がします(笑)。しかし、悲しいかな、
大阪(都会)で感じられる旬はほんまに少ない気がします。というか、“旬の味” が
最終段階の 「料理」 でしかないことがほとんどで、寂しい限りです。
地元に居た頃は、たとえば、この 「いかなご」 であれば、
まず、漁船が 「いかなご漁」 に出ていく姿から始まり ・・・ 網を入れ ・・・ 引き上げ ・・・
港に帰ってくる ・・・ 木のトロ箱(今はプラスティック製の箱かバケツ)から溢れんばかりの
新子がキラキラと光っている姿 ・・・ そして、春の海と新子と漁船の匂い ・・・
(※これは私の実家が海の仕事をしていて、魚市場の近くで暮していたからですが)
まず、これらの情景や匂いがあり、
そして、新子の釜揚げや釘煮となって食卓に上る ・・・ それを家族で頬張る ・・・
“おっ、そろそろ春やなぁ~” と感じるわけです。
「 そろそろ終わりの牡蠣 」
いかなごと一緒に、牡蠣の佃煮も送ってくれました。
今年は牡蠣をたくさん食べた気がします。実家では牡蠣はほとんど生で食べません。
殻付きのまま焼くか蒸し煮にします。その方が間違いなく旨味があるからです。
蒸し煮にした牡蠣が余れば、(生姜と醤油で)佃煮にして酒の肴とご飯の友です。
今年は寒かった(水温も低かった)ので、長い期間、楽しめました。
これは室津産でしょうか ・・・ 水温の低い地域(相生産や赤穂の坂越産)なら、
まだイケルかもですが ・・・ もうそろそろ終わりでしょうね。ご馳走さまでした!
■ 楽時々益 ■
旬や季節を
料理でしか感じない
ましてや、
仕事上のみ ・・・
こんな悲しいことはない
こんな寂しいこともない
もっと楽しもうや!
“旬” や “季節”
第五大成丸
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ただ、仕事がかつおの獲れる4月ごろが忙しくなる、とやっぱり私も仕事がらみで旬を感じているようです。
kannaと暮らすようになってからは、スーパーに一緒に行くので「おっ、たらの芽がでてる!」なんて思いながら買い物しています。
たまには「これ食いたいなぁ。」とkannaに目で訴えてね
まあ、都会であろうが田舎であろうが、どこに住んでいても
その地域一帯でしか行動範囲が取れなければそうですよね。
その代わり、その地域で起こる季節の変化で旬を感じれるものです。
街(都会)で暮らしていると、色んな地域の旬がごちゃまぜになって
押し寄せてきます。例えば、同じ食材でも産地違いで「旬」が時間差攻撃を
仕掛けてくるのです。( 鰹や秋刀魚はいつが旬なのか・・・? )