α-7DIGITAL 28㎜F2.0
エストニアのタリン旧市街。世界遺産である。
ヘルシンキからの高速船が着く、うら寂しい港から右も左も分からずに数分歩くと城壁が見えてきて、一歩中に入るとそこが旧市街だった。
港周辺の景色とは打って変わって、「中世そのままの」という形容が似合う、いかにもヨーロッパな街並みが続いていて、ベルギーのブルージュのようでもあり、教会の尖塔がたくさん並んでいるところなどは「百塔の町」といわれるチェコのプラハにも似ている。
ひっそりとした街かと思いきや、多くの観光客であふれていたという、その裏切りもまたプラハに似ていると言えなくもない。が、これは自分の勝手な思いこみのせいだ。
旧市街のまわりに広がる「新しい」街も見たかったが、日帰りでは全然無理。よって、バルト三国も次の旅行先の有力候補となってしまった。