Life with Leica

ライカ片手に写真散歩

リスボンの空

2006年01月31日 | ポルトガル

Leica M2 

NHKのニュースによると、リスボンで52年ぶりに雪が降ったとのこと。1ヶ月前、リスボンのホテルで東ヨーロッパの大寒波のニュースを他人事として見ていたことを思い出す。半世紀ぶりの雪に出会わなかったのは、ついているのかついていないのか。


何でもない風景

2006年01月28日 | 尼崎
Leica Ⅲf 

実にどこにでもある街灯とブロック塀だ。ただ、これが自分にとって特別なのは、子供の頃住んでいた家の前にあった工場の壁であること。つまり少年時代の思い出には欠かせぬ風景の一部なわけだ。
ところが先日気が向いて近くを歩いたところ、再開発で見事に消えていた。まあ、自分ももう何十年も生きてきたのだからそういうことは仕方のないことではある、と特にセンチメンタルになったわけでもないが、夜、銭湯への行き帰りにこの街灯と壁の上に眺めた月は今も忘れられないのである。

そのあたりの風景はこちらにも。

青の風景

2006年01月27日 | ポルトガル

CONTAX TVS DIGITAL

リスボン。理屈ではなく、単純に、ヨーロッパの街並みは美しい。ただし、壁の手の届く範囲は落書きだらけ。一方、日本人はきれい好きだが街全体の景観には無頓着。その違いは何だろう、と考えながら歩く。

ロビーのコーヒー

2006年01月27日 | ポルトガル

Leica M2 NOKTON 40㎜ F1.4

リスボンのホテルで。歩き疲れてホテルに戻り、コーヒーを1杯。メイア・ドュ・レイテというミルクコーヒーだ。部屋に帰れば無料のインスタントコーヒーもあるし、街のBARなら缶コーヒーなみの値段で飲めるのだが、ロビーの方がくつろぎながら飲める。


街灯、灯る

2006年01月25日 | ポルトガル
Leica M2 NOKTON 40㎜ F1.4

ほとんど夜の闇に沈もうとしているリスボンの裏町。実際はこの写真以上に暗く感じたのだが、NOKTONで夜を制した、というとオーバーに過ぎるか。


川景色

2006年01月24日 | 川風景

CONTAX TVS DIGITL

一昨日の日曜、妻とともに大阪の西九条から千鳥橋あたりを散歩。阪神電鉄西大阪線界隈は最近気に入ってる散歩場所だ。

その千鳥橋駅付近の川。こういう、街の中を流れる川のポカーンとした風景がなぜか好きだ。理由の一つはおそらく、都市の中にあってそこだけ空が広く見えるからだろうと思う。
東京の日本橋の上に乗っかった首都高速をなんとかしようという話、一も二もなく大賛成である。

ポスター

2006年01月23日 | ポルトガル
RICOH Caplio GX + DW-4

リスボン。滞在したホテルの近くで。

写真を趣味にする者にとって最大の悩みは実はカメラバッグの選択ではないかと思う。
ライカとコンパクトデジカメと、その他の小物をスムーズに収納できて、例えばリスボンの街を歩くのに似合う、いいバッグはないものだろうか・・。

リスボンの街角

2006年01月22日 | ポルトガル

Leica M2 NOKTON 40㎜ F1.4

日本の町を散歩するときも、なるべく外国からの旅行客になったつもりで歩くようにしているのだが、やはり実際に「外国人」になるのとは大きな差がある。ヨーロッパの町は被写体の宝庫だ。

海を眺める

2006年01月21日 | ポルトガル

CONTAX TVS DIGITAL

リスボンから列車で40分ほどの町、カスカイス。ここはビーチリゾートとして人気があるらしく、とても冬のヨーロッパとは思えない町だった。

ロカ岬

2006年01月20日 | ポルトガル

Leica M2 COLOR SKOPAR 35㎜

「ここに地終わり、海始まる」というカモンエスの詩の一節で有名な岬。ユーラシア大陸の西の果て。詩の全文を読んだことはないが、その一節が実に似つかわしい風景である。
実際、はるばる大陸を旅してきた者にとってこの景観は、まさに大地の終わりに思えたことだろう。そしてこの海もいずれどこかで突然に終わり、そこがこの世の果て、と考えるのも実に自然なことに思える。
にもかかわらず、はるか向こうに別の大陸がある、と考え船出するには、信念とか、勇気とか、冒険心だとか多くのものが必要だったろう。
いや、一番重要なのは人生そのものを賭けの対象にできる射幸心か。

・・記念写真にはしゃぐ若者が数人。