Xian
Nikon F100
最近のトヨタのCM、「エコ替え」を見ていると、どうもクルマを売らんがための欺瞞を感じてしまいます。
本当は、買い替えるよりも今のクルマを長く大切に乗るほうがエコだと思うのですが。さらにいえば、クルマに乗らないのが最大のエコでしょう。クルマのメーカーとしてそんなことはいえないでしょうけど。(こちらにも)
売れ行き不振などで自動車産業はどうやら大きな曲がり角に差し掛かっているようですが、今後電気自動車の普及が進むと、新興のメーカーや電気機械メーカーがクルマを作りだすでしょうし、「巨人」トヨタといえどもこの先どうなるかわかりませんね。
デジタル時代になってパナソニックやソニーが一眼レフを作り、ミノルタやコニカがカメラから撤退するとは誰も想像しなかったように。
Nikon F100
オアシスが近くなると穀物などを積んで行き交うロバ車の農民と出会うようになる。
このあたりにはむかしからラクダはおらず、乾燥しつくした砂礫の荒れ地に、忍耐強いロバがいちばん適応したようだ。
(アサヒカメラ11月号 椎名誠著 「シーナの写真日記」より)
タクラマカン砂漠近郊での話である。写真のロバ車は農民ではなく観光客が乗っている。自分もロバ車に揺られつつ撮ったのだ。
ロバはどういうわけかあまり賢いイメージを持たれておらず、ヨーロッパではよく「愚か者」の例えに使われる。こんなに頑張っているのにかわいそうな話である。
ところで。
先日、ふと気が向いて雑誌アサヒカメラを買ったわけですが、記事は相変わらずあまり面白くありません。が、口絵の、天皇陵を撮った写真に惹かれました。雑誌には数枚しか載っていませんが、神武から昭和まですべて撮られているそうで、この写真家は貴重な仕事をされているのではなかろうか、と思いました。
ちなみに、天皇陵などの古墳はできたときから今のように樹木が生い茂っていたわけではありません。神戸の舞子に五色塚古墳というのがあるのですが、それがどうやら完成当時のイメージに近いようです。自分も、できたばかりの陵墓(今でいう「古墳」)を実際に見たことはありませんが。
後期高齢者医療制度の保険料の年金からの天引きが今月から始まった自治体で、先月までの保険料が天引きされていると思い込んでいた高齢者などが保険料の未納となり、自治体から督促状を送られた問題で、督促状を送られた高齢者は関東地方を中心に18の自治体であわせて延べ22万人に上っていることがわかりました。
(10月3日付NHKニュースより)
このニュースを見て思ったこと・・。
問題の本質ではありませんが、お役所の作る文書はやはり難しい言葉(漢語というべきか)が多すぎる、ということです。
自分たちの都合で徴収が遅れたお金を納めてもらうのに、エラそうな堅苦しい文書を一般の人たちに送ったところで、すぐ理解していただくのは無理というものです。そういうスタイルの文書が必要な場合もあるでしょうが、状況によって変えないと自分で自分の首を絞めることになり、結局それは税金の無駄使いにつながってしまいます。
写真は中国のどこかで見かけた求人広告(たぶん)。もちろん漢字ばかり。
(こちらにも載せているのですが画質の悪さをご容赦ください)