Osaka City
RICOH GR DIGITAL
ニュース映像などによく登場する、大阪でもっとも有名な横断歩道です(と、いっていいでしょう)。
もうずいぶん昔、ある大学の研究で、町を歩く人々の平均速度、というのが都道府県別に出されたことがあり、確か、それによるともっとも速く歩くのは大阪の男性で、もっとも遅いのは鹿児島の女性だったように思います。
先日、あるニュース番組の企画で、その大学の先生が再び大阪の歩行者の速度を計ってみたところ、当時よりかなり遅くなっていたそうです。この横断歩道を見てますと、相変わらずどなたも忙しそうに歩いていらっしゃるように見えますので意外なものです。
ただし、自分の歩く速度が落ちたことだけは確かです。
上海の、急いで道を渡る人はこちら。
(追記)
イー・オリョン著『「縮み」志向の日本人』という本にこんな文章を発見。
日本の「国際交通安全学会」が発表した「社会的速度の指標化」(79年)には、道を歩く歩行速度が世界で一番速いのが日本人となっています。秒速1.67メートルの速さで歩く大阪人が世界第一位、1.56メートルの東京人は第二位、それに対してパリ人は1.46メートルにすぎないカメなのです。日本で一番遅い鹿児島人(1.33メートル)にしても、マニラ人より速いということになっています。いったい、こんなにセカセカして行くその目的地はどこだというのでしょうか。