たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

人口減少+施設の老朽化=負担増⇒知恵を出して

2013-12-19 06:38:45 | 考え方

12月18日(水)、ほぼ終日雨、朝からカッパを着て自転車にて出勤。早々に議会へ移動し10時~15時半頃まで【建設環境経済常任委員会】に出席しました。

昨日審議した部署は【下水道事業】と【水道事業所】、そして最後に前日に積み残していた『高砂市総合運動公園に対する指定管理』の関連。

今回の定例議会では全ての部署で光熱水費のアップによる補正予算が計上されています。これは、現在高砂市は総額で約4億円の電気料を支払っているのことですが、今年5月からの関西電力からの値上げ数%を受けて、増加した電気代です。

このことは勿論、昨日審議した上下水道にも影響し、既に年間で上水道だけでも8(百万円)のコストアップになっています。今の所、13(億円/年間)の売り上げがある水道ですので、これだけでは値上げに波及するか否かは、企業努力による吸収もあり得るので何ともいえません、とのこと。(水道料金改定は3年に一度で、次は確か平成28年度?)

ただ、昨日はもう一つ衝撃的、かつ予測は出来たが具体的な数字が水道事業より開示されました。これは、現在の水道管の老朽化対策費のことで、通常は40年で更新と考える水道管を現状より「60年は大丈夫」との判断のもとで見積もったもので、それでも平成28年度以降は現状の維持コスト(5億円)に+6(億円)のコストを上乗せしていかないと維持できない、とのことです。

私より「これは、政治判断は別にして単純に考えた場合、水道料金にどう影響するのか?」と質問した所、「現状13(億円)の売り上げに6(億円)が乗ることになるので、水道料金で約1.5倍になる」とのご説明。

政治的判断とは、このコストアップを全て使用者の水道料で賄うのか、税金(一般会計からの補填)で賄うのか等の判断のことですが、いよいよ老朽化費用が具体的に日々の生活に影響する姿が見えてきた様に思います。

人口減少社会+高度成長時代の資産の老朽化=未来を生きる者たちの負担増、こんな公式が成り立ってしまう社会、そこをどうやって明るく元気に、楽しい人生を過ごせるように出来るか?これが知恵出し処です、ね。

本日は12月定例会最終日、全ての議案の採決を行います。


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