12月10日(火)、出社後は早々に議会へ。10時~予定通り開催された12月定例議会、終了したのは丁度18時頃。数回の休憩をはさみながら補正予算について様々な角度から質疑が行われました。
その中でも昨日もっとも時間をかけたのが[地域密着型サービス事業]。こう聞いてご理解される方は中々いらっしゃらないとは思いますが、これは現在市内でも色々な場所に建ち始めている介護施設の一種。一定の条件を満たせば入所や利用が可能で、認知症の方など含め要介護者が利用されます。
今回の議案の中に、この「地域密着型施設設置に対する補助3件」があり、この補助は高砂市が独自に行っているものではなく、国の方針に基づいて行われており、補助を出すこと自体にはある意味議論の余地はありません。
*この制度は、施設建設場所、内容については民間事業者に任せ、その案が妥当であれば、公的補助を出すという内容で、今回の場所選定も民間事業者が独自に行っています。
問題は、地元の了解を得ているか?にあります。昨日は、3件の内の1軒で4階建ての建設計画はあるが、周辺住民の納得が得られていないという形で、この件の関係者と思われる傍聴者も複数来られた中で、質疑が行われました。
”地元”にも幾つかあり、自治会という組織、その建物に隣接する方々、校区内住民、等々、今回の地元はその建物に隣接する方々との調整に課題を残している様です。また、その納得が得られていない内容も、単に建設に反対ということではなく、電波障害や建設工事中の工程確認、安全の確保等々、調整が必要とのご意見も「ごもっとも」と思える内容です。
実際、こういった福祉施設は、周辺地域の方々と円満な関係を構築しておいた方が、利用後に利用者も快適に過ごすことが出来るでしょうから、重要な調整事項の様に思います。
本件は、本会議場での質疑では明確な回答が出ない、との議長、議会運営委員会の認識で、今回の定例議会中の【文教厚生常任委員会】に付託する形で、更に議論をして頂くことになりました。
今後益々増えてくるこういった施設、身近な環境に突然大きな建物が建つとなれば、感情的にも納得いくには法的に問題がないから進める、といった杓子定規な進め方では、多くの方が不快な思いをすることになり、やはりしっかり時間をとって、”適切な”手順を踏んでいくことが結局は一番の近道の様に思います。
本日(12月11日)も10時~議案質疑が行われ、明日と明後日は【一般質問】です。
因みに私は明日(12日)の7番目、予定では15時半頃からの40分間になると思います。(前6人の時間によっては前倒しされるかもしれませんが)。お時間の許す方は是非傍聴にお越しください。