たかお治久の活動報告

高砂市議会議員/たかお治久の活動報告

『微差は大差』

2013-12-13 07:42:12 | 一般質問

12月12日(木)今冬一番の寒さの中、自転車出勤。昨日は10時~【一般質問】が始まることが決まっていたし、自分が7番目に登壇することになっていたので、何となく気分は「早く行かなければ」という感じ。

会社から市役所へ行く途中、街中でブログ愛読者にバッタリ会うと「今日一般質問やな、頑張りやー!」との励ましの声援。嬉しいです。

*【一般質問】とは、議員が行政当局に対し行政面での課題、疑問等々を質疑出来る場で、毎定例議会(3月、6月、9月、12月の4回)時に40分間、希望議員に与えられる機会です。

10時~予定通り【一般質問】が始まり、私は午後3時15分~行いました。その趣旨と答弁(及び後程確認した内容)は以下の通りです。(答弁内容は記憶を辿ったもので、正確でないかもしれません。間違っていれば後日訂正を加えますので、当ブログをいつもご覧頂いておられる職員さんもお気づきになられたら是非ご指摘下さいませ)

1)「市民ニーズにあった行政運営が行なわれているか?」の視点から

①高砂市立図書館の休日数をどう考える?加古川市立、播磨町立、稲美町立の各図書館の年間休日数(図書生理日、年末年始を除く)は全て24日。高砂市立図書館は67日。これで市民ニーズを反映した運営と言えるか?高砂市立図書館は毎週月曜日が定休日、そしてその日が祝日の場合、その日も休んで、”翌日も休み”(これには多くの方が驚かれたと思います)

答弁(とその後の確認)⇒現在はそうであるが、新図書館完成後は何とかしていきたい。

②高砂市の子育て支援センターが土曜日・日曜日休み。加古川市は年末年始以外開館。播磨町は土曜日開館、日曜日休館。稲美町は、土日休みの代わりに児童館が有る。(高砂市は児童館もなし)。明らかに差があると思うが?何故、週末に開館しないのか?

答弁⇒ニーズのあることは分かっているが、人員配置(土日に出勤すれば出勤した方が平日休む。それを埋めるための人員がいる)が出来ない。平成26年度末に松波町に完成するユーアイ福祉交流センターが完成した際には、週末開館を考えたい。

③「人権フェスチバル」はなぜ平日(12月3日火曜日)の13時半~という真昼間に開催されるのか?誰に来てほしいという意図か?市役所職員さんの働く側の都合で行われていないか?

答弁(とその後の確認)⇒人権フェスティバルに来て頂きたい方は、この時間帯でも来れる方。子どもは週末には他の色々な活動に参加して欲しい。また、平日に授業の一環として、表彰される生徒が先生と授業を抜けて会場で表彰される形がよいと思っている。一般生徒にはポスターや標語作成という過程で人権を考えて欲しい。他市とは違うがこれでいいと思っている。市の職員も人権に関する研修と言う意味で仕事中に聞きに来ることで良いと思う。

上記①②③の具体例を確認し、働く側の事情で行政運営が行われていないか、市役所内に変化を嫌う風土があるのではないか?を問いただし、微妙な差は大きな差『微差は大差』として高砂市と他市との差が色々な所で出てきていると指摘したところ、市長からは「市民の側を向いて仕事をしているが、今回の質疑で気づかされるところもあった」とのこと。

一般質問の40分では行政当局の言いたいことも言えないし、反問権(議員に反論する権利)もなく、しっかりした討論が出来ないのは職員さんには気の毒な気がしました。が、休日数や土日閉館等結果だけをみれば明らかに見劣りする高砂市。新しい施設が建っても、そこで働く人が「市民ニーズに応えよう」との意識がないと、いい空間は生れないと思う。

他市との見劣りに改善が加えられることを期待したいと思います。


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