下の写真で私が持っている物、何だか判りますか?
恐らく40歳以上の方は判って頂けると思うのですが、正月の飾りの一種。今も、年末にスーパー等に行けば販売をされていますので、知っている方には何ともない物だと思います。
実は、今3連休の初日(21日)に私の実家(加東市)に帰省し、餅つきをした後に、正月飾り作りを行いました。その時に私自身が作ったのが、写真で手にしている物です。
この歳になって思うのが、日本人が昔から行っていた慣(なら)わしや年間行事を息子や次の世代に伝えたい、見せたいということです。何故こんな気持ちになるのだろう、と自分でも不思議に思う時がありますが、自然発生的に気持ちがそうなってきます。
”今の若者は”(この言い方をしてしまえば完全におっさんですね)、こんな慣わしや伝統文化、日常生活の中での”生活の知恵”からは随分と離れた世界に生きており、極端に言えば、ボタン一つで思いが実現できる生活をし、伝統文化や自然への畏敬等とは無縁の世界に生きている様に思います。
こんなことを書き始めれば、何処まで話が飛躍するのか、文明の行きつく先は?なんて話になりかねませんが、太古の時代から日本は島国固有の生活様式と輸入文化を融合させて素晴らしい慣わしや生活の中での文化を創ってきた様に思います。
そんな日本に生きている大人・親として、息子2人に何かを伝えたい、見せたいと思い、父親にお願いし、正月の飾りを作るべく、藁を準備してもらいましたが、愚息二人はそろってこのことには全く興味を示さず、テレビの前へ。結局親爺と私の二人で飾り作りに励みました。
「本当に最近の若者は、、、」と言った昔の人の言葉を発したい様な気持ちになった週末でした。(私の教育が悪いのか、、、)
追伸:昔々から「最近の若者は、、、」と言われているのに、素晴らしい日本が創られているのが我が国の歴史。今後もこの伝統を守る気概を持つ人々が存在し、必ず継承されると楽観する気持ちもあるんですよ。