「拝啓、グリーンキーパー様 !」

㈱サバンナブランからは芝草向けに。
㈱ブランからは農業、園芸向けに。
オススメ資材とニュースをお届けします!

こんにちは! サバンナブラン営業部です!

「カテゴリー」から 季節別の「オススメ資材」をご覧下さい!

【農薬、化成肥料の削減】鴨志田農園さん「魔法のバランス」【コンポストアドバイザー】

2023-03-28 10:13:54 | 芝草「年間の肥培計画」に

関東農政局が開催する
Zoom勉強会で
鴨志田農園を主催される
鴨志田純さんの講演
「コンポストと地域循環まちづくりについて」
のお話を
聴く機会がありました。

鴨志田純さん
コンポストアドバイザーとして
日本全国、
様々な地域で、
活躍されている
コンポスト界では
著名な方です。

その地域に合った
コンポストづくり、
その循環型社会
指導されています。




鴨志田さんの
講演の中で、感銘を受けたのは

地域20km圏内の
コンポスト資源要素を

無駄なく、効率よく、高品質に
飼料化、堆肥化、
させるために、

C:炭素資源(木くず、木材チップなど)
N:窒素資源(鶏糞、馬糞、ビール粕など)
B:微生物資源(枯葉など)
M:ミネラル資源(山土、壁土など)

分類し、
バランス良く連携
させていらっしゃる事です。





この
「CNBM分類」、
「CNBMバランス」こそが、
まさに
「魔法のバランス」!で、

永続(循環)的に、
堆肥を使用する
作物、野菜に
病害抵抗性を持たせ
農薬を軽減
できたり、

堆肥を施用する
畑に保肥力を持たせ
化学肥料の
必要量を軽減
できている
大切なポイントで
あるのだろう、、、と思い、

感動しました!!

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

鴨志田さんのいわれる
「CNBM分類」と
そのバランス
単に、
特定地域20km圏内だけでの
話ではなく、

もっと狭い範囲、
サッカー場や
ゴルフコースにおいても
土壌の「CNBMバランス」
が良い肥培管理のコースが
病害が減り、
殺菌剤や
殺虫剤の使用量が少なく、

化成肥料の使用量を
軽減できている、
事実と一致します!



弊社、
株式会社 サバンナブランでは
資材を
B:良性菌
C:良性菌のえさ
M:ミネラル。微量栄養素。
N:NPK。液体肥料、粒肥料。
に分類し、
ご案内しています。



その地域、その季節、
そのゴルフコースに
合った
最適なBCMNバランス、
と資材を
ご提案させていただいております。



  宜しくお願いします!

(サバンナブラン/スポーツターフ事業部)







【年間を通して】「フミン酸」の力【オススメの資材】

2023-02-15 09:02:10 | 芝草「年間の肥培計画」に
今、米国では、再び、
「フミン酸」
話題だそうです!

「フミン酸」
古代の地層
存在する鉱物
「レオナルダイト」
から抽出する事ができる
「腐植酸」の一つです。


ミシガン州立大
植物・土壌・微生物科学学部教授の
ジョー博士(J.M.ヴァーガスJr.)
月刊「ゴルフ場セミナー2月号」
「ジョー博士の芝草管理セミナー」の中で
「フミン酸とフルボ酸を理解する」
という表題で
その効能に関して
説明されています。




驚いた事実は、
NPKの施肥に
「フミン酸」と
微量栄養素の
「鉄」と「亜鉛」を
混合施用すると
植物の葉緑素密度が向上し、
光合成反応が向上し、
タンパク質合成が促進する
という事実です!

その結果、
発根が促進し、
根が著しく伸長する
そうです!!



その他の「フミン酸」の効能
としては、
土壌の団粒化と
分解・吸収、CECの向上が
あります。

・土壌の団粒化
土壌の固結状態を和らげ、
気相を確保し
土壌の団粒化を促進し、
表層の透水性と保水性を
向上させます。



・分解と吸収、CECの向上

「フミン酸」は
陽イオンを吸着するので
陽イオン交換量、
すなわち、
CECが向上します!
土壌内の栄養素を分解し、
植物が有効に利用できる効果を
高めます。

具体的な例でいえば、
土壌内に、
鉄やカルシウムと
吸着している
不可吸状態の
リン酸を開放、吸収させ、
根の成長を促進します。


こんなに、
メリットの多い「フミン酸」。
是非、通年を通して
肥培管理に取り入れられては
如何でしょうか?

グリーンや水耕栽培には
液体の
「フミン酸プラス」(10L)
がオススメです。
主成分はフミン酸、鉄、亜鉛です。



フェアウエイや
農地への施用には
「粉フミン酸(原体)」(20kg)
オススメです。
良く水に溶ける水溶性粉末で
20kgで
100,000~200,000m2施肥できます。



宜しくお願いします!

(サバンナブラン/スポーツターフ事業部)









【香川県】「夏越し」に大切な3つのバランス【キーパー会】

2022-11-08 20:39:16 | 芝草「年間の肥培計画」に


今回は
「香川県キーパー会」
お邪魔させて戴き、
「夏ごしに大切な
3つのバランス」
という演目で
お話をさせて
戴きました❗️


瀬戸大橋を渡り
香川県に入り、

満濃池を見学して、
湖のような
その大きさ
驚き、


本場、
丸亀の
讃岐うどん
食べて、
その旨さ
感激し、


会場である
お客様のコース
に入りました❗️


会場は
まんのう町にある
サンライズヒルズCC様。




コース全体が
美しい紅葉に
包まれ
とても、
綺麗でした❗️

長い時間、
お話を
聴いていただいた
香川県のキーパーさん達、
どうも
ありがとう
ございました❗️


本日
お話させて戴いた内容を
まとめてみました。

「夏越しのための
大切な3つのバランス」
とは、、

「春」の「三相バランス」
「夏」の「菌態バランス」
「冬」の「肥培バランス」

です。

今回は
微生物資材を
1人のコースマン
考えます。


それぞれの
季節の
コース管理作業

相乗効果のある
「微生物資材」
季節ごとに
選択する
「夏越し」に
大切なバランスが
整います❗️


大切なバランスは
「三相バランス」です。

更新作業、
エアレーション
分解系の微生物資材
「三相バランス」を
整えます。

「デ·サッチャーII」

主成分の
分解系バチルス菌
透水性を向上し、
ドライやリングの
原因となる
撥水部位を
改善します。

「トータル·パック」

三相バランスを持続し
主成分の
菌根菌
根茎周囲の潤いを
持続します。

大切なバランスは
「菌態バランス」です。
施薬や
降雨、散水による酸欠で
減少する
良性菌を補充して
菌態バランスを
回復させる事が
大事です。

オススメは
「コンパニオン」

主成分の
バチルス菌GB03株
根の周囲に
住み着き

自ら生成する
抗生物質「アイトリン」で
病害を
疎外します。


大切なのが
「肥培バランス」です。
晩秋施肥の
肥培バランスを考え
貯蔵糖分を
充実させます。

貯蔵糖分の
充実した
ターフは
乾燥害、霜害に
なりにくいのです❗️

「リストア·プラス」


の主成分「酵母菌」
寒冷時期でも
有機残留を分解し
糖分に変換し
ターフに蓄えます。

冬に
貯蔵糖分が
多ければ、多いほど
翌年の夏も、
貯蔵糖分を
持ち越して
暑さに
強いのです❗️


宜しくお願いします❗️

(サバンナブラン/
スポーツターフ事業部)

(年間のまとめ)季節ごとのオススメ微生物資材(本年もありがとうございました!)

2018-12-23 10:08:08 | 芝草「年間の肥培計画」に

今週は

北海道のパートナー企業(株)環境アシストさん

http://kankyo-ashisuto.jp

にお招き戴き

北海道のお客様に

サバンナブラン資材のご案内に行ってきました!

お話した内容は

「微生物資材(菌態資材)を活用した

肥培設計のガイドラインとオススメ資材」

です。

今年の北海道の冬は、

例年よりは

若干気温も高いらしいのですが

それでも気温は氷点下!

路面が凍り、足元も悪く、寒い中、

大勢のグリーンキーパーさん、支配人さんに来ていただき

ありがとうございました!

地元産ROYCEのチョコも

とっても美味しかったです!

北海道は雄大ですね!

雪が溶けたらまた行ってみたいです。

ありがとうございました!!

今回は

季節ごとのオススメの微生物資材(菌態資材)と

菌のえさ、菌のすみか

を紹介しました。

まず、

季節ごとの

オススメ微生物(菌態)資材です。

 

春と秋は

更新作業との相乗効果のある

 

「デ・サッチャー(15-0-0)」(分解系バチルス菌)

夏は

施薬と相乗効果のある

「コンパニオン(2-3-2)」(抗菌系バチルス菌)

冬は

晩秋施肥と相乗効果のある

「リストア・プラス(3-0-2)」(貯蔵系こうぼ菌)

がオススメです。

次に

気候やグリーン面の状況に応じて

菌のえさ や 菌のすみか を選択します。

日照不足の時は

「ターフバイタル・プロ」

(グルタミン酸)

高温と芽数アップには

「エッセンシャル・プラス(1-0-1)」

(ケルプ入りアミノ酸)

乾燥している状況では

「ハイドロ・マックス」

(フミン酸入り浸透湿潤剤)

 がオススメです。

是非、来シーズンの資材候補として

ご検討して戴ければ幸いです!

本年も

このブログを読んで戴いてありがとうございました。

来シーズンも

宜しくお願いします!

(^。^)


「山砂」床土の団粒化

2018-07-08 11:37:51 | 芝草「年間の肥培計画」に

コスト面から目土に 川砂でなく 山砂を使う

テイーの造成や拡幅工事に 山砂を使う

最近は

コースの予算も厳しいので

そうせざるを得ない現場も多いです。

そのような現場で

グリーン面が乾燥しやすかったり

テイーグラウンドの芽数が減ってしまう

という声を耳にする事があります。

「団粒構造」の反対語に

「単粒構造」があります。

「単粒」つまり1種類の粒構造。

ゴルフコースにおいては、

ピュアサンドのみでは 水持ちが悪い

粘土質のみでは 透水性が悪く撥水乾燥する 空相も少なく根張りが悪い

という問題が生じます。

ゴルフコースの地山にある

山砂を目土や客土として使用する場合

地層によっては

シルト質・粘土質を多く含む土もありうる事が厄介です。

造成や芝貼り直後は問題がなくても、

梅雨~夏のような降雨時期、高温時期には、

シルトな土壌は

透水性も悪く、土壌もうみやすく、

また

表層は撥水乾燥しやすく、

何度も芝を張り替える事になってしまいます。

↑ 地山から採取した客土のシルト成分により、芝付きを悪くなった例

なかなか客土を入れ替えるのは困難なので、

土壌を団粒化できる資材を

エアレーションと併用して土壌改良を行ったり、

暗渠排水工事で水はけを改善する

事は大切ですね。

土壌の団粒化には、

☆ グリーン面(刈高のコントロールが必要なターフ)には

「デ・サッチャー」+「ハイドロマックス」がオススメです!

☆ フェアウエイ、テイーグラウンド

(刈高のバラツキに許容範囲が許されるターフ)には

「バイオ8-0-9」がオススメです!

団粒化には「デ・サッチャー」

 「デ・サッチャー(15-0-0)」は 

 古茎根を分解する良性菌3種類を含有し、

 新茎根成長のための土壌三相バランスを確立する資材です。

 グリーンの透水性を大幅に改善し、

 しつこいドライ状態やリングの原因となる撥水層を改善できます。

エアレーション、更新作業と並行して施肥するとたいへん効果的です。

 上の写真は

 雨が降り出して、5分もするとグリーン面に水が浮いてしまうよう状況(写真左)で、

「デ・サッチャー」を第1週、第3週、第7週にわたり

 合計3回施肥した3ヶ月目の土壌(写真右)です。

 更新作業と資材を併行使用した結果、ブラックレイヤーが減少し、

土壌が団粒化し、

 長く新しい根が成長している事が観察できます。

 ◇

主成分は

 バチルス・ズブチリス(5~55℃で活動)、バチスルメガテリウム(3~45℃で活動)、

 バチルス・リヘニフォルミス(15~55℃で活動)のバチルス3種

 プロテアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼの分解酵素3種類

 窒素 15.0%(*85%緩効果性メチレン尿素につき、徒長のリスクはほとんど見られません)

 Lアミノ酸 9.5%

等です。

 

 資材「デ・サッチャー」を表層全体に到達させ、

 三相(適切な気相と液相)を持続するには

「ハイドロ・マックス」です。

  「ハイドロ・マックス」は

 北米大陸の砂漠に自生する「ユッカシジゲラ」から抽出した

 100%天然の浸透湿潤資材です。

 さらに、

 気相を持続する フミン酸2%含有で、

 三相バランスを確保、持続する資材です。

 資材自体が良性菌のえさとなる

 100%有機の資材です。

 主な成分は

 ユッカシジゲラ抽出物 90%以上

 フミン酸(天然レオナルダイト由来)2%

 です。

 「ユッカシジゲラ」とは

 

 主に北米大陸に自生する植物で、

 ステロイド・サポニン と ポリフェノールを豊富に含みます。

 北米の原住民インデイアンが 

 シャンプー、すり傷治療、皮膚炎治療等の

 薬用として活用していたといわれます。

  「ハイドロ・マックス」の主な効能は

 ・土壌三相(固体/液/気)バランスを理想的に持続します。

 ・土壌の乾燥・固結を修復します。ドライスポットを抑制します。

 ・エアレーション後の乾燥、切り口からの病害侵入から根茎を守ります。

 宜しく、お願いします!

(^^)

 

 

 

 

 

 


気候が予想困難!?次の一手をどう考える。

2017-06-12 14:20:36 | 芝草「年間の肥培計画」に

6月7日(水)

気象庁は 

四国中国近畿東海関東甲信地方の「梅雨入り」を発表しました。

本来であれば、

梅雨前線の影響を受けやすく、雲の広がる日が多くなるはずですが、

梅雨入り以降、

関東地方などでは、

そこそこ晴天で、南西方向からの風も強く、

フェアウエイなどが乾燥し、ダメージを受けています。

従来の「梅雨」とは思えません!

ここ数年は 季節・気候の推移が予想しにくく、

次の1手を決断しなければならない

グリーンキーパーさんにとっては

厳しい気象環境が続きます。

「ゴルフ場セミナー誌」で記事などを執筆されている

マイカ・ウッズ氏によれば、

グリーンキーパーさんが

管理(コントロール)できる6つの要素は

「光(葉身)」「空気(気相)(更新作業)」「水(散水)」

「肥料(肥培計画)」「病害虫(施薬)」

著書「芝草科学とグリーンキーピング」で解説されています。

たしかにそうなのですが、

昨今は、15~20年くらい前と違い、

コース管理の人員も少なく、

限られた予算の中で、

どのテーマを優先させて行うかを

決断しずらい事が多いと思います。

異常気象傾向のここ数年では

尚更に、「次の一手」を迷ってしまいます!

そこで

参考になると思われるのが

「24節気(暦便覧)」

「72候(貞享暦:江戸時代に農作物の収穫拡大の為に作られた暦)

です。

季節の推移=太陽と地球の角度 であるので

太陽と地球の角度(15度)x24節気=360度(1年)

太陽と地球の角度(5度)x72候=360度(1年)

と考えます。

標高や地域によって 冬や夏の長い短いはあっても

24節気や72候(貞享暦)の順番を

逆行するような季節の推移はないので

1週後にどのような季節になるのか

双六(スゴロク)のように考える事はできると思うのです。

私なりに

お客様(キーパーさん)達が優先させている

季節ごとのテーマ(優先課題)を 

24節気ごとに 整理してみました。

1)「立春(2/4)」ごろ~「穀雨(4/20)」ごろ

「立春(2/4)」(春の初め)

「穀雨(4/20)」(穀雨とは、穀物成長を助ける雨)

テーマ:「根数と芽数」

2)「立夏(5/6)」ごろ~「芒種(6/6)」ごろ

「立夏(5/6)」(夏の気配が感じられる頃)

「芒種(6/6)」(芒ーのぎーを持った植物の種をまく頃)

テーマ:「表層透水性」

3)「夏至(6/21)」ごろ~「大暑(7/23)」ごろ

「夏至(6/21)」(一年で一番昼が長く夜が短い日)

「大暑(7/23)」(快晴が続き気温が上がり続ける頃)

テーマ:「病害と施薬」

4)「立秋(8/7)」ごろ~「白露(9/8)」ごろ

「立秋(8/7)」(初めて秋の気配が現れる頃)

「白露(9/8)」(大気が冷えて来て、露ができはじめる頃)

テーマ:「水管理」

5)「秋分(9/23)」ごろ~「小雪(11/22)」ごろ

「秋分(9/23)」(昼夜の長さがほぼ同じになる頃)

「小雪(11/22)」(わずかながら雪も降り始める頃)

テーマ:「晩秋施肥」

6)「大雪(12/7)」ごろ~「大寒(1/20)」ごろ

「大雪(12/7)」(雪が激しく降り始める頃)

「大寒(1/20)」(寒さが最も厳しくなる頃)

テーマ:「固結・乾燥、凍害・霜害」

以上です。

よろしくお願いします!

(^。^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


作業工程ごとにベストな資材を!

2017-04-02 13:57:04 | 芝草「年間の肥培計画」に

4月5日頃は 24節気の「清明(せいめい)」

<万物がすがすがしく明るく美しいころ>

とあります。

また 72節気では「玄鳥至(げんちょういたる)」

<ツバメが南からやってくる頃>とあります。

昔の農業暦では

桜のつぼみが ほころぶ頃、稲作のモミを撒いたといいます。

「遅霜」の心配がなくなる頃だから、だと思われます。

そろそろ本格的な春がやってきそうです!

スポーツターフの1年もいよいよ開幕ですね!

年間のコース管理作業(グリーン)には

ターフの成長を保つための「施肥」以外に

大きく分けて3つの作業があると思います。

1)病害を抑制するため、菌態バランスを健康に保つための「施薬」

2)三相バランスを保つための「エアレーション」

3)ターフクオリテイを保つための「グルーミング、サッチング」と「薄目砂」

です。

これらの作業をタイムリーに行う事が、

高いターフクオリテイを持続する鍵となると思うのですが、

昨今は、気象不安定、日照不足、ゲリラ豪雨、猛暑、

秋の長雨 等など

気象傾向がたいへん予測しにくい時代なので

各作業工程と相乗効果のある資材を併用し、

この一年を成功させていただきたいと思っています!

各作業工程別に、相乗効果を発揮する

オススメの資材があります!

1)「施薬」と相乗効果のある資材は

「コンパニオン」と「ターフバイタル・プロ」です!

「コンパニオン」

善玉菌バチルスGB03が根茎を病害から守ります。

表層の有機残渣を分解しながら、

自ら生み出す抗生物質で病害の菌核を叩きます。

 新根の成長を促すオーキシン様物質も生成します。

 殺菌剤との相乗効果の高い資材なので

 混合散布がたいへん効果的です。

 菌態バランス(B/Fバランス)を整える資材の決定版です!

←バチルスGB03が病害を阻害します。

←バチルスコロニーが根茎周囲を病害から守ります。

 「ターフバイタル・プロ」

日照不足下で光合成(炭酸同化作用)できにくい状況でも、

低温や高温で窒素吸収できにくい状況でも

タンパク質合成を代行する「グルタミン酸」が活性を向上し、持続します!

 アミノ酸のトップメーカー味の素(株)の製品です。

 ←光合成不足による炭酸同化作用の低下、低温や高温による窒素同化の低下を

 「グルタミン酸」のタンパク質合成が代行します。

 

 ←アスリートのための「アミノバイタル」と同じメカニズムを採用しています。

 2)「エアレーション」と相乗効果のある資材は

「ブランXエックス」または「デ・サッチャー」です。

「ブランXエックス」

 グロース社の代表的な床資材である

 「デ・サッチャー」、「ハイドロ・マックス」、

 「エッセンシャル・プラス」

 を1/3ずつブレンドした資材です。

 

撥水層を分解して

 ドライ相を改善する「デ・サッチャー」が1/3

 主成分は

 床砂の表面に付着した有機残渣や

 古茎根を分解する良性菌3種類と分解酵素3種類”です。

 

 グリーン面の潤いを持続し、乾燥を抑制、

 新根茎周囲の三相バランスを持続する

 「ハイドロ・マックス」が1/3

 「ハイドロ・マックス」は100%天然の浸透資材で、

 主成分は

 ユッカシジゲラ抽出物90%→ステロイドサポニンの浸透剤効果

 フミン酸(天然レオナルダイト由来)2%→気相持続効果

←「フミン酸」で三相バランス持続!

  +

 新根新芽の成長を促進する

「エッセンシャル・プラス」が1/3

主成分は
アミノ酸 2.75%
フミン酸 7.0%
ケルプ抽出物(オーキシン様物質)
ジベレリン酸
リグニン、セルロース繊維
単糖、二糖類(トレハロース)、
ビタミンB2 ビタミンB6 

 です。

 3)「グルーミング、サッチング」と「薄目砂」

と相乗効果のある資材

グルーミング、サッチング後に、

葉先を固くしボールの転がりを良くするには

確かに ケイ酸やカルシウム資材が効果的ですが、

ターフの腰をしっかりさせるK(カリウム)や

徒長(茎の軟弱徒長)を抑制するMg(マグネシウム)は

細く、アップライトな葉身をつくり、

芽数をアップさせる上で

さらに大切な要素と思われます。

ケイ酸+K 資材の「グリーンスピードSi(0-2-7)」

カルシウム+Mg資材の「カル・マグ・マックス(7-0-3)」

はたいへん相乗効果の高い資材です。

同時に、薄目砂+PK資材は

芽数を増やし、

よこ根によるコンパクションを向上させます!

「ミスト12号(3-18-18)」

気象不安定でも、吸収の良いPK資材として好評可です!

 よろしくお願いします!

(*´∀`*)

 

 

 

 

 

 


春はP-N-P、秋はP-P-K

2017-01-26 15:28:26 | 芝草「年間の肥培計画」に

1月20日「大寒」を過ぎ、

もうすぐ、2月3日「節分」(2月4日「立春」)です。

早朝の気温はマイナスの日も多く、

北風の冷たい毎日が続いていますが、

一方で、

日もだいぶ長くなり、

昼間の日照も少しずつ強くなり、

常盤自動車道脇のスギの木が

花粉をたわわに蓄えて始めているのを見ると

春の遠くない事がうかがえます。

グリーン面では

この先の ひと雨ごとに

表層の固結・乾燥が緩和され、

1月20日「大寒」以降は白根の発根が旺盛になり、

2月18日「雨水」以降のよこ根の成長

につながります。

「大寒」~「雨水」の時期の

根茎周囲の三相バランスが

春の新根の伸長と

芽出しを向上させると思われます。

秋においては、

まず、夏でダメージを受けたよこ根を 

亜リン酸やリン酸(P)で戻し、

さらに、たて根をリン酸(P)で成長させ、

根数→芽数を整えます。

晩秋には カリウム(K)の施肥により

冬越しのための貯蔵糖分の蓄積を促す

肥培が効果的であるように、

春においては

まず、早春の白根やよこ根を

気候不順でも吸収するタイプのリン酸(P)でスタートさせ、

その後、

鉄系(Fe)で下葉を代謝させると共に、

窒素(N)の供給で芽出しを促進し、

一旦、芽だしを充実させた後、

更新作業などとともに

窒素(N)+リン酸(P)の供給で、たて根(根量)を伸長させ

さらなる芽数につなげてゆく事が

効果的と思われます。

おすすめの資材です。

まず、2~3月の

早春の白根、

初期のよこ根の成長を充実させるのに

効果的なミストは

 「ミスト12号(3-18-18)」

です。

分子の鎖の長い 緩効性リン酸12%

+亜リン酸6% なので、

晴天でも、雨天でも約2週間に渡り、

表層土壌に留まり、

 無駄なくリン酸を吸収するスペックです。

 

次に、3~5月の

根数充実(よこ根→たて根)、

芽数アップ、

更新作業後の穴のふさがり や

播種後の発芽・発根には

メチレン尿素+水溶性リン酸の

 「ミスト9号(8-32-5)」

 が好評価です。

是非、試してみて下さい!

(^。^)

 

 

 

 


今年一年間の肥培を考える

2017-01-11 13:41:29 | 芝草「年間の肥培計画」に

この先

一年間の肥培を考えると

1)スタート前の三相バランス と 

2)春秋の日照不足対策

が大きなテーマになると思います。

最近は、

従来の大きなテーマであった

「夏越し」=「高温多湿病害への対策」

に関しては、

油断できないテーマですが、

かなり有効な対策が講じられてきているようです。

まず、かなり薬剤の性能が向上し、

その投入時期やローテーションに関しても

有効な情報が共有され、

ダラー、リング、ピシウムに関しては ほとんど対策が取られ、

炭疽病や細菌病に関しても

ここ2~3年有効な情報が更新されているようです。

さらに、扇風機やサブエア等の設備導入で

表層の加湿を回避されているコースも増えてきました。

しかし、

近頃のキーパーさん達の声を聞くと

「春らしい春でなかったのでコーライ芝の立ち上がりが鈍く、

テイーや外周等ストレスのかかる

コーライ部分のダメージとその修復に手間がかかった。」

「秋の日照不足で、

秋の更新作業から、逆に活性が落ち、

その回復が晩秋までかかり、

高いターフクオリテイをつくるタイミングがなかった。」

というような声を複数耳にします。

整理して考えると

まず、

春や秋のスタート前の三相バランス

= 酸欠の回避

 新根の(白根の段階での)成長環境確保

つまり、

1)旧暦の正月 2/1~10 頃 固結・乾燥を緩和する

2)旧暦の七夕 8/7~15頃 加湿・酸欠を緩和する

事が重要といえそうです。

次に

地球温暖化が原因なのか、

四季の変化がはっきりせず、春らしい春や秋らしい秋が

なくなってきています。

3)早春の冷たい長雨(2月/下旬~3月前半)と日照不足

→特にコーライ芝の立ち上がりに悪影響

4)秋の長雨(9/15~10/15頃)と日照不足

→特にベント芝の更新作業からの戻りに悪影響

この 4つの時期をどのようにフォローするかで、

ダメージを最小限に抑制すると共に

高いターフクオリテイを創る時間的余裕を

確保できるような気がしています。

よろしくお願いします!

(^。^)

 

 

 

 

 

 


季節に合わせてP-K-P!

2016-05-29 08:09:10 | 芝草「年間の肥培計画」に

 

グリーンの健全な

成長を持続する上で、

リン酸(P)やカリウム(K)は

欠かせない要素ですね。

タイムリーな使い方としては

春にP、梅雨にK、夏にPを

積極的に施肥するのが

有効ではないかと思います。

いわば、「P-K-P」でいかがしょうか。

★春~梅雨明けまでの

新根成長(よこ根→たて根)、

芽数アップ、

更新作業の穴のふさがり や

播種後の発芽・発根には

やはり、

水溶性リン酸 が有効です。

グロース社の資材でいえば

「ミスト9号(8-32-5)」

です。

★梅雨時期、

温度・湿度が出てくる

梅雨時期~梅雨明け頃は

徒長を抑制し、

その分、

養分を夏越しの為の

地下部成長に使い、

日照不足で

軟化しやすい葉身に対して

ターフの「こし」をしっかりさせ、

病害へ抵抗する

細胞の強さを持たせるには

やはり

カリウムの摂取が欠かせません。

グロース社の資材でいえば

 「ミスト6号(8-4-24)」です。

★そして、

夏(梅雨明け~9月上旬ごろ)は

生育サイクル上避けられない、

「根あがり」をなるべく抑制し、

厳しい高温状態でも

栄養摂取を持続する為に、

また、多湿状態で

「根腐れ」も起こるので、

なるべく根数を保つ上で

リン酸は欠かせません。

夏場のリン酸としては、

葉身からの吸収が大きく期待でき、

抗菌効果(ホセチル様効果)のある

亜リン酸が 

たいへん効果的です。

 グロース社の資材でいえば

  亜リン酸を含有する

「ミスト10号(0-29-26)」

亜リン酸+緩効性リン酸+柳エキス 含有、

コストパフォーマンスの高い

「ミスト12号(3-18-18)」

 

 がおすすめです!

是非試してみて下さい!

(^。^)

 

 

 

 

 

 


ターフクオリテイその2 「コンパクション」、「細さ」と「硬さ」

2016-04-05 08:35:38 | 芝草「年間の肥培計画」に

ターフクオリテイの指標として

「転がり」「コンパクション」があります。

最近ではトーナメントのTV中継でも表示され

一般のプレーヤーも

グリーン転がり コンパクションを意識するように 

なってきました。

 

季節によりターフの活性も変わってくるので

一般のプレーヤーから のべつまくなしに

「スピードは何フィート?」「コンパクションは山中式でいくつ?」

などと、聞かれると、

「こっちの苦労も知らないで。。。。」と

つい「いらっ」としてしまいますね。(笑)

なるべく、刈高的には無理をせず、転圧を少なめにして

ターフに負担をかけないで、

転がりの良さとコンパクションは持続できたら!と思うんです。

芝自体から見れば、

(刈高、刈込方向、目砂等、「転がり」の要素は様々ありますが)

コンパクションは =「よこ根」の張り、

転がりの1+3要素は

「芽数(芝密度)」と

「硬く」「細く」「アップライト」な葉身

と思います。

✩「アップライト」な葉身

酸欠、固結していない、

三相バランスの良い表層に生長した

まっすぐな茎から伸びる葉でつくられると思います。

(3/27記事で紹介しました。)

✩葉の「硬さ」に関しては

葉身の上半分(先っちょ)の「硬さ」

「ケイ酸」や「カルシウム」の適宜な施肥で確保でき、

葉身の下半分(ターフのこし)の「硬さ」

「カリウム」をいつも欠乏させない事

成り立つと思います。

✩「コンパクション」は

しっかりした「よこ根」があれば、

転圧なしでも21~23は出ると思われます。

そのしっかりした

「よこ根」を「サッチング」で裁き、

「目砂(少量・多回数)」すれば

ベント芝は「分げつ(クリーピング)」し

「芽数」を増やします。

まさに「根数」=「芽数」です。

「芽数」が増え、株数が増えると

施肥量が一定でも、

1株あたりの配当養分が減りますので、

ターフは自ら葉身を細くすると思うのです。

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 おすすめの資材

サッチングや薄目砂との相乗効果の高い

「ミスト12号(3-18-18)」+「グリーンスピードSi(0-2-5)」です。

「ミスト12号(3-18-18)」

春の気候不順時にも効果的です!

晴天時は 6%の亜リン酸を葉身から吸収し、

12%は 分子の鎖の長い 緩効性リン酸 なので、

10~2週間に渡り、表層土壌に留まり、無駄なくリン酸を吸収し、

「よこ根」を生長させ、 「コンパクション」を向上させます。

「グリーンスピードSi(0-2-5)」

7%のケイ酸を 2%の亜リン酸と共に素早く吸収し、 

葉身を硬く、細くスリムにします。

5%のカリウムは「ターフのこし」をつくります。

ケイ酸とカリウムが同時に地上部の動きを抑制するので

薄目砂の後の分げつも旺盛になり、芽数(株数)がアップします。

是非、試してみてください!

よろしくお願いします! (^。^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ターフクオリテイその1「 アップライトな葉身」

2016-03-27 08:13:40 | 芝草「年間の肥培計画」に

最近は 10~20年前に比べると 

より多くのプレーヤーが

グリーンのクオリテイや転がり

注目し、期待しているような気がします。

トーナメントや競技会でなくても、どんなレベルでも(笑)、

相応の転がりを期待しているような気がします。

昨今の40,000人/18Hを超える来場客数による踏圧や

異常な猛暑を考えれば、無理は禁物なのですが、

できるだけ、ターフの生育に無理をかけないようにしながら

転がりの良さとコンパクションは持続できたら!と思うんです。

芝自体から見れば、(刈高、刈込方向、目砂等の要素は様々ありますが)

転がりの3要素は

「硬い」「細い」「アップライト」な葉身

と思います。

「アップライト」な葉身

「アップライト」=「まっすぐな茎」から成長していると思うのです。

まっすぐな茎は

透水性の良い、酸欠・固結していない表層に成長します。

(梅雨時や日陰などで、踏圧のかかる部分の

表層のソッドサンプラーで、斜めに茎が成長(徒長)し、

その延長上に傾いて成長している葉身を見る事があります)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

おすすめの資材

「デ・サッチャー(15-0-0)」です。

 「デ・サッチャー(15-0-0)」は 古茎根を分解する良性菌3種類 です。

透水性を向上させ、

新茎根成長のための 土壌三相バランスを確立持続する資材です。

もちろん、グリーンの透水性も大幅に改善します。

この先、5月中旬や7月中旬に心配な

ドライやリングの原因となる撥水層も改善できます。

更新作業との相性もよく、施肥後は、新根も良く成長し、

コアが早くふさがる利点もあります!

是非、試してみてください! (^。^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「24節季72候」とグリーンの年間テーマ

2016-02-20 11:19:50 | 芝草「年間の肥培計画」に

最近は

地球温暖化 や 異常気象 という言葉をよく聞きます。

とても 気象の流れは予想しにくく、

グリーン面

次から次へと 様々な過酷な状況に直面し、

次の一手に迷う事も多くあると思います。

江戸時代に 旧暦24節気をさらに細かく区切り、 

農業の生産性向上のために整理されたといわれる

72候参考URL: http://www.nnh.to/yomikata/72kou.html

<太陽と地球の角度(15°)x24節気=360° / 太陽と地球の角度(5°)x72候=360°>

を読んで行くと

肥培管理・施薬・更新作業・水管理にとってのヒント

が見えてくるような気がしました!

季節別のグリーン面のテーマ と 

気になる72候の言葉は

1)春のテーマ「根」をつくる(活性)(2/4~3/31ごろ)

  

 2月4日ごろ「東風解凍」 (とうふうこおりをとく)

 2月19日ごろ「土脈潤起」 (つちのしょううるおいおこる)

 3月1日ごろ「草木萌動」 (そうもくめばえいずる)

2)表層透水性を確保する(更新作業)(4/1~6/10ごろ)

 

 4月25日ごろ「霜止出苗」 (しもやみてなえいずる)

 5月15日ごろ「竹笋生」 (たけのこしょうず)

3)高温多湿系の病害を抑える(施薬)(6/11~8/3ごろ)

  

 6月11日ごろ「腐草為蛍」 (ふそうほたるとなる)

 7月29日ごろ「土潤辱暑」 (つちうるおいてじょくしょす)

 8月3日ごろ「大雨時行」 (たいうときどきおこなう)

4)乾燥を抑える(水管理)(8/7~9/20ごろ)

  

 8月7日ごろ「涼風至」 (りょうふういたる)

 8月13日ごろ「寒蝉鳴」 (ひぐらしなく)

5)晩秋施肥(9/下旬~11/12ごろ)

   

 10月23日ごろ「霜始降」 (しもはじめてふる)

 11月12日ごろ「地始凍」 (ちはじめてこおる)

です。

よろしくお願いします!

(^。^)