西日本中心に多く見られた
南方系のセミであるクマゼミが
最近は 東日本でも
多く見られるようになったと聞きます。
同じ様に
以前は
近畿・中国地域において 発生していた
グリーン面における細菌病
Acidovorax avenae(褐条病)
Burkholderia plantarii(株枯細菌病)
Pseudomonas fuscovaginae(葉鞘腐敗病)
Pseudomonas syringae(かさ枯病)
Xanthomonas sp.(葉枯細菌病)
も
ここ5年くらい前から
東海・関東地方でも
よく耳にするようになりました。
地球温暖化の影響でもあると思いますが、
気象傾向(温度・湿度)も 夏期高温病害傾向も
年々北上していると思われます。
◇
本年は
7月の降雨の少なさによる 乾燥・撥水・三相バランスの崩れ と
8月の高温・多湿による 菌態活性バランスの崩れ
さらに 東日本では
8月前半の約3週間にわたる日照不足による
ターフの光合成不足、活性低下もあり、
現在、各地のグリーン面に夏越しのダメージが見られます。
◇
72候で
8月28日「天地始粛(てんちはじめてしゅくす)」
<ようやく暑さが鎮まる頃>
以降は
夕方以降の夜間温度も徐々に下がり、
秋の新根も動き出す頃
なのですが、
9月23日「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」
<雷が鳴り響かなくなる頃>
つまり大気の状態が安定し、気温・湿度共に
ベントの生育上、適正となる頃までは
油断できないと思われます。
◇
これからの秋の新根発根、芽数回復に向けてのプロセスとしては
まず、病害関係。
ピシウム、炭疽(サイズは小さい)は
確実に殺菌剤で止め
細菌病(サイズが広範囲であれば細菌病を疑う)に対しては
アグリマイシンを気温と水量に注意しながら施用し、
菌態活性バランスを整える資材を施肥し、
→
病害が止まり
菌態バランスが整って
はじめて根は吸肥を始めるので、
気温を見計らい、ムクなどで三相バランスを整え
さらに
液体肥料で食いつきを観察しながら
根数を回復させ
→
食いつきだしてからの粒(固形)肥料で
芽数の回復を図っていただければと思っています。
◆
これから秋へと向かう
それぞれのステージでオススメの資材です!
1)ターフの活性
8月前半の光合成不足、活性鈍化を取り戻すのは
「ターフバイタル・プロ」
グルタミン酸が光合成に代替えし、タンパク質合成します。
2ー1)病害
菌態活性バランスを整え、病害の侵入・拡大を抑制するには
「コンパニオン」
*殺菌剤との相乗効果が好評価な資材です!
←バチルスGB03が病害を疎外します。
←バチルスコロニーが根茎周囲を病害から守ります。
2-2)菌態活性
消耗した貯蔵糖分を補い、良性菌の餌となり、
菌態活性を向上させるのは
「エッセンシャル・プラス」
3)食いつき
土壌をスッキリさせ、
液体肥料の食いつきを向上させるのは
「フルボ酸9%」
←高品質!北米のレオナルダイト層から採取
*鉄やカルシウムと吸着しているリン酸を開放する性能が抜群です。
4)根
根の回復・新根成長を促進するのは
「ミスト12号(3-18-18)」
*亜リン酸+緩効性リン酸で気候不順でもリン酸を無駄なく吸収します。
5)三相バランス
三相バランスを整え新根成長の環境を整えるのは
「デ・サッチャー」
*ムク等のエアレーションとの相乗効果抜群の資材です。
です。
◆
よろしくお願いします!
( ´▽`)