「拝啓、グリーンキーパー様 !」

㈱サバンナブランからは芝草向けに。
㈱ブランからは農業、園芸向けに。
オススメ資材とニュースをお届けします!

こんにちは! サバンナブラン営業部です!

「カテゴリー」から 季節別の「オススメ資材」をご覧下さい!

雨による「薬剤の流亡」へのバックアップ

2017-06-28 13:44:06 | 芝草「梅雨」にオススメの資材

今年の梅雨は「6月弱、7月強」らしく

これまで6月は降雨量の少ない「空梅雨」傾向でしたが、

この先、梅雨の後半~梅雨明けまでには

そこそこ雨も降るものと思われます。

しかし、ここ数年の傾向ですが

6~9月の雨に関して、

「ゲリラ豪雨」的な雨が目立ちます。

最近では、

6月21日、日本列島は梅雨前線を伴った低気圧の影響を受け、

各地で激しい雨が降りました。

静岡県内も記録的な大雨となり、

三十七万一千人に避難勧告が発令されました。

6月25日には

和歌山県で 

1時間110ミリの記録的短時間大雨が観測されたそうです。

この先、気温・湿度ともに上昇してくるので

グリーン面に殺菌剤を散布する機会も多いと思います。

しかし、集中降雨による薬剤の流亡には充分注意が必要です。

また豪雨の翌日に

表層に湿度が高い状態で日中温度が上昇すれば

最も病害侵入しやすい状況となるので

*表層の気相確保、透水性持続(エアレーション等)

*表層の加湿回避(扇風機等)

*殺菌剤のローテーションと充分な在庫

*7月7日「温風至(おんぷういたる)」頃からの

積乱雲の発生状況

などに留意して

6月下旬~8月下旬の

施薬の時期を乗り切っていただければ幸いです!

オススメの資材があります!

 「コンパニオン」+ケミカル殺菌剤 です。

 

 

「コンパニオン」は 善玉菌バチルスGB03が

 根茎周囲に筒状のコロニーをつくり、根茎を病害から守る資材です。

 ★雨で殺菌剤が流亡して

 根茎周囲に殺菌剤が届かない場合もあると思います。

★不透水層の下で、殺菌剤が届かなかった根茎周囲にピシウム菌などが

残存している場合もあると思います。

そんな場合に、

自ら生み出す抗生物質で

ピシウムや炭疽、細菌病等の病害の菌核を破壊・疎外します。

殺菌剤との相乗効果の高い資材なので

混合散布がたいへん効果的です。

高温多湿な時期の

菌態バランス(B/Fバランス)を整える資材の決定版です!

←バチルスGB03が病害を疎外します。

←バチルスコロニーが根茎周囲を病害から守ります。

よろしくお願いします!

(^。^)

 

 


雨待ち「ブランXエックス」で乾燥・撥水相改善。

2017-06-28 12:56:26 | 芝草「夏」にオススメの資材

6月27日は72候で「菖蒲華(しょうぶはなさく)」

(アヤメの花が咲く)

本来なら、梅雨の最盛期です。

ここに来てやっと雨の降る日が出てきました。

しかしながら

今年は5月上旬、下旬と乾燥が続き、

6月に入っても降雨量は少なく、

6/7前後の梅雨入り以降も

6/21の全国的な降雨(豪雨)まで

雨らしい雨が降らず、

グリーン面も

乾燥や撥水している相が例年より多いです。

乾燥・撥水した相は

梅雨明け頃(7月中下旬)にリングが発生しやすかったり

水分や肥料をターフが吸収しにくく、

ターフの活性が鈍りやすく、

7月下旬以降に ピシウムなどの高温系病害が侵入しやすくなります。

是非、梅雨明けまでに

ムク等のエアレーションと並行して

高品質の分解・浸透資材を使用し、

乾燥・撥水状態を改善し、

三相バランスを整え、夏越しに備えたいところです。

オススメ資材が「ブランXエックス」です。

この資材は

天然の肥効の長い浸透剤「ハイドロマックス」を1/3

撥水の原因になる有機残渣を分解する「デ・サッチャー」が1/3

高温下のターフの活性を回復させる「エッセンシャル・プラス」を1/3

ブレンドした資材です。

梅雨明けまでに

たてよこ型のケミカルの浸透剤と共に、

あるいは この梅雨の雨を利用して

表層全体へ行き渡らせると

「夏越し」のための

三相バランスを確立・持続する上で大変効果的です。

床砂表層にとどまった

「デ・サッチャー」の成分は 

撥水の原因となっている半分解の有機残渣を分解し撥水状態を改善、

表層の古茎根を分解し、表層透水性を向上します。

「ハイドロ・マックス」の成分は

気相を持続し、天然の”ユッカシジゲラ”由来の湿潤成分が

ターフに必要最低限度の液相を10~14日間持続します。

 ↑ 青:液相 赤:「ブランXエックス」フミン酸成分 白:気相 茶:床土粒子

 

是非、試してみて下さい!

(^。^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


雨の中の「最終18番ホールのドラマ」に感激!

2017-06-26 21:49:19 | 「ゴルフコース」「競技会・トーナメント」

 

先週、6/22(木)~25(日)

お客様のコースで女子のツアー競技がありました。

私もコース清掃等のボランティアに参加させていただきました。

最初の3日間はほぼ晴天でした。

スティンプは12~13、コンパクションが23~24と

たいへん良い状態でした!

驚きは最終日でした!

午前6時頃から雨が降り始め、

時折、雨足も強くなる中

グリーン面に水が浮く事もなく、

最後まで、グリーンの”良い転がり”は続きました。

TVの解説者の方も

「雨が激しい割に、ボールのスピードが落ちませんね。」

と何度も言っていました。

その”転がりの良さ”が 

「最終18番のドラマ」を生んだのかもしれません!

最終18番ホール

2位の三ヶ島選手が

長いバーデイパットを沈め、首位と並びました。

このままプレーオフになると誰もが思う中、

首位の鈴木選手が、そこそこ長めのバーデイパットを

ジャストタッチで沈め、優勝。

この劇的なドラマに ギャラリーは大興奮でした。

きっとTV観戦している人達も

息を呑む展開だったと思います。

この素晴らしいステージに仕上げられた

グリーンキーパさん、始め

コース管理の皆さんの仕事に感動した週末でした。

ありがとうこざいました!!

 

 

 

 

 

 


ほぐれた土壌は乾きにくい!?雨天活用「バイオ8-0-9」

2017-06-18 08:22:07 | (資材)パワフルな分解資材「バイオ8-0-9」

 

 ←早春(3月)は

 フェアウエイに「バイオ8-0-9」を施肥する事で

 毎年日照不足傾向である

 春先のコーライ芝の活性向上を促進する効果がありました。

←フェアウエイに「バイオ8-0-9」を定期的に施肥されているコース(6月中旬/千葉県)

(5月からの乾燥の影響をラフは受けているが、フェアウエイの活性は良好に持続。)

本当に雨の少ない梅雨です!

5月上旬、下旬と乾燥が続いた上に、

6月梅雨入りしても 降雨量が少ない。

貯水量が制限されるコースでは、

グリーン面とテイー面は散水できても、

フェアウエイの散水までは、なかなか行き届かないのが現実です。

  特に、外周や狭いテイーグラウンド、

 傾斜の強いマウンド部分、などは

 踏圧ストレスが多くかかりるので 乾燥害を受けやすいです。

コーライ芝は

一旦乾燥害を受けると 床土も固結・撥水して

肥料などを吸収しにくく、回復しにくいです。

ほぐれていて、

気相が確保できている土壌は

 乾燥しにくいです。

散水やエアレーション、

浸透剤・改良資材などを駆使して、

 是非、

コーライ芝の乾燥を乗り切って下さい!

 

 フェアウエイの

 乾燥からの回復、乾燥の抑制にオススメの資材があります!

 「バイオ8-0-9」です!

  

「透水が良い」=「気相」=「乾きにくい」。

 透水性を向上させるには「ほぐす」事だと思います。

 可能であれば、

 コアリング、ムク、ドリリング、スパイキングなどで穴を明け、

 「バイオ8-0-9」を10~14日おきに2~3回

 乾きやすい部分にしつこく施用してみてください!

 梅雨どきの雨前に「バイオ」を散布するのは最適です!

「バイオ8-0-9」は浸透成分を1.5%含んでいるので、

雨が「バイオ8-0-9」を表層全体へ到達させてくれます!

 「バイオ8-0-9」は

 古茎根を分解するバチルス4種、酵母が主成分です。

 まず、

 これにより、土壌に滞留する有機残留を分解し、透水性を向上させます。

分解した栄養素は酵母により 

ランナー成長エネルギーへ変換されます。

 次に

 北米に自生する「ユッカジジゲラ」由来の浸透成分

 含有する「フミン酸」表層層全体へ到達させます。

 この床土全体へ行き渡った「フミン酸」が

 気相

「ユッカシジゲラ」由来の湿潤成分による液相持続し、

 床土の固結・乾燥を抑制するメカニズムです。

 

↑ 青:液相 赤:フミン酸成分 白:気相 茶:床土粒子

太平洋側では

来週後半、6/21(水)~23(金)は

雨が降る可能性が大です。

 是非、この梅雨の時期に「バイオ8-0-9」を

 試してみてください!

 よろしくお願いします!

 (^。^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


夏至。日中温度の急な上昇に注意!

2017-06-15 20:16:51 | 芝草「夏」にオススメの資材

←6/21「乃東枯」(夏枯草ナツカレクサの枯れる頃)

6月21日は24節気の「夏至」です。

暦便覧には

陽熱至極しまた、日の長きのいたるなりを以てなり」

とあります。

お客様から、

今年の夏は6弱、7強、8猛暑”になると聞いたよ。」と言われました。

6月の雨は少なく(弱い)、7月の雨は多い(強い)、8月の気温は高い。

確かにそうかもしれません!

気象庁の3ヶ月予報(下記)はまるで信号機です。

6月(黄色):梅雨時にもかかわらず、6月の気温はそこそこ高い。

7月(青色):梅雨明けまでに、雨は強く降る事もあり、湿度も高い。

8月(赤色):8月は例年よりも気温が高く猛暑傾向である。

←関東地方

←東海地方

←近畿地方

まず、

6月のうちは、

梅雨時とは言え、降雨量が少なそうなので、

晴天が数日間続く場合の

日中温度の急な上昇に注意し、

対策をしっかり行いたいところです。

オススメの資材があります。

”日照不足”に「ターフバイタル・プロ」

「ターフバイタル・プロ」は

梅雨時に日照不足で光合成が不足しても

高温下で窒素吸収が鈍っても

代わりに「グルタミン酸」がタンパク質合成を行い

ターフの活性を向上し、持続する資材です。

”病害抑制”に「コンパニオン」

是非、殺菌剤と混合で、「コンパニオン」の散布をオススメします。

主成分のバチルスGB03が根の周囲に保護膜をつくり

根の周囲に存在するピシウムや炭疽等の病害の菌核を

自ら生成する抗生物質により、疎外します。

殺菌剤が雨で流亡した場合や不透水層の下へ届かなかった

場合のバックアップとしても安心です。

←バチルスGB03が病害を疎外します。

←バチルスコロニーが根茎周囲を病害から守ります。

 

 そして、「日中温度急上昇!」な時に、

効果的な資材が3つあります!

 ”冷やす”のは「ハイドロ・マックス」の気相

 100%天然の浸透資材「ハイドロ・マックス」は

 表層全体に到達した後、

 含有するフミン酸が土の粒子間の気相を確保・持続します。

 気相が充分あれば、気温上昇しても 地温は上昇しにくく、

 夕方以降は、地温が下がりやすくなり、高温多湿な時間を軽減する事ができます。

←「フミン酸」が気相を持続!

 ”耐える”のは「エッセンシャル・プラス」

 「エッセンシャル・プラス」は

バランスの良いアミノ酸+フミン酸の資材です。

 暑さで消耗する貯蔵糖分を補う 単糖・二糖(トレハロース)、

 衰弱を抑制するアミノ酸、ビタミン、

 根あがりを抑制するケルプ(オーキシン様物質)等をバランス良く配合した資材です。

 主成分
アミノ酸 2.75%
フミン酸 7.0%
ケルプ抽出物
ジベレリン酸
リグニン、セルロース繊維
単糖、二糖類(トレハロース)、
ビタミンB2 ビタミンB6 です。

 ”戻す”のは「ブランZ(10-6-5)」

 「ブランZ」は 

病害を殺菌剤や抗生物質で叩いた後、

回復させるのに大変効果的な資材です。

超緩効性メチレン尿素が病害の拡大を抑制・回復を促進し、

含有する亜リン酸が根の回復を促します。

徒長を抑制し、細胞を強くするカリウムも含有しています。

 気温の高い時期に散布しても、徒長しにくく、ヤケないミストです。

 

 以上です!

 よろしくお願いします!

 ( ´▽`)

 

 

 

 

 

 

 


乾いたフェアウエイに「バイオ8-0-9」!

2017-06-12 15:55:46 | (資材)パワフルな分解資材「バイオ8-0-9」

困った季節の展開です!

5月は上旬と下旬がかなり乾燥しました。

6月7日に「梅雨入り」したものの

雨がほとんど降りません。

気象庁は

1~2月に降雨量が少なかった分、

4月、6月、7月の降雨量は多くなる、

6~8月の気温が例年より高めである、と

関東地方、東海地方、近畿地方の3ヶ月予報で

報じていました。

当たっているとは言えません!

6月に入って

関東地方、東海地方で

フェアウエイが乾いています!

晴天が多く、しかも

南西方向からの風が長い時間吹いて

表層の水分をさらっていくからです。

昨年8月の事ですが、

近畿地方の一部で、

降雨量が極端に少なく、

貯水量に余裕のないコースが

グリーン面とテイーグラウンドを守る散水に精一杯で、

フェアウエイに乾燥害を受けた例が数件ありました。

乾燥して、弱ったコーライ芝を

重ねて食害が襲ったケースもありました。

9月~10月には 

ソッド張替えで補修しましたが

補修箇所が多いコースでは

メジの部分が乾燥し、

いまだに充分に活着していない部分も見受けられます。

コーライ芝は生育サイクルが

年1回の勝負なので、

回復するスピードには限界があります。

コーライのダメージは厄介です!

 特に、外周や

狭いテイーグラウンド、

傾斜の強いマウンド部分、などは

 ストレスが多くかかりるので

乾燥害を受けやすいです。

散水やエアレーション、資材などを駆使して、

是非この乾燥を乗り切って下さい!

フェアウエイの

乾燥からの回復、乾燥の抑制にオススメの資材があります!

「バイオ8-0-9」です!

  

乾燥を抑制するには

散水以外には

表層土壌の透水性を向上させる事と思います。

「透水が良い」=「乾きにくい」

透水性を向上させるには「ほぐす」事だと思います。

可能であれば、

部分的にでも、

コアリング、ムク、ドリリング、スパイキングなどで穴を明け、

「バイオ8-0-9」を

10~14日おきに2~3回

乾きやすい部分に

しつこく施用してみてください!

梅雨どきの雨の前に散布するのは最適です!

「バイオ8-0-9」は

古茎根を分解するバチルス4種、酵母が主成分です。

まず、

これにより、土壌に滞留する有機残留を少なくし

透水性を向上させます。

次に

北米に自生する「ユッカジジゲラ」由来の浸透成分が

含有する「フミン酸」を

表層全体へ到達させます。

この床土全体へ行き渡った「フミン酸」が

気相と

「ユッカシジゲラ」由来の湿潤成分による液相を持続し、

床土の固結・乾燥を抑制するメカニズムです。

↑ 青:液相 赤:フミン酸成分 白:気相 茶:床土粒子

是非、この6~8月の時期に

試してみてください!

よろしくお願いします!

(^。^)

 


気候が予想困難!?次の一手をどう考える。

2017-06-12 14:20:36 | 芝草「年間の肥培計画」に

6月7日(水)

気象庁は 

四国中国近畿東海関東甲信地方の「梅雨入り」を発表しました。

本来であれば、

梅雨前線の影響を受けやすく、雲の広がる日が多くなるはずですが、

梅雨入り以降、

関東地方などでは、

そこそこ晴天で、南西方向からの風も強く、

フェアウエイなどが乾燥し、ダメージを受けています。

従来の「梅雨」とは思えません!

ここ数年は 季節・気候の推移が予想しにくく、

次の1手を決断しなければならない

グリーンキーパーさんにとっては

厳しい気象環境が続きます。

「ゴルフ場セミナー誌」で記事などを執筆されている

マイカ・ウッズ氏によれば、

グリーンキーパーさんが

管理(コントロール)できる6つの要素は

「光(葉身)」「空気(気相)(更新作業)」「水(散水)」

「肥料(肥培計画)」「病害虫(施薬)」

著書「芝草科学とグリーンキーピング」で解説されています。

たしかにそうなのですが、

昨今は、15~20年くらい前と違い、

コース管理の人員も少なく、

限られた予算の中で、

どのテーマを優先させて行うかを

決断しずらい事が多いと思います。

異常気象傾向のここ数年では

尚更に、「次の一手」を迷ってしまいます!

そこで

参考になると思われるのが

「24節気(暦便覧)」

「72候(貞享暦:江戸時代に農作物の収穫拡大の為に作られた暦)

です。

季節の推移=太陽と地球の角度 であるので

太陽と地球の角度(15度)x24節気=360度(1年)

太陽と地球の角度(5度)x72候=360度(1年)

と考えます。

標高や地域によって 冬や夏の長い短いはあっても

24節気や72候(貞享暦)の順番を

逆行するような季節の推移はないので

1週後にどのような季節になるのか

双六(スゴロク)のように考える事はできると思うのです。

私なりに

お客様(キーパーさん)達が優先させている

季節ごとのテーマ(優先課題)を 

24節気ごとに 整理してみました。

1)「立春(2/4)」ごろ~「穀雨(4/20)」ごろ

「立春(2/4)」(春の初め)

「穀雨(4/20)」(穀雨とは、穀物成長を助ける雨)

テーマ:「根数と芽数」

2)「立夏(5/6)」ごろ~「芒種(6/6)」ごろ

「立夏(5/6)」(夏の気配が感じられる頃)

「芒種(6/6)」(芒ーのぎーを持った植物の種をまく頃)

テーマ:「表層透水性」

3)「夏至(6/21)」ごろ~「大暑(7/23)」ごろ

「夏至(6/21)」(一年で一番昼が長く夜が短い日)

「大暑(7/23)」(快晴が続き気温が上がり続ける頃)

テーマ:「病害と施薬」

4)「立秋(8/7)」ごろ~「白露(9/8)」ごろ

「立秋(8/7)」(初めて秋の気配が現れる頃)

「白露(9/8)」(大気が冷えて来て、露ができはじめる頃)

テーマ:「水管理」

5)「秋分(9/23)」ごろ~「小雪(11/22)」ごろ

「秋分(9/23)」(昼夜の長さがほぼ同じになる頃)

「小雪(11/22)」(わずかながら雪も降り始める頃)

テーマ:「晩秋施肥」

6)「大雪(12/7)」ごろ~「大寒(1/20)」ごろ

「大雪(12/7)」(雪が激しく降り始める頃)

「大寒(1/20)」(寒さが最も厳しくなる頃)

テーマ:「固結・乾燥、凍害・霜害」

以上です。

よろしくお願いします!

(^。^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


梅雨時期の殺菌剤と一緒に!

2017-06-05 17:18:49 | 芝草「梅雨」にオススメの資材

間もなく「梅雨入り」ですね。

温度と湿度が上昇してくる時期で、

雑菌が繁殖しやすい時期でもあります。

TVで水虫薬のCMが増えたり、

ドラッグストアの水虫薬コーナーが充実してくると

グリーン面の

高温多湿病害に注意する時期がきたな。。。と

思ってしまいます。(笑)

梅雨時はターフの活性が低下しやすい時期でもあります。

日照不足による光合成不足(=炭酸同化作用によるタンパク質合成が鈍る)

でターフの活性が低下します。

また

土壌内の善玉菌の活性が低下しやすい時期でもあります。

(B/Fバランスが崩れやすい時期)

理由の1つは

長雨による表層の酸欠。

表層は酸欠にならないように、

ムクや資材などで透水性を持続したいところです。

理由の2つめは、薬剤の使用。

殺菌剤や抗生物質は雑菌(病菌、悪玉菌)を死滅させますが

善玉菌も影響を受けて絶対量が減るからです。

梅雨時から8月の終わりごろにかけて

グリーン面の施薬をされる機会も多いと思いますが、

1)ターフ自体の活性を向上させて持続させ、

病害が侵入しても抵抗する耐力をつけておく

2)表層の酸欠に注意し、三相バランスを整える

(ムク等のエアレーション)

3)施薬が多い場合は善玉菌を補充する

(B/Fバランス)

4)施薬が雨で流亡するリスクに備えておく

(バックアップ在庫)

等に留意されて

この夏のグリーン面を守っていただければ幸いです!

今年の梅雨~夏に

殺菌剤との相乗効果のあるオススメの資材です。

1)殺菌剤の 雨による流亡に備える

「コンパニオン」+ケミカル殺菌剤

 「コンパニオン」は 善玉菌バチルスGB03が

根茎周囲に筒状のコロニーをつくり、根茎を病害から守る資材です。

雨で殺菌剤が流亡して

根茎周囲に殺菌剤が届かない場合もあると思います。

そんな場合に、

自ら生み出す抗生物質で

ピシウムや炭疽、細菌病等の病害の菌核を疎外します。

 殺菌剤との相乗効果の高い資材なので

 混合散布がたいへん効果的です。

 菌態バランス(B/Fバランス)を整える資材の決定版です!

←バチルスGB03が病害を疎外します。

←バチルスコロニーが根茎周囲を病害から守ります。

 2)抗菌効果と気相持続効果のある浸透資材

「ハイドロ・マックス」+殺菌剤+ケミカル浸透剤

今年の梅雨は、

表層に湿度が残りながら、

合間の晴れ間に日中温度が急に上昇し、

病害が侵入しやすい状況になる事も多いかと思います。

そのような状況で効果的なのが

抗菌効果と気相持続効果のある

天然由来の浸透剤「ハイドロ・マックス」です。

←ユッカシジゲラ

 「ハイドロ・マックス」の主な成分は

ユッカシジゲラ抽出物 90%

 ステロイド(雑菌の繁殖を抑制/細胞治癒効果)、

 サポニン(浸透剤効果)、

 ポリフェノール(腐敗抑制効果)

 フミン酸(天然レオナルダイト由来)2%

 です。

 

 その浸透剤効果と雑菌抑制効果、細胞治癒効果ゆえに

原住民インデイアンが シャンプー(かゆみ止め)や

 すり傷治療、皮膚炎治療等の薬用として活用していたといわれます。

←「フミン酸」は気相持続効果抜群!

 天然浸透剤+ケミカル浸透剤+殺菌剤で混合散布すると

たいへん効果的です。

ケミカル浸透剤が「ハイドロ・マックス」と「殺菌剤」を

表層の根茎周囲に到達させた後、

「ハイドロマックス」が床土周囲の表層に留まり、

気相(地温上昇を抑制)と

根茎が必要な最低限度の水分(ヤケ抑制)を持続します。

↑ 青:液相 赤:フミン酸成分 白:気相 茶:床土粒子

以上です。

よろしくお願いします!

(^。^)

 

 

 


「芒種」「梅雨」避けたい徒長とは?

2017-06-05 16:30:14 | 芝草「梅雨」にオススメの資材

6月6日は

24節気で「芒種」(ぼうしゅ)

芒(のぎ)を持った植物の種をまく頃。

暦便覧には

「芒(のぎ)のある穀類、稼種する時なり」とあります。

これは江戸時代の農業暦の事で、

現代の穀類の種まきは、これよりも早いのですが、

いずれにしても、芝草を含めた穀類の生長が旺盛になる時期でもあります。

間もなく「梅雨入り」

気象庁予想では

関東甲信地方 梅雨入り(6/8) 梅雨明け(7/21)

東海地方 梅雨入り(6/8) 梅雨明け(7/21)

近畿地方 梅雨入り(6/7) 梅雨明け(7/21)

頃とあります。

梅雨時は これまでより温度・湿度ともに上昇するので、

播種して芽数を増やすには良い時期かもしれませんが、

ターフクオリテイを考えれば

徒長しがちで、

徒長は 夏越しの為の貯蔵糖分を消費してしまうだけでなく

茎から葉の下の部分が徒長すれば

軸刈りして、病害などの侵入のリスクも出てきます。

グリーン面の徒長は

ボールスピードをコントロールする上でも

難しい時期といえます。

超緩効性の液体肥料やカルシウム、ケイ酸等の微量要素、

成長抑制剤等を適宜に使用して

これからの高温多湿時期の徒長を

乗り切りたいところです。

徒長を抑制する上でオススメの資材があります!

1)葉先の徒長を抑制する

葉先の徒長(=成長)を抑制するには

葉先の細胞を細かく、硬くすれば良いので

ケイ酸資材の「グリーン・スピードSi(0-2-5)」

カルシウム資材の「カル・マグ・マックス(7-0-3)」

があります。

特に、「カル・マグ・マックス(7-0-3)」

7%の硝酸態窒素と共に葉身から吸収し、

吸いきれなかった分はマグネシウムがポンプのように吸い上げる設計の資材で、

施肥したカルシウムを無駄なくターフに吸わせる事ができます。

2)茎と葉の下部の徒長を抑制する

茎から葉にかけての部分が徒長すると

いくらグルーマーをかけても、目砂をしても

ターフが倒れがちで、

葉先が硬くても、

ボールスピードが出にくい事が多いです。

また

軸刈りのリスクも生じます。

表層土壌が長雨で酸欠気味だったり、

雨が続いて光合成が、かなり不足したりすると

この部分が細くひょろひょろと伸びる事が観察できます。

この部分の徒長は是非とも避けたいところです!

コーライ芝でいう

節間は細く伸びる現象と同じようなイメージです。

この部分の細胞を細かく、硬くするのは

カリウム資材の「ミスト6号(8-4-24)」や

マグネシウム資材の「マグネシウム・キレート3%」

あるいは

成長抑制剤の「プリモ」や「ビオロック」等です。

一概に徒長といっても様々なので、

どの部分が伸びているか見極めた上で

対応していただければ、幸いです!

以上です!

よろしくお願いします!

(^。^)