72候で3月26日は「桜始開(さくらはじめてひらく)」
関東地方でも桜が咲き始め、まもなく満開の地域も多いです!
桜は累積温度で開花します。
地温としても、かなり、暖かくなってきた証拠です。
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「春雷」
昨日3月24日の夜、首都高から 遠くで光る雷を見ました。
72候で3月31日は「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」
寒冷前線の影響で、暖かい空気の下に冷たい空気が流れ込む影響で
発生する積乱雲(入道雲)が、春の雷を生みます。
雷の発生は、大気中に温度も湿度も出てきた証拠です。
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毎年 この季節になると
ゴルフコースの多い千葉県の房総半島は
「菜の花」が咲き乱れ、たいへん綺麗です。
「菜の花」と聞くと「菜種梅雨」。
この時期は大気の状態が安定せず、
時折、雨が降り、日照も安定しません。
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これからの時期は新根新芽も生長します。
この生長と同時に、
当然、古茎根も表層で蓄積し、
透水性や新根茎のための空相の妨げとなります。
春の更新作業と
資材の併用で、適切に古根茎を代謝させたいところです。
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しかし、気候も安定しない時期でもあります。
「花冷え」気温が上がらない日もあります。
「花曇り」いまひとつ曇が続き活性が鈍る時期もあります。
「菜種梅雨」雨が続き、グリーンにあまり機械を載せたくない日もあります。
その地域の気象条件や
グリーン面の目的に応じて
エアレーションと相乗効果のある分解資材を選択し、
春の芽数アップにつなげていきたいところです。
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オススメの資材が
エアレーション効果に定評のある「デ・サッチャー」です!
「デ・サッチャー(15-0-0)」は
古茎根を分解する良性菌3種類を含有し、
新茎根成長のための土壌三相バランスを確立持続する資材です。
グリーンの透水性を大幅に改善します。
しつこいドライ状態やリングの原因となる撥水層も改善できます。
3月~6月、9月~12月の更新作業と並行して施肥するとたいへん効果的です。
上の写真は
雨が降り出して、5分もするとグリーン面に水が浮いてしまうよう状況(写真左)で、
「デ・サッチャー」+その餌として「エッセンシャル・プラス」
を第1週、第3週、第7週にわたり合計3回施肥した3ヶ月目の土壌(写真右)です。
更新作業と資材を並行使用した結果、ブラックレイヤーが減少し、
長く新しい根が成長している事が観察できます。
主成分は
バチルス・ズブチリス(5~55℃で活動)、バチスルメガテリウム(3~45℃で活動)、
バチルス・リヘニフォルミス(15~55℃で活動)のバチルス3種
プロテアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼの分解酵素3種類
窒素 15.0%(*85%緩効果性メチレン尿素につき、徒長のリスクはほとんど見られません)
Lアミノ酸 9.5%
等です。
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資材「デ・サッチャー」を効果的に動かす「良性菌のえさ」が
アミノ酸やフミン酸系資材です。
条件別にベストな「相方」を紹介します!
1)「花冷え」なでどで
気温が低い環境では「リストア・プラス」です。
主成分は アミノ酸+フミン酸+こうぼ で
”こうぼ”が地温0~5℃の環境でもくいつき、
混合施肥した資材を動かします。
2)「花曇」「菜種梅雨」などで
日照が不足している状況では「ターフバイタル・プロ」です。
グルタミン酸を主成分とするアミノ酸系資材で、
グルタミン酸が
光合成による炭酸同化作用にかわり
活性を向上・持続します。
3)根の生長を促したい時は「フルボ酸9%」です。
フルボ酸は
フミン酸系資材の中で最も
土壌内にリン酸と吸着している鉄やカルシウムを引き離す
効果が高いと言われています。
施肥したリン酸の食いつきと吸肥を向上させ
新根の成長を促します。
←高品質!北米のレオナルダイト層から採取。
このフルボ酸は
古い地層である北米のレオナルダイト層から採取した
高品質のフミン酸を さらにもう一段階精製した
たいへん分解能力にすぐれた資材です。
←「フミン酸」をもう1段階精製した「フルボ酸」
4)芽数アップを促す時は「エッセンシャル・プラス」です。
主成分は
アミノ酸 2.75%
フミン酸 7.0%
ケルプ抽出物(オーキシン、サイトカイニン)
ジベレリン酸
リグニン、セルロース繊維
単糖、二糖類
ビタミンB2 ビタミンB6
です。
春のよこ根、たて根を充実させ 芽数へとつなげます。
◆
宜しくお願いします!
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