「拝啓、グリーンキーパー様 !」

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こんにちは! サバンナブラン営業部です!

「カテゴリー」から 季節別の「オススメ資材」をご覧下さい!

この先の乾燥害・霜害・凍害へ備える

2018-11-18 20:50:07 | 芝草「冬」にオススメの資材

 

 72候で 11月22日は

「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」

<大気が乾燥し、虹を見かけなくなる頃>

とあります。

太平洋側のコースでは、

先週頃から

例年の11月にあるような

秋らしい

大気の乾燥を感じる様になりました。

72候で11月27日は

「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」

<北風が吹き始め木の葉をはらいのける>

この頃から

強い北寄りの風が表層の水分をさらっていきます。

11月下旬以降は

表層土壌の固結・乾燥に気をつけたい時期です。

表層の乾燥・固結は

根茎周囲の温度上昇を妨げ、

来春の芽出しにも影響します。

ターフの乾燥は

凍害や擦り切れの原因にもなります。

これは

グリーン面のみならず、

踏圧ストレスの多い

テイーグラウンドやグリーン周囲にも言える事です。

このポイントを踏まえて

冬越しの準備を進めていきたいところです。

オススメの資材があります。

1)表層の乾燥・固結抑制には

「リストア・プラス」+「ハイドロ・マックス」です。

「リストア・プラス」の「酵母+フミン酸」が

寒冷時期の土壌の固結を抑制します。

「ハイドロ・マックス」の「天然湿潤成分+フミン酸」が

ターフに必要な潤いを持続し、表層の三相バランスを維持します。

2)霜害・凍害抑制には

「ターフバイタル・プロ」です。

「ターフバイタル・プロ」の主成分「グルタミン酸」

を吸収した植物細胞は乾燥しにくく、凍りにくいです。

3)擦り切れ抑制には

「カル・マグ・マックス(7-0-3)」です。

カルシウムやカリウムの効いたターフは

細胞壁が硬く、しっかりしているので

擦り切れにも強くなります。

現在のターフの状況や例年の冬の傾向に合わせて

試していただければ幸いです!

宜しくお願いします!

(^。^)

 

 


残された「暖かな11月」を大切に使う。

2018-11-10 14:31:42 | 芝草「冬」にオススメの資材

24節気で11月7日は「立冬」

もう、暦の上では冬です。

気象庁の3か月予報では、

太平洋側は、関東地方、東海地方、近畿地方ともに、

この11月は例年よりかなり温かいという予報です。

たしかに、このところ、最低気温が例年より高めですね!

12月、1月も例年より気温高めで、暖冬傾向といわれています。

ターフがまだ動くうちに

秋雨、日照不足気味で、

物足りない感じの「秋の根数」を充実させ、

暑かった夏に消耗した貯蔵糖分を、しっかり補い

「冬越し」

(乾燥害・凍害・擦り切れ対策)

(来春の芽出しの為の貯蔵糖分の充実)

の準備をしたいところです。

とはいえ

この時期は一雨ごとに気温も下がって来ます。

72候 12月7日は「閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)」

ごろまでは、

様々な形で「冬越し準備」が可能と思われます。

気温15℃を下回ると自然界の様々な菌態が活動を鈍らせます。

そんな中、

数種類の限られた微生物、

「酵母菌」「こうじ菌」などは

気温0~5℃でも活動を続ける事ができます。

そのような菌態資材の力を借りるのも良いかと思われます。

オススメの資材が 

主成分が「酵母」の「リストア・プラス」です。

「酵母菌」などの微生物は、

有機物を分解するときに有機酸を出すそうです。

発酵の専門家の先生が

「有機酸とは、微生物の汗です。

酵母菌などの微生物は一生懸命、糖を分解して

エネルギーを取り出しながら酸性の汗をかく。

 そしてその汗が土の中からミネラルを溶かしだしたり、

 キレート化して作物が吸いやすい形に変えたりと、役に立つ。」

と言われていました。

 

酵母資材「リストア・プラス」が

秋の根数を充実させるメカニズムを説明したいと思います。

春~夏に施肥した「鉄」や「カルシウム」は

秋に施肥したリン酸と吸着し、

不可吸な状態で土壌の中に存在しています。

土壌内の地温が下がる程、

ほとんどの菌態の活動が鈍り、

晩秋~冬~早春は「酵母菌」の活動の天下です。

「酵母菌」は土壌内の有機残渣を分解して

糖質を生成し、ターフに貯蔵させます。

「酵母菌」が糖を分解する時に「有機酸」を放出します。

この有機酸が「リン酸」と吸着している

「鉄」や「カルシウム」を引き剥がし、

「リン酸」をターフが吸収できる状態にします。

このリン酸を吸収する事で

晩秋でも根数を充実させる事が可能と思われます。

 

「リストア・プラス(3-0-2)」

 主成分

 酵母(2200百万CFU/ガロン)

 アミノ酸 5.0%

 フミン酸 10.0%

 キレート鉄 3.0%

 カリウム 2.0%

 浸透湿潤剤(天然ユッカシジゲラ抽出物)

 下の写真は、11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥されたコースで

 2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況です。

 

 

是非、試してみて下さい!

(^。^)