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こんにちは! サバンナブラン営業部です!

「カテゴリー」から 季節別の「オススメ資材」をご覧下さい!

春、間近?湿度をはらんだ1月末の雪。

2019-02-01 11:11:57 | 芝草「冬」にオススメの資材

1月26日~27日は近畿地方平野部にも雪が降っていました。

鈴鹿のパーキングエリアの雪を触って、驚きました。

1月の雪にしては、水分をかなり含んでいるのです!

三重と滋賀の県境にある鈴鹿山脈の雪は

福井県の駿河湾を抜けた中国大陸からの冷たい北風が

山脈にぶつかって雪を降らせます。

私の出身の富山平野も同様で

日本海を抜けた中国・ロシアからの北風が

立山連峰にぶつかって雪をもたらします。

私は小中高の12年間を富山で過ごしました。

例年、12月頃から降雪し、2月中旬までの雪は、

ある程度、乾いて軽いのですが

春間近、2月下旬~3月に降る雪は、

水分をたくさん含んでいて、重いのです。

今回、

近畿・東海地方に降ったこの雪は、

1月にこの地域で降る雪にしては、

水分を多めに含んだ

「春前に降るような」雪質のような気がしました。

1月31日の夜に関東地方にも

雪が降りましたが、

例年の南岸低気圧がもたらす雪にしては、

弱い降雪だったような気がします。

この先は、

例年よりも、少し早く、

ひと雨ごとに春に近ずいていくのかもしれません。

24節気で

春の暦に、2つの「雨」があります。

2月19日頃の「雨水」は、新根の成長の為の雨で、

4月20日頃の「穀雨」は、地上部成長の為の雨

のように思えます。

72候で見ると、

2月4日頃「東風解凍(とうふうこおりをとく)」

このころから、時折、南東の方角から、風が吹きます。

「冬の南風、雪を誘う」と諺にもあり、

雨や雪も降りますが、

気温は12~1月よりは、高くなってきます。

2月19日頃「土脈潤起(つちのしょううるおいおこる)」

この頃から、時折、雨が降って

土が湿り気を含みます。

雨は、12~1月の固結・乾燥した表層に

気相と液相をもたらします。

グリーン面の「よこ根」の成長が始まるのも

この頃です。

そして、

3月1日頃「草木萌動(そうもくめばえいずる)」

<草木が芽吹き始める頃>には

グリーン面でも「たて根」の成長が始まり、

3月中旬には、

芽数が徐々に動いてくる頃となります。

 

この時期、成長を開始する「よこ根」にオススメの資材です!

 「ミスト12号(3-18-18)」「リストア・プラス」です。

「ミスト12号(3-18-18)」

分子の鎖の長い 緩効性リン酸12%+亜リン酸6% なので、

気候の不安定なこの時期、

晴天でも、雨天でも約2週間に渡り、表層土壌に留まり、

 無駄なくリン酸を吸収させ、新根を発根・成長促進させます。

「リストア・プラス」

主成分は

酵母の他、

アミノ酸 5%、フミン酸10%、そして鉄3%です。

 

酵母は地温が5度以下の寒冷期でも(0度以上あれば)活動します。

 乳酸菌、こうじ菌、酵母菌などは

 寒冷期の方が他の雑菌の活動が鈍くなるので、良い仕事をします。

 旨い酒や味噌が寒冷期に仕込まれるのはこの理由です。

 酵母が活動する土壌は空相が持続し、固結・凍結しにくくなります。

 

酵母は有機残渣を分解し、糖質に変換し、

ターフに貯蔵され、

新根、新芽成長のエネルギーとなるので、

新根発根・春の芽出しも充実します。

 

糖質を多く含んだ植物細胞は乾燥しにくく、

凍りにくいのも「リストア・プラス」の好評価の理由です。

 

 下の写真は、11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥されたコースで

 2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況です。

 

宜しくお願いします!

(^。^)