1月26日~27日は近畿地方平野部にも雪が降っていました。
鈴鹿のパーキングエリアの雪を触って、驚きました。
1月の雪にしては、水分をかなり含んでいるのです!
三重と滋賀の県境にある鈴鹿山脈の雪は
福井県の駿河湾を抜けた中国大陸からの冷たい北風が
山脈にぶつかって雪を降らせます。
私の出身の富山平野も同様で
日本海を抜けた中国・ロシアからの北風が
立山連峰にぶつかって雪をもたらします。
私は小中高の12年間を富山で過ごしました。
例年、12月頃から降雪し、2月中旬までの雪は、
ある程度、乾いて軽いのですが
春間近、2月下旬~3月に降る雪は、
水分をたくさん含んでいて、重いのです。
今回、
近畿・東海地方に降ったこの雪は、
1月にこの地域で降る雪にしては、
水分を多めに含んだ
「春前に降るような」雪質のような気がしました。
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1月31日の夜に関東地方にも
雪が降りましたが、
例年の南岸低気圧がもたらす雪にしては、
弱い降雪だったような気がします。
この先は、
例年よりも、少し早く、
ひと雨ごとに春に近ずいていくのかもしれません。
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24節気で
春の暦に、2つの「雨」があります。
2月19日頃の「雨水」は、新根の成長の為の雨で、
4月20日頃の「穀雨」は、地上部成長の為の雨
のように思えます。
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72候で見ると、
2月4日頃「東風解凍(とうふうこおりをとく)」
このころから、時折、南東の方角から、風が吹きます。
「冬の南風、雪を誘う」と諺にもあり、
雨や雪も降りますが、
気温は12~1月よりは、高くなってきます。
2月19日頃「土脈潤起(つちのしょううるおいおこる)」
この頃から、時折、雨が降って
土が湿り気を含みます。
雨は、12~1月の固結・乾燥した表層に
気相と液相をもたらします。
グリーン面の「よこ根」の成長が始まるのも
この頃です。
そして、
3月1日頃「草木萌動(そうもくめばえいずる)」
<草木が芽吹き始める頃>には
グリーン面でも「たて根」の成長が始まり、
3月中旬には、
芽数が徐々に動いてくる頃となります。
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この時期、成長を開始する「よこ根」にオススメの資材です!
「ミスト12号(3-18-18)」+「リストア・プラス」です。
「ミスト12号(3-18-18)」
分子の鎖の長い 緩効性リン酸12%+亜リン酸6% なので、
気候の不安定なこの時期、
晴天でも、雨天でも約2週間に渡り、表層土壌に留まり、
無駄なくリン酸を吸収させ、新根を発根・成長促進させます。
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「リストア・プラス」
主成分は
酵母の他、
アミノ酸 5%、フミン酸10%、そして鉄3%です。
酵母は地温が5度以下の寒冷期でも(0度以上あれば)活動します。
乳酸菌、こうじ菌、酵母菌などは
寒冷期の方が他の雑菌の活動が鈍くなるので、良い仕事をします。
旨い酒や味噌が寒冷期に仕込まれるのはこの理由です。
酵母が活動する土壌は空相が持続し、固結・凍結しにくくなります。
酵母は有機残渣を分解し、糖質に変換し、
ターフに貯蔵され、
新根、新芽成長のエネルギーとなるので、
新根発根・春の芽出しも充実します。
糖質を多く含んだ植物細胞は乾燥しにくく、
凍りにくいのも「リストア・プラス」の好評価の理由です。
下の写真は、11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥されたコースで
2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況です。
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宜しくお願いします!
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