24節気 9月23日は「秋分」
この先は昼の長さが夜の長さより短くなります。
72候 9月23日に「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」
<大気の状態が安定し、雷がなり響かなくなる頃>とあります。
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いよいよベントグリーンの生育に適した気候となってきたので
秋の新根茎を成長させ、
更新作業、サッチングや薄目砂等も行いながら
グリーン面のクオリテイを充実させてゆくには
良い季節となりました。
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しかし、
夏の終わり頃から秋にかけて、
「黄化」「白化」を耳にする事があります。
いわゆる生理障害なのですが
理由としては
>秋雨による日照不足が続く。(光合成による炭酸同化作用不足)
>午前中の太陽(日照)を受けにくい環境である
>根茎の成長のためにP(リン酸)系資材を連続投入した
>競技会があり短期間にチッソ量(N)を絞った
>クオリテイを求めて年間のチッソ量(N)を絞っている
>夏の薬剤・抗生物質(アグリマイシン等)の投入が多く
土壌内の良性菌の活性が低下している
いわば 春にダラースポットが出現するような背景と似ていますが、
Nの摂取量が低く、Pの摂取量が多く、
P/Nバランスが崩れた時に
(あくまでも相対的なバランスで)
出現しやすい生理障害といえます。
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最初は白っぽい症状や黄化した葉身が
やがて 葉梢まで赤褐色になってくる事もあり
そうなると 回復までに時間がかかるので注意が必要だそうです。
なので、だんだん気温が下がり、ターフの代謝の落ちてくる
秋~晩秋時期の
黄化・白化は回復に時間がかかるので
注意したいところです。
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対策・回復方法としては
N(チッソ源)の適切な投入です。
土壌内に残留すしているリン酸にも注意し、
過剰にリン酸のみを摂取させない事も大事だそうです。
Fe(鉄)、Mn(マンガン)との同時施肥は
Nの細胞間移動を促進するので効果的です。
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オススメの資材があります!
「エクストラ・アイアン(6-0-0)」です!
崩れたP/Nバランスを
鉄とともに吸収するNで整え
黄化・白化を早期回復させる事ができます。
また
「デ・サッチャー(15-0-0)」も効果的です。
*徒長リスクのない超緩効性チッソ(85%緩効性)でP/Nバランスを回復
*善玉菌3種と酵素3種の投入で良性菌の活性代謝を向上
*古根茎を分解し、三相バランスを確立・持続
を同時に行い
黄化・白化の早期回復にも実績のある資材です!
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よろしくお願いします!
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