24節気72候でいえば、
8月28日ごろ「天地始粛(てんちはじめてじゅくす)」
例年ならようやく暑さも静まって来る頃ですが、
今年は
近畿地方はかなりの高温で推移し、
関東地方、東海地方も、まだまだ暑い日が続いています。
しかしながら、
9月2日ごろ「禾乃登(こくものすなわちみのる)」
とあるように、
今週は、稲の実った水田も見かける事もあり、
秋は確実にやって来ているように思います。
◆
暑い中での「更種更新作業」は
グリーン面にストレスをかけるので
グリーン面に機械をのせるのは、
もう少し気温地温が下がってからになると思います。
けれども、ターフを順調に秋へと進めるために
「更種更新作業」的な液体資材を
使っていく手もあります。
◆
「更種更新作業」的な性能を持ち、
「更種更新作業」との相乗効果の高い、液体資材をご案内したいと思います。
1)サッチング(代謝・分げつ)
サッチングは下葉を代謝し、分げつを促し、
新茎根・新芽の成長を促します。
「スーパー・コンバット (5-0-0)」
高温下で2cc/m2散布しても、やけにくい、安心の鉄系資材です。
硫酸鉄が下葉を代謝させる「サッチング」的資材です。
2)薄目砂(「よこ根」成長)
「薄目砂」同様に、
「亜リン酸」も「よこ根」の成長を促し
コンパクションを向上させます。
「ミスト10号(0-29-26)亜リン酸」
または
「ミスト12号(3-18-18)」
が「薄目砂」的資材です。
「ミスト12号(3-18-18)」は
晴れている状況では、6%の亜リン酸を葉面吸収させます。
台風や雨など気候の安定しない状況でも
12%の緩効性リン酸が土壌にとどまりリン酸を供給します。
つまり、施肥したリン酸を
無駄なく「よこ根」の成長へつなげる資材です。
3)エアレーション・ムク(三相バランス)
「ムク」でついて、
夏越しした土壌の硫化ガスを抜き、
酸素をたっぷり与え、
三相バランスを整える事は
秋の新茎根成長にとって、とても効果的です。
「ムク」によるエアレーション的資材が
「ハイドロ・マックス」
です。
主な成分は
ユッカシジゲラ抽出物 90%
フミン酸(天然レオナルダイト由来)2%
です。
「ユッカシジゲラ」は
”ステロイド・サポニン”と”ポリフェノール”を豊富に含みます。
サポニンによる浸透剤としての効果と
フミン酸による気相持続効果、
ポリフェノールによる硫化ガス除去効果
が同時に期待できる資材です。
←「フミン酸」で三相バランス持続!
4)更新作業・コアリング(古茎根の除去)
高温で推移している本年は
更新作業(コアリング)は9月下旬~10月上旬になる
コースも多いと思われます。
更新作業(コアリング)で古根茎を除去・分解する事は
秋の新根茎を成長させる上で大切なポイントです。
「デ・サッチャー(15-0-0)」
は
更新作業(コアリング)的資材です。
主成分は
”古茎根を分解する良性菌3種類と分解酵素3種類”です。
とにかく表層透水性を向上させ、
新茎根成長のための土壌三相バランスを持続する資材です。
しつこいドライ層やリングの原因となる撥水層も改善できます。
←継続使用でブラックレイヤーも解消!
◆
是非、9月の資材として
試してみて下さい! ( ´▽`)