富士山が冠雪しました。冬の気配を感じる頃となりました。
11月7日は24節気「立冬」(冬の気配が現れてくる頃)
72候でいえば、11月12日「地始凍(ちはじめてこおる)」
(大地が凍り始める頃)とあります。
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寒くなってくると「鍋物」の旨い季節です!
「鍋」に「ネギ」は欠かせません。
「ネギ」といえば「下仁田ネギ」。
下仁田ネギは
何故あんなに旨いのでしょうか?
冬の間、ネギはその茎の下の白い部分に貯蔵糖分を蓄え、冬越しします。
植物細胞は糖分を蓄えれば蓄えるほど、
乾燥しにくく、凍りにくいのです。
特に下仁田ネギはその白い部分が太く、
みずみずしさと甘味が他のネギより際立っています。
糖分を蓄え、しっとりとした甘味が旨い
サツマイモも同様ですね!
それゆえに
西高東低の冬型の気圧配置で
寒く乾燥した関東の冬に
「下仁田ネギ」や「焼き芋」は旨いのだと思います。
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スポーツターフも「冬越し」の準備の季節です。
グリーン面もテイーグラウンドも
冬の間の「乾燥害」「霜害」「凍害」「擦り切れ」に
負けないように、
また、来春の芽出しが順調に始まるように、したいところです。
11月~2月の期間は
固い床土は地温があがりにくくなるので、
表層の固結乾燥に気をつけた三相バランスの管理を。
ターフは乾燥や凍結すると、擦り切れやすいので
貯蔵糖分を充実させ、乾燥しにくく、凍りにくいターフ
になるような、晩秋施肥以降の肥培管理を
心がけてゆきたいところですね。
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オススメの資材をご案内します!
☆寒冷期の表層凍結抑制と貯蔵糖分の充実には
「リストア・プラス(3-0-2)」
寒冷期でも菌態活性を緩やかに活性向上し、土壌の固結・凍結を緩和します。
残留を分解し、糖質に変換し、貯蔵糖分として蓄えるので
ターフが乾燥・凍結しにくくなる資材です。
下の写真は、11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥されたコースで
2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況です。
☆日照の不足する時期の活性持続、
乾燥霜害、擦切れ抑制には「ターフバイタル・プロ」
糖分だけでなく
ターフバイタルに含まれる「グルタミン酸」を吸収したターフは乾燥・凍結しにくいので
グリーンのベント芝のみならず、
休眠前のコーライ芝(テイーグラウンド)にもおすすめです。
また「グルタミン酸」は光合成の代わりに
タンパク質合成するので
日照時間が短い季節のターフの活性向上には最高です。
☆冬のドライの抑制には「ハイドロ・マックス」
100%天然の浸透資材で、理想的な三相バランスを持続します。
含有するフミン酸が表層土壌の気相を保持し、
ユッカシジゲラの湿潤成分が
ターフに必要な最低限の液相を持続する能力に優れます。
秋冬のドライを抑制する資材としてたいへん定評があります。
←フミン酸が土壌の固結を緩和
◆
以上です。
よろしくお願いします!
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