
↑11月21日 岩崎弥太郎像 長崎市高島にて
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↑高島に到着すると大三菱の創始者岩崎弥太郎像が目に飛び込んできます。
実は軍艦島に着く前に、軍艦島ツアーの途中にある「高島」へ上陸しました。高島には軍艦島の模型が置いてあり、そこで軍艦島とはなんたるかのレクチャーを受けました。

↑その話がとても面白く、分かりやすかったです。
曰く、軍艦島はどちらかというと外海の方にあるため、波の高さが時に11メートルを超えることもあったそうなのです。

↑11月21日 軍艦島模型 長崎市高島にて
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そして、本土(九州長崎)から外側を向いているエリアの方が強い波を受け、本土に向いている内側のエリアの方が弱い波を受けるのですが、その内側のエリアには住宅街ではなく炭鉱があったと言います。

↑11月21日 軍艦島模型 長崎市高島にて
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軍艦島が何のために建てられたかが分かる設計の仕方であると説明されていました。
また軍艦島は福利厚生としては最高レベルで、当時の軍艦島は最新の技術を使って建てられており、島民たちもみな裕福だったのだとか。
生活費、光熱費、住居費、教育費などは全て三菱持ちで、島民たちの支出は食費だけだったと聞きました。
世界遺産に指定されたことで今は脚光を浴びている軍艦島ですが、文化的に見ても大変興味深い施設で、工業化の中で人々がどのように暮らしてきたのかをリアルに感じられる施設だということが分かりました。
ただ世界遺産に指定されたから現存の状態を維持できるわけではなく、絶えず自然災害と戦っている島の現状は認識しておかねばなりませんね。