ポルトガルのえんとつブログ

画家の夫と1990年からポルトガルに住み続け、見たり聞いたり感じたことや旅などのエッセイです。

113. 森はキノコの季節

2014-10-31 | エッセイ

雨の多かった9月、それとは反対に雨が少なく、真夏の様な暑い日々が続いた10月、変な天気だ。

10月の26日から冬時間に変わったというのに、人々は真夏の服装で歩き、海で泳いでいる。

9月の雨の後、たっぷり水を吸った地面から10月半ばにやっとキノコがむくむくと頭をもたげた。

 

 

アンズタケが輪を描いている。アンズタケは今まで食用とされていたが、微量に毒性を含むとされ、しかも放射能を取り込む性質があることがわかり、毒キノコに仲間入り。フランスでは市場で売っていたが、もう姿をけしたのだろうか? 山の中で目の前にあるのに、取れない!食べられない!残念!

 

 

 

ピンクのヒースが花盛り。

 

 

 

イグチ科ミヤマイロガワリ? 幼菌ファミリー

 

 

白っぽい小さなキノコ。高さ5センチほど。

 

 

ヌメリイグチだろうか? あっちにもこっちにも群れている。

 

 

これはチチタケのファミリー。さわると白い乳がぽたぽたと出てくる。

 

 

初めて見た!まるでコールタールに漬けたような異様なキノコ。

ベニタケ科?

 

 

これも異様!直径10センチほどの紫色の粉っぽいキノコが輪を描いていた。

ホコリタケ科?

 

アカカゴタケ(赤籠茸)

 

 

イグチ科チチアワタケ?

 

 

イグチ科アカジコウ?

 

 

 

l町中のカフェの横にある切り株に毎年発生するキノコ。

乾燥した日々が続いたせいか、幼菌のままひび割れている。

これはなんという名前なのか、さっぱり判らない。

 

キノコは一週間もすると、溶けてしまうので、うっかりするとシャッターチャンスを逃してしまう。

そして次に行ったときは全く違う種類のキノコが顔を出している。

11月、12月まで、森歩きが楽しみだ。 MUZ  (C)2014 MUZVIT

 

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