バラ科、Rosaceae、キイチゴ属、ヨーロッパ原産の落葉潅木性多年草、
学名:Rubus idaeus、
和名:セイヨウヤブイチゴ(西洋藪苺)、ヨーロッパキイチゴ(ヨーロッパ木苺)、ヨーロピアンラズベリー、
英名: European Raspberry、Red Raspberry、Raspberry、
仏名:Framboise、葡名:Moranga、Framboesa、Framboeseilo、
2008年7月、2014年6月21日、2018年6月6日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2015年6月13日、7月20日、2016年6月16日、7月13日、2018年6月20日、ベイラ地方で撮影、
Moranga/Rubus idaeus イチゴが男性名詞 [Morango] なの に対し、キイチゴは女性名詞 [Moranga] 。6月~7月沿道、森や牧場の縁に可憐な花を咲かせる。日当たりの良い道路わきや荒地に他の植物に絡まって咲いている。
キイチゴの結実。
まだ緑色の実。
花の直径は3センチほど。果実の直径は1センチほど。ヨーロッパキイチゴ Rubus idaeus でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、ヨーロッパ産のキイチゴの意味から。属名は ruber(=赤)を語源とするラテン古名から。種小名は「(クレタ島)イダ山の」の意。
ヨーロッパキイチゴは、バラ科の落葉樹である。樹高は1~1,5m程度となる。葉は5~7個の小葉を持つ複葉で、小葉の縁部に鋸歯があり、先端部はほぼ鈍頭で、基部では葉柄に連なり枝に互生する。5月頃、径3㎝程度で白色~淡桃色で5弁の花を付ける。花後には径3㎝程度の集合果をつけ、赤色を経て黒熟する。
本種は、16世紀半ばにはイギリスで栽培化が始まり、18世紀後半には、本種を母種とした園芸品種が作出されるようになっている。我が国には明治初年に導入されている。(GKZ植物事典より)