The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

トリフォリウム・トメントスム Trifolium tomentosum

2021-12-23 10:26:05 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、トリフォリウム(シャジクソウ)属、地中海沿岸地域から西アジア原産、多年草、

学名:Trifolium tomentosum、

和名:フウセンツメクサ(風船詰草)、英名:Woolly Clover、葡名:Trevo-tomentoso 

2007年3月、2008年7月、2015年5月5日、7日、2018年5月15日、ポルトガル・アレンテージョ地方で、2016年5月31日、2018年5月3日、4日、5日、23日、6月3日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

トリフォリウム・トメントスム Trifolium tomentosum の花。毛玉のような種子は1センチほどの小ささ。

 

芝生などの中に花を咲かせる。目を凝らさないと見えないほど小さな植物。

 

 

 

刈り取られた芝生の中から芽を出し花を咲かせ、綿帽子のような奇妙な種子を付ける。

 

まるで小さな虫こぶに見えるがこれが種子。アレンテージョの芝生の中に自生するトリフォリウム・トメントスム  Trifolium tomentosum でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は、果実の様子から。属名は、「三葉の」の意。種小名は「密に綿細毛のある」意。

フウセンツメクサはマメ科の多年草である。本種は、全草が白色の細毛に覆われている。茎は直立~斜上し、草丈は、8~20㎝程度となる。葉は3出複葉で、 小葉は、ほぼ円形~広楕円形で、葉脈が穂王斜上に走り、その先、つまり、葉の縁部は鋸歯状となる。5~7月頃、葉腋から花柄を伸ばし、その先に掲載した写 真に見られるような淡紅色で蝶形の花を集散花序風に多数つける。花は、淡紅色地に紅色の条紋が走る。本種の場合、掲載した写真に見られるように、花後には 汚白色の綿毛が膨らみを見せほぼ球状の果実となり、やがて、淡褐色に熟す。本種は、今日、北米や、オーストラリアに帰化状態にあり、我が国でも昭和63年(1988)に香川県で、初めて本種が野生化状態にあるのを発見されている。(GKZ植物事典より)

 

ポルトガルの野の花 ブログもくじへ

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする