マメ科、Fabaceae、ゲニスタ属、ヨーロッパ、地中海沿岸地域に分布、
学名:Genista acanthoclada、
英名:Spiny Broom、Harrow wattle、
2009年6月19日、2015年5月5日、ポルトガル、ベイラ地方で、コスタ・アズール地方で撮影、
ゲニスタ・アカントクラダ Genista acanthoclada の花。花の直径は1cmほど。草丈は1mほど。
石灰岩の山肌を覆うように広がっている。ハリエニシダの近縁種。ハリエニシダと同様棘は鋭いが棘の形状が異なる。
20畳敷きもあるほど大きく広がる。
棘は鋭く近寄りがたい。近くには数種類のエリカが自生、花をつけている。ゲニスタ・アカントクラダ Genista acanthoclada でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名は、ラテン語で「小低木」の意。種小名はギリシャ語の akantha(=刺)と clados(=分岐)の合成語から。
ゲニスタ・アーカンソークラダーは、マメ科の落葉樹である。本種は、原産地の項に記した地の石灰岩質の乾燥した土壌に自生し、概して群落を構成する灌木である。樹高は100㎝程度となる。良く分枝をし横方向への広がりは、樹高と同程度となる。刺が多く、枝数も多数持って生長をするので、人畜を寄せ付けないため、大きな群落を見せることの多い灌木である。葉は、長さ1,5㎝程度の線状で、枝に互生し、その先端部は刺状となる。3~5月頃、枝先に総状花序を出し、径1㎝程度で黄色い蝶形の小花を多数つける。花後には、莢果をつける。 (GKZ植物事典より)