The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

マルコルミア・リットレア Malcolmia littorea

2021-12-08 10:27:08 | ポルトガルの野の花

アブラナ科、Brassicaceae、ヒメアラセイトウ(マルコルミア)属、地中海沿岸地域原産の多年草、

学名:Malcolmia littorea、

和名:マルコルミア・リットレア、別名:サンド・ストック、

英名:Silver Sea Stock、葡名:Goivo-da-praia、

2008年7月、2014年7月7日、10月10日、2017年6月16日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

マルコルミア・リットレア Malcolmia littorea の花。 表示名は学名の音読み。花の直径は1~2センチほど。草丈は30~40cmほど。

 

日本のハマダイコンに近い種類だろうか?でも茎や葉は触ると硬い。

 

日当たりの良い道路わきや荒地、海水浴場などの砂地に自生している。灰緑色の茎を延ばして可愛らしい花をつける。

 

 

 

他の花が終った初夏から長く咲き続ける。海辺に近い沿道に咲くマルコルミア・リットレア Malcolmia littorea でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)マルコルミア・リットレアはアブラナ科の多年草である。典型的な海浜性植物で原産地の砂浜や砂丘に自生する野草である。茎は、直立或いは地を這うように斜上し、上部で分枝し、草丈は10~40㎝程度となる。本種の茎の基部は木質化する。若茎・葉は海浜性植物らしく灰白色の軟細毛で覆われている。葉は、長さ10~30㎜、幅2~7㎜程度の線形~狭長楕円形で枝に互生する。葉の縁部には疎らに鋸歯状突起があり、先端部は鈍頭となる。2~12月 頃、つまり、原産地の冬場に、茎頂並びに枝先にピンクの4弁花をつける。花の中央部は底白となり、更にその喉部は黄色となる。花径は1~2㎝程度となる。 花弁の先端部は概して2浅裂する。花を支える萼片の裏面も灰白色の星状毛で被われる。(GKZ植物事典より)

 

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