ハマミズナ(ツルナ)科、Aizoaceae、 カルポブローツス属、南アフリカ、ケープ地方原産の常緑多年草、
学名:Carpobrotus edulis、
英名:Hottentot Fig、Ice Plant、Cape Fig、Fig Marigold、Highway Iceplant、
葡名:Chorão-da-praia、Figo-da-rocha、Chorão、Bálsamo、
2008年7月、2010年4月22日、2014年5月、2017年6月16日、2020年5月28日、ポルトガル・コスタアズール地方で、2009年2月、2014年12月24日、アルガルベ地方で撮影、
カルポブローツス・エドゥリス Carpobrotus edulis の花。日本の花壇でもよく見かける、葉は断面が三角形の多肉植物。
ポルトガルの道路わきや、海水浴場などの砂地、断崖などに自生している。
野生のラベンダーと同居している。
撮影した7月はたくさんの果実がなり名残花を咲かせていた。果実は食べられるそう。いろんな色があるらしいがここでは白から薄い黄色だけであった。カルポブローツス・エドゥリス Corpobrotus edulis でした。
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(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名はギリシャ語の carpo(=果実)とbrotus(=食用の)の合成語から。種小名は「食用の」の意。
カルポブローツス・エドゥリスはハマミズナ科の常緑多年草である。地下茎が発達し、2m以上にも伸びて繁殖する。茎は概して地を這い、分枝をしながら斜上し、草丈は20㎝程度となる。葉は多肉質で3稜(断面が3角形)を持ち、密に茎につく。5~10月頃、葉腋から花柄を伸ばし径1~1,5㎝程度の黄花(色褪せると淡桃色へと変わる)を付ける。花は、他に鮮やかなピンクの場合もある。花は晴天時に開花し、一日花である。花後の果実は、径3.5㎝程度の紡錘形で黄熟する。果実に内包される種子は粘着性のあるゼリー状の物質に包まれている。 本種は、南アフリカケープ地方原産であるが、世界各地の沿岸地域の路傍、砂丘、崖などに帰化状態になり、繁殖力旺盛のため問題視されている。(GKZ植物事典より)