The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

メンタ・プレギウム Mentha pulegium

2021-12-11 10:29:00 | ポルトガルの野の花

シソ科、Lamiaceae、ハッカ属、ヨーロッパ・地中海沿岸地域原産の多年草、 薬用植物、

学名:Mentha pulegium、

和名:メグサハッカ(目草薄荷)、ペニーロイヤルミント、フリーミント、

英名:Pennyroyal、Flea Mint、Squawe Mint、Mosquito Plant、Pudding Grass、

仏名:Menthe pouliot、葡名:Poejo、

2008年7月、2014年7月17日、21日、27日、8月3日、2015年7月5日、2016年8月27日、10月27日、2017年6月25日、ポルトガル・コスタアズール地方で、2015年5月23日、アレンテージョ地方で、2015年6月13日、ベイラ地方で撮影

 

 Mentha pulegium ペニーロイヤルの花。2cmほどの小さなかたまりで段々に咲く。一つの花は1mmにも満たない。草丈は20~40cmほど。

 

料理に用いるほか、頭痛、めまい、発熱などにも効能。アリ、ノミ、カメムシなどへの防虫効果があり、この可愛らしい花が犬のノミ駆除に効くというから驚き。

 

小さなハチが花の香りに誘われてやって来た。

 

英名は硬貨のペニーに由来。野原に咲くペニーロイヤルミントの花。これを抽出した油がメントール。

 

ポルトガルの明るい森の中などに自生している。ローマ時代の山道にひっそりと咲くペニーロイヤル。小さな花ひとつひとつが寄り添って咲くメンタ・プレギウム Mentha pulegium でした。  

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)属名は、地獄の女王にハッカに変えられたというギリシャ神話の女神メンテの名に由来している。種小名は pulex(=ノミ)に由来し、のみを退治することに使ったことからと言う。

メグサハッカは、シソ科の多年草である。原産地では、湿り気のある牧草地や河岸に自生が見られるという。立ち性と匍匐性とに分かれる。草丈は40~60㎝程度。葉・茎共に毛は見られない。葉は卵形で対生する。葉には切れ込みが見られない。7~9月頃に、総状花序を出し、淡紫色の花を見せる。花にはペパーミントの香りがある。(GKZ植物事典より)

 

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