ハンニチバナ科、Cistaceae、ゴジアオイ(キスツス)属、地中海西部沿岸地域原産、常緑小低木、
学名:Cistus salvifolius、
和名:ケイワバラ、
英名:Sage-leaved Rockrose、Salvia Cistus、Gallipoli Rose、
葡名:Saganho-mouro、
2010年4月、2013年4月29日、2014年4月20日、2015年4月29日、5月5日、2018年5月1日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
白が眩しいキスツス・サルヴィフォリウス Cistus salvifolius の花。潮風に吹かれて草丈は低く。
コルク樫の森などにも自生している。
後ろのピンク花はキスツス・クリスプス Cistus crispus。
葉は対生で葉脈が深く、英名が示す様にセージの葉に似ている。キスツス・サルヴィフォリウス Cistus salvifolius でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名はギリシャ語の kistos(=この属の植物のギリシャ古名)を語源としている。種小名は「アキギリ属(salvia)のよう葉の」の意。葉に皺があることを示している。
キスツス・サルビフォリウはハンニチバナ科の常緑樹である。本種は、地中海沿岸地方の標高0~1200m程度の地で比較的乾燥した土壌に自生の見られる灌木である。樹高は30~60㎝程度となる。(最大では1mにも及ぶと言う。)葉は長さ1~4㎝程度の楕円状で、枝に対生する。葉の縁部は全縁で、先端部は円頭で、基部には2~4㎜程度の葉柄に連なり枝に対生する。葉の表面には網目状に凹凸があり細毛が密生し、触れると粘り気がある。4~5月頃、枝先の葉腋から花柄を伸ばし、その先に径4~6程度で白色の5弁花をつける。花は一日花である。花後には、長さ5~7㎜程度で5角形の蒴果をつける。(GKZ植物事典より)