The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

モラエア・シシリンキウム Moraea sisyrinchium

2021-12-12 10:02:38 | ポルトガルの野の花

アヤメ科、Iridaceae、モラエア属、イベリア半島原産の多年草、球根植物、

学名:Moraea sisyrinchium、

和名:セイヨウヒメアヤメ、

英名:Barbary Nut Iris、

葡名:Pé-de-burro、Ginandrire-revestida、Liro-roxo-pequenos、Maios-pequenos、Pee-de-burrico、

2008年4月、2014年3月24日、2015年4月29日、2016年1月29日、2月22日、3月10日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2010年4月22日、2018年5月15日、アレンテージョ地方で撮影

 

モラエア・シシリンキウム Moraea sisyrinchium の花。花の直径は3センチほど。

 

野原に群生している。草丈はせいぜい15センチほど。

 

シロツメクサに囲まれて。

 

 

 

アザミとお見合い。モラエア・シシリンキウム Moraea sisyrinchiumでした。   

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は,学名の音読から。属名はイギリスの植物学者 R.Mooreの名に因んでいる。種小名はギリシャ語の sys(=ブタ)と ryncos(=鼻)の合成語から。

モラエア・シシリンキウムはアヤメ科の多年草である。原産地の項に記した地の概して岩礫質で日当たりの良い草原や牧草地等に自生する球根植物である。茎は軟弱で、草丈は10~30㎝程度となる。概して単幹であるが、希に上部で分枝することもあるという。地下に、長さ1,5㎝、直径2~2,5㎝程度で卵形の球根を持つ。葉は幾分肉厚で、中央部に溝を持つ線形で、1~2個根出する。葉の長さは20~40㎝、幅2~8㎜程度で、概して地面に横たわることが多い。3~4月頃茎頂に散房花序を出し、径2~2,5㎝程度で青紫色の花をつける。花被片は6個で、淡青紫色地に濃青紫色の条線模様が入る。外花被片の基部には黄色い模様が入る。遠目には我が国のアヤメにも似ている印象を受ける。花は一日花である。(GKZ植物事典より)

 

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